辞めて転職したいけど、何がしたいかわからず次にすすめない…。どうすればいい?
こういった疑問に答えます。
- 看護師を辞めたい…と3年目で思ってしまう原因
- 看護師を辞めたい…と3年目で思った時にやるべきコト
- 3年目で転職するメリット・デメリット
- 失敗しない転職方法
複数回の転職をおこない、いまは看護師を辞めWebライターとして一般企業で働いています。
「仕事に行くのがツライ。これ以上は限界だし、続けられる自信がない…」と思ったら、
- 働く病院を変える
- 病院以外に転職する
など働く環境を変えることを検討しましょう。
働く環境を変えれば、同じ看護師業でも「こんなに楽しく働けるのか!」と感じられるようになる可能性は十分にあります。
なお、失敗しない転職をするためには、看護師転職サイトの活用して、転職先のリアルな様子を知ったうえで転職することが重要。
転職先のリアルな様子を知ったうえで転職すれば、新しい職場・環境で働く不安も軽減できます。
以下に、わたしが実際に利用したよかった看護師転職サイトを紹介しているので、参考にしてもらえるとうれしいです。
転職サイト | 求人数 | HP | |
1位 | レバウェル看護 (看護のお仕事) | ◎ | ◎ |
2位 | マイナビ看護師 | ◎ | ○ |
3位 | ナースパワー | ○ | △ |
看護師転職サイトの選び方やオススメの転職サイトの詳細については「【転職経験者が厳選】看護師転職サイトランキングTOP3を紹介!」で詳しく解説しています。
看護師を3年目で辞めたいと思うのはあなただけではない
安心してください。看護師を3年目で辞めたい…と思うのは、あなただけではありません。
実際、マイナビ看護師がおこなった「看護師を一番辞めたいと思ったのはいつ頃?」というアンケートでは、2〜3年目が2位にランクイン。
また、日本労働調査組合がおこなった「最近退職を検討したことがありますか?」というアンケートでも、20代の約6割が退職を検討していると回答。10人のうち6人が退職を検討していることがわかります。
さらに、日本医療組合連合会がおこなった調査でも、1〜3年未満での退職が全体の2番目に高い割合に。
これらのアンケートや調査をみてみても、多くの看護師が3年目で辞めたい…と思っていることがわかります。
看護師を辞めたい…と3年目で思ってしまう原因
では、看護師を辞めたい…と3年目で思ってしまう原因には、どんなものがあるのでしょうか。原因は以下の7つ。
- 看護の仕事にやりがいを感じない
- 看護師に向いていない…と感じる
- 他の仕事に興味がある
- 人間関係のストレスに耐えられない
- しんどい労働環境に耐えられない
- 体調を崩してしまった
- 責任の重さに耐えられない
原因①|看護の仕事にやりがいを感じない
仕事の目標を失った、仕事に興味がもてないなど、看護の仕事にやりがいを感じないことが看護師を辞めたい…と思う原因の一つに。
実際、看護の仕事にやりがいがない…と感じている人の声をみてみると、
などの声が。看護の仕事にやりがいを感じないことが、看護師を辞めたい…と思う原因の一つになっていることがわかります。
仕事にやりがいがないと感じている看護師は一定数いて、マイナビ看護師が行った「仕事をする上でやりがいを感じていますか?」という調査では、35.4%の看護師がやりがいを感じていないと回答。
また、ナース専科が行った「今の職場にやりがいを感じているか?」という調査でも、48.7%の看護師が「やりがいを感じられない」「わからない」と回答。
多くの人が看護師の仕事にやりがいを感じない…と思いながら働いていること、やりがいを求めて退職していることががわかります。
原因②|看護師に向いていない…と感じる
頭の回転が遅い、ミスや抜けが多い、同期にできることができないなど、看護師に向いていない…と感じることも、看護師を辞めたいと思う原因の一つに。
実際、看護師に向いていない…と感じている人の声をみてみると、
などの声が。看護師に向いていないと感じることが、看護師を辞めたい…と思う原因の一つになっていることがわかります。
わたしもマルチタスクが苦手、臨機応変に動くのが苦手、夜勤が苦手などの理由で、看護師に向いていない…と感じ転職を決意した一人。
結果として転職は正解で、今は看護師を辞め自分に向いている仕事に出会えました。
原因③|他の仕事に興味がある
看護師以外の仕事をしたい、なりたかった職業に挑戦したいなど、他の仕事に興味があることも、看護師を辞めたい…と思う原因の一つに。
