どうすればツライ状況から解放されるの?
こういった疑問に答えます。
- 責任が重くて看護師を辞めたいと思う原因
- 看護師を辞めたいと思った時の対処法
- 後悔しない転職をする方法
わたしも病棟時代は、人の命を預かる責任の重さに、大きなストレスを感じながら仕事をしていました。
「責任の重い仕事に疲れた…」その気持ち痛いほどよくわかります。
なぜならわたし自身、責任の重い仕事を続けることに限界を感じ、転職を決意した一人だから。
転職してからは、責任の重さに苦しめられることが減り、大きなストレスを感じずに働けるようになりました。
今回はそんな私の実体験をもとづいて、責任が重くて看護師を辞めたいと思う原因や看護師を辞めたいと思った時の対処法、後悔しない転職をする方法などについて解説していきます。
多くの看護師が「責任の重い仕事に疲れ」辞めたいと思っている
「責任の重い仕事に疲れた…看護師を辞めたい」と思っているのはあなただけではありません。
実際、日本労働調査組合がおこなったアンケートを見ていると、約60%の人が退職を検討したことがあると回答しています。
また、マイナビ転職がおこなったアンケートをみてみると「業務の責任の重さ」が、看護師を辞めた理由の上位にランクインしていました。
さらに、日本労働調査組合がおこなったアンケートのなかの「看護師をしていて辛かったことを教えてください」という質問では、責任の重さが第1位にランクイン。
看護roo!がおこなった「何に一番ストレスを感じる?」というアンケートでも、仕事の責任が大きいことが第2位にランクインしていました。
このように責任の重い仕事は、多くの看護師にとってのストレス源であり、看護師を辞めたいと思う大きな理由の一つになっています。
責任が重くて看護師を辞めたいと思う原因
責任が重くて看護師を辞めたい…と思う大きな原因となっているのが「命を預かる責任の重さ」。
- すべての行為が命に直結する仕事だからこそ、決してミスが許されない。
- 一つのミスが患者さんの命をうばってしまう…という不安や恐怖が常にある。
- 不安や恐怖を感じながら、毎日の業務をこなすことで、精神的に追い詰められてしまう。
このように多くの看護師が、命を預かる責任の重さを抱えながら仕事をしています。
実際、看護師を辞めたいと思っている人からは、
などの声が。
命を預かる責任の重さが、看護師を辞めたいと思わせる大きな原因の一つになっているのがわかります。
責任の重い仕事に疲れた…看護師を辞めたいと思った時の対処法
では、責任の重い仕事に疲れて看護師を辞めたい…と思ったときはどうすればいいのでしょうか。看護師を辞めたいと思ったときの対処法は2つ。
- 責任の重さに耐え続けられるかを考える
- 転職して働く環境を変える
対処法①|責任の重さに耐え続けられるかを考える
看護師を辞めたいと思ったときは、あらためて「責任の重さに耐え続けられるか?」を考えましょう。
なぜなら、責任の重さに耐え続けられるかどうかが、今後の働き方に大きく影響するから。
「責任の重さに耐え続けられるか?」を考えるときには、以下の問いを自分にしてみてください。
「責任の重さをはねのけるほどの熱意や向上心をもって、看護師を続けられるか?」
上記の問いに対して私が出した答えは「No」。
命を預かる責任の重さに対して、看護師として働く熱意や向上心が足りない…という結論に至り、働き方・働く環境を変える決意をしました。
看護師として働く限り、命を預かる責任から逃れることはできません。
責任の重い仕事に疲れて看護師を辞めたい…と思ったときは、あらためて「責任の重さに耐え続けられるか?」を考え、自分のなかで答えをだしましょう。
対処法②|転職して働く環境を変える
「責任の重さに耐え続けられない…看護師を辞めたい」と思っても、いきなり看護師を辞めるのはオススメしません。まずは転職して働く環境を変えましょう。
なぜなら同じ看護師業でも、働く環境を変えることによって、責任の重さを過度に感じることなく働けるようになるから。
働く環境を変える第一歩として、とくにオススメの方法は「働く病院を変える」もしくは「病院以外に転職する」です。
転職先の候補には、以下のような職場が。
- 介護施設
- デイサービス
- 訪問入浴
- 精神科病棟
- 検診センター
- 慢性期病院
- 献血ルーム
- リハビリテーション病院 など