実際、マイナビ看護師がおこなったアンケートの「看護師を辞めた理由は?」をみてみると、他にやりたい仕事があるが、2位にランクインしていました。
また、他の仕事に興味があると思っている看護師の声をみてみてると、
などの声が。他の仕事に興味があることが、看護師を辞めたい…と思う原因の一つになっていることがわかります。
原因④|人間関係のストレスに耐えられない
理不尽な対応、上司からの心無い言葉、殺伐とした人間関係など、人間関係のストレスに耐えられないことも看護師を辞めたい…と思う原因の一つに。
実際、人間関係のストレスに耐えられないと感じている看護師の声をみてみると、
などの声が。人間関係のストレスに耐えられないことが、看護師を辞めたい…と思う原因の一つになっていることがわかります。
人間関係は、退職理由として常に上位にランクインしていて、マイナビ看護師がおこなった「退職を考え始めたきっかけ・理由は?」というアンケートでも、人間関係に関する理由が2位にランクイン。
また、Biz Hitsがおこなった「転職した理由はなんですか?」というアンケートでも、人間関係への不満が2位にランクインしていました。
原因⑤|しんどい労働環境に耐えられない
夜勤がツライ、毎日の残業がツライ、希望休がもらえないなど、しんどい労働環境に耐えられないことも、看護師を辞めたい…と思う一つの原因になっています。
実際、Biz Hitsがおこなった「転職した理由はなんですか?」というアンケートでも、夜勤がツライや労働時間への不満、仕事内容への不満が上位にランクインしていました。
また、しんどい労働環境に耐えられないと感じている看護師の声をみてみると
などの声が。しんどい労働環境に耐えられないことが、看護師を辞めたい…と思う原因の一つになっていることがわかります。
原因⑥|体調を崩してしまった
めまいや頭痛、不眠、急性ストレス障害など、体調を崩してしまったことをきっかけに、看護師を辞めたい…と思ってしまう人も一定数います。
実際、体調を崩してしまった看護師の声をみてみると、
などの声が。体調を崩してしまったことが、看護師を辞めたい…と思う原因の一つになっていることがわかります。
原因⑦|責任の重さに耐えられない
命を預かる責任、リーダー業務、重くのしかかるプレッシャーなど、責任の重さに耐えられないことも、看護師を辞めたい…と思う原因の一つに。
実際、責任の重さに耐えられないと感じている看護師の声をみてみると、
などの声が。責任の重さに耐えられないことが、看護師を辞めたい…と思う原因の一つになっていることがわかります。
ちなみに、マイナビ看護師がおこなった「看護師を辞めた理由は?」というアンケートでも、業務の責任の重さが6位にランクインしていました。
看護師を辞めたい…と3年目で思った時にやるべきコト
では次に、3年目で看護師を辞めたい…と思ったときにやるべきコトを紹介します。やるべきコトは以下の3つ。
- 辞めた後に何をしたいか知る
- 辞めた後にどんな選択肢があるか知る
- 思い切って働く環境を変える
ポイント①|辞めた後に何をしたいか知る
上記のような悩みを抱えているなら、自己分析をおこない、辞めた後に何をしたいか?を知ることが重要。
「辞めた後に何をしたいか?」が分かれば、物事を決めるときの判断基準が明確になり、後悔の少ない選択ができます。
自己分析をおこなうときは、キャリアプラン作成補助シートなどのツールの活用がオススメ。
キャリアプラン作成補助シートを活用すると、
- 自分の個性や性格
- 大切したい価値観
- 仕事を選ぶうえでのこだわり
などを明確にすることが。辞めた後に何をしたいか?の答えをみつけるヒントになります。
また、自分のことを客観的に知るためには、第三者に相談することも重要。第三者に相談することで、自己分析では気づけなかったコトを再発見できます。
「看護師を辞めたいけど、次にどうすればいいかわからない…」という悩みを抱えているときは、主観的かつ客観的に自分を分析することが重要。
ツールを活用したり、第三者に相談したりして、自分なりの答えをみつけましょう。
ポイント②|辞めた後にどんな選択肢があるか知る
辞めた後にどんな選択肢があるか知らなければ、選択の幅は限定されてしまいます。
選択の幅を限定しないためには、
- どんな働き方があるか?
- どんな職場があるか?
- 自分のしたい働き方ができる職場があるか?
- 看護師以外で働けるか?
など辞めた後にどんな選択肢があるかを知ることが重要。
どんな選択肢があるかを知るには、ネットやSNSでの情報収集や、実際に働いてる人に話を聞くなど方法があります。
他にもキャリアに特化したカウンセリングサービスの活用や、看護師の転職に特化した看護師転職サイトを活用するなどの方法が。
「辞めた後にどんな選択肢があるか?」を知るためにも、さまざまな方法を活用して情報収集をおこないましょう。
選択肢が増えれば増えるほど、辞めた後の選択の幅を広げられます。
ポイント③|思い切って働く環境を変える
「もうムリ…仕事に行くのが怖い。看護師を辞めたい…」と思ったら、
- 正社員からパートに切り替える
- 異動する
- 働く病院を変える
- 病院以外に転職する
- 全く別の仕事に転職する
など思い切って働く環境を変えるのがオススメ。
働く環境を変える第一歩として、とくにオススメの方法は「働く病院を変える」もしくは「病院以外に転職する」です。
そもそも、今あなたが看護師を辞めたい…と思っているのは、現在の「病院」に勤めているからだけかもしれません。
働く環境を変えれば、同じ看護師業でも「こんなに楽しく働けるのか!」と感じられるようになる可能性は十分にあります。
なお、看護師3年目で転職しても、転職活動で不利になることはないのでご安心を。
実際、ナースセンターがおこなった調査では、求人条件において看護師経験をこだわらないが47.7%と、約半数の職場が経験年数にこだわらないと回答。
また求人倍率をみると、2020年度の求職者数は約7万人、求人数は15万人で有効求人倍率は約2倍と高水準になっています。有効求人倍率が約2倍というのは、転職する看護師にとって有利な状態。
さらに、看護師3年目(25歳前後)は第二新卒層とよばれ、即戦力よりも将来性を重視した判断をしてもらえる傾向があるため、経験の浅さを過度に心配する必要はありません。
看護師を辞めたい…3年目で転職するメリット・デメリット
次に、3年目で看護師を辞めるメリット・デメリットを紹介します。
転職するメリット
3年目で転職するメリットは、以下のとおり。
- 今よりもいい環境の職場に出会える
- イキイキと働けるようになる
- やいがいをもって働けるようになる
- 職場に行くのが楽しくなる
- 人間関係の悩みが減る
上記のとおりで、転職して働く環境を変えると、今よりもいい環境の職場に出会える、職場に行くのが楽しくなる、などさまざまなメリットが得られます。
実際、転職したメリットを感じている看護師の声をみてみると、
などさまざまなメリットを感じていることがわかります。
上記のほかにも「勉強会、研究、委員会などない職場なので気が楽になった」との声や「転職するまでは不安だったけど、給料も福利厚生も人間関係も前より良くなった」という声がありました。
転職するデメリット
3年目で転職すると多くのメリットを得られますが、以下のようなデメリットもあります。
- 退職金をもらえない場合がある
- 新しいルールや業務などを覚える必要がある
3年目で転職する最大のデメリットは、退職金がもらえない可能性があること。
実際、3年目で転職した看護師の声をみてみると、
など退職金がもらえなかったという声が。
一方で、看護師3年目の転職でも退職金をもらえたという人も。退職金の額は3〜70万とバラバラでした。
退職金は病院の規定によって異なるため、辞める前に事務に確認しましょう!
看護師を辞めたい3年目の方必見!失敗しない転職方法
では最後に、失敗しない転職をするための方法について紹介します。方法は以下の3つ。
- 強い引き止めへの備えをする
- 看護師転職サイトを活用する
- 派遣を活用する
ポイント①|強い引き止めへの備えをする
退職を勝ち取るためには、引き止めにあいにくい退職理由を考えるなど、強い引き止めへの備えが必須。
実際、マイナビ看護師が行った調査では「約8割の看護師」が、退職時に引き止めにあったことがある」と回答しています。
強い引き止めにあわないためには、退職しないと実現できないことを、退職理由として伝えることが重要。
退職しないと実現できないことには、以下のようなものがあります。
- 語学留学をする
- 自由気ままな旅をする
- 他の分野や・施設で働く
- 看護師以外の仕事を経験する
- 本当にやりたいことを実現する
- 今の病院ではできないことを経験する
なお退職理由を伝えるときは、師長からの質問に答えられるように、ある程度の下調べをしておくことが必須。
たとえば「今の病院ではできないことを経験するために退職したい」を退職理由にする場合は、転職先をいくつかピックアップして、転職先の特徴や転職先でできることなどを調べましょう。
転職先についての情報収集をするときには、自力での検索だけでなく、看護師転職サイトの活用もオススメ。
看護師転職サイトを活用すると、網羅的かつ多角的に情報収集ができるため、転職先のより詳しい情報を得られます。
ポイント②|看護師転職サイトを活用する
失敗しない転職をするためには、看護師転職サイトの活用して、転職先のリアルな様子を知ったうえで転職することが重要。
転職先のリアルな様子を知ったうえで転職すれば、新しい職場・環境で働く不安を軽減できます。
実際、看護師転職サイトを活用すると、
- 希望する求人を探してくれる