ちなみに、病院から介護施設に転職した知り合いの看護師からは、
という声が聞けました。
このように同じ看護師業でも、働く環境を変えれば、責任の重さを過度に感じることなく働き続けられる可能性が十分にあります。
「責任の重さに耐え続けられない…看護師を辞めたい」と思ったら、まずは転職して働く環境をかえましょう。
転職したい看護師必見!後悔しない転職をする方法
では、最後に後悔しない転職をする方法を解説します。
- 看護師転職サイトを活用する
- 派遣を活用する
ポイント①|看護師転職サイトを活用する
後悔しない転職をするためには、看護師転職サイトを活用して、転職先の労働環境をしっかりと確認することが重要。
実際、看護師転職サイトを活用すると、
- キャリア相談ができる
- 希望する求人を探してくれる
- 比較検討できる求人数が増える
- 内部情報をゲットできる可能性がアップする
- 職場見学のセッティングをしてもらえる
など各職場の労働環境を知るための情報収集を効果的かつ効率的におこなえます。
とくに、転職先のリアルな労働環境を知るためには「職場見学」が必須。とはいえ「見学だけをさせてほしい」という連絡をするのはけっこうハードルが高いですよね。
一方で、看護師転職サイトを活用すれば、転職エージェントがあなたの代わりに職場見学のセッティングをしてくれるので、ストレスフリーで情報収集をおこなえます。
なお、わたしが実際に利用したよかった看護師転職サイトは以下の3つ。
転職サイト | 求人数 | HP | |
1位 | レバウェル看護 (看護のお仕事) | ◎ | ◎ |
2位 | マイナビ看護師 | ◎ | ○ |
3位 | ナースパワー | ○ | △ |
看護師転職サイトの選び方やオススメの転職サイトの詳細については「【転職経験者が厳選】看護師転職サイトランキングTOP3を紹介!」で詳しく解説しているので、参考にしてもらえたらうれしいです。
ポイント②|派遣を活用する
看護師転職サイトともに活用したいのが「派遣」。
とくに「実際の労働環境を知ってから転職したい」「お試しで働いてみてから転職したい」と考えている人にとって、派遣を活用するメリットは大きいです。
というのも派遣看護師として働くと、
- 短期間かつ期間限定で働ける
- 履歴書を傷つけずにさまざまな職場を経験できる
というメリットを得られるから。
実際、派遣を活用すると「派遣会社のスタッフ」として、さまざまな職場で短期間かつ期間限定で働けるように。
しかも派遣の場合、職場を変えても雇用主(派遣会社)は変わらないため、履歴書を傷つけずにさまざまな職場を経験できます。
さらに派遣には、高時給の職場で働けるというメリットも。時給2,000円以上の職場も珍しくないため少ない労働でそこそこの収入をゲットできます。
なお派遣看護師として働くためには、派遣会社への登録が必須。
以下の3つはわたしが実際に利用してよかった派遣会社です。
どの派遣会社も実績があり求人数も豊富で、担当になってくれた方もとても丁寧な対応をしてくれました。
派遣会社 | 求人数 |
MC-ナースネット | 約2,000件 |
レバウェル看護 (看護のお仕事) | 約10,000件 |
ナースパワー | 約2,000件 |
派遣会社に登録するときは、実績があり求人数の多い大手の派遣会社を選ぶようにしましょう。
また、より良い求人を探すためには、複数の派遣会社に登録して、なるべく多くの求人を比較検討することが重要。
派遣看護師の具体的な働き方や、注意すべきこと、メリット・デメリットなどについては「看護師派遣ってどうなの?【メリットやオススメの派遣会社を紹介!】」で詳しく解説しているので、参考にしてもらえれば幸いです。
【まとめ】責任が重くて看護師を辞めたいと思ったら転職を検討しよう!
今回は、責任が重くて看護師を辞めたいと思う原因や看護師辞めたいと思った時の対処法、後悔しない転職をする方法などについて解説してきました。
結論として「責任の重さに耐え続けられない…看護師を辞めたい」と思ったら、まずは転職して働く環境を変えましょう。
なぜなら同じ看護師業でも、働く環境を変えることによって、責任の重さを過度に感じず働けるようになる可能性が十分にあるから。
実際にわたしも転職して働く環境を変えたことで、責任の重さに苦しめられることが減り、大きなストレスを感じずに働けるようになりました。