- 比較検討できる求人数が増える
- 内部情報をゲットできる可能性がアップする
- 職場見学のセッティングをしてもらえる
など網羅的かつ多角的に情報収集できます。
とりわけ実際の業務内容や労働条件、人間関係の様子など、あなたの知りたいコトを採用担当者に直接聞ける「職場見学」は、情報収集において必要不可欠なもの。
とはいえ「職場見学だけをさせてほしい」という連絡をするのは、けっこうハードルが高いですよね。
一方で、看護師転職サイトを活用すれば、転職エージェントがあなたの代わりに職場見学のセッティングをしてくれるので、ストレスフリーで情報収集をおこなえます。
さらに、看護師転職サイトを活用すれば、転職エージェントが転職のサポートをしてくれるため、在職中でも転職活動をすすめることが。
在職中に転職先が決まれば、退職から転職までの間隔をあけずに転職できるため
- 貯金がない場合
- 次の転職先が見つかるか不安な場合
などでも安心して転職できます。
なお、わたしが実際に利用したよかった看護師転職サイトは以下の3つ。
転職サイト | 求人数 | HP | |
1位 | マイナビ看護師 | ◎ | ◎ |
2位 | レバウェル看護 (看護のお仕事) | ◎ | ○ |
3位 | ナースパワー | ○ | △ |
看護師転職サイトの選び方やオススメの転職サイトの詳細については「【転職経験者が厳選】看護師転職サイトランキングTOP3を紹介!」で詳しく解説しているので、参考にしてもらえたらうれしいです。
ポイント③|派遣を活用する
網羅的かつ多角的な情報収集をする手段として、看護師転職サイトと併せて活用したいのが派遣。
とくに…
- 実際の労働環境や業務内容を確認してから転職したい…
- 自分に向いている職場かどうか確認してから転職したい…
- 楽しくやりがいをもって働けるか確認してから転職したい…
- いろいろな職場を経験してから転職したい…
と考えている人にとって、派遣を活用するメリットは大きいです。
というのも派遣を活用すると、以下の2つのメリットを得られるから。
- 派遣会社のスタッフとして、短期間かつ期間限定で働ける
- 雇用主が変わらないため、履歴書を傷つけずにさまざまな職場を経験できる
実際、派遣を活用すると「派遣会社のスタッフ」として、さまざまな職場で短期間かつ期間限定で働けるように。
しかも派遣の場合、職場を変えても雇用主(派遣会社)は変わらないため、履歴書を傷つけずにさまざまな職場を経験できます。
さらに派遣には、高時給の職場で働けるというメリットも。時給2,000円以上の職場も珍しくありません。
なお、派遣看護師として働くためには、派遣会社への登録が必須。
以下の3つはわたしが実際に利用してよかった派遣会社です。どの派遣会社も実績があり求人数も豊富で、担当になってくれた方もとても丁寧な対応をしてくれました。
派遣会社 | 求人数 |
MC-ナースネット | 約2,000件 |
レバウェル看護 (看護のお仕事) | 約10,000件 |
ナースパワー | 約2,000件 |
派遣会社に登録するときは、実績があり求人数の多い大手の派遣会社を選ぶようにしましょう。
また、より良い求人を探すためには、複数の派遣会社に登録して、なるべく多くの求人を比較検討することが重要。
派遣看護師の具体的な働き方や、注意すべきこと、メリット・デメリットなどについては「看護師派遣ってどうなの?【メリットやオススメの派遣会社を紹介!】」で詳しく解説しているので、参考にしてもらえれば幸いです。
【まとめ】看護師を辞めたい…と3年目で思ったら転職を検討しよう
今回は、3年目で看護師を辞めたい…と思ったときにやるべきコトや、3年目で転職するメリット・デメリットなどについて解説してきました。
結論として「仕事に行くのがツライ。これ以上は限界だし、続けられる自信がない…」と思ったら、思い切って働く環境を変えるのがオススメ。
働く環境を変えれば、同じ看護師業でも「こんなに楽しく働けるのか!」と感じられるようになる可能性は十分にあります。
なお、看護師3年目で転職しても、転職活動で不利になることはないのでご安心を。
看護師3年目(25歳前後)は第二新卒層とよばれ、即戦力よりも将来性を重視した判断をしてもらえる傾向があるため、経験の浅さを過度に心配する必要はありません。
>看護師におすすめの転職サイトを知りたい方はこちら!
>看護師の派遣について詳しく知りたい方はこちら!
- マイナビ看護師|看護師を辞めたいと感じる瞬間は? 本音アンケートや対策を紹介
- マイナビ看護師|看護師白書 2020年度版
- マイナビ転職|看護師辞めたいけど不安…… 経験者が語る辞めて良かったこと・転職後の仕事
- 日本労働調査組合|【日労公式】看護師辞めたい。60%以上が退職を検討している結果に。「看護師の退職動機に関するアンケート」
- 日本医療労働組合連合会|看護職員の労働実態調査「報告書」
- ナース専科|看護師の仕事は「やりがい」ない?モチベーションマネージメントの方法
- Biz Hits|202人に聞いた!看護師の転職理由ランキング【伝える際のポイントや例文も解説】
- ナースセンター|2020年度 看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書