看護師を辞めた後に後悔したくないから、実際に看護師を辞めて幸せになった人の話を聞きたい。
こういった疑問に答えます。
- 看護師を辞めたら幸せになれる理由
- 看護師を辞めたら幸せになれる人・後悔しやすい人の特徴
- 看護師を辞めた後の転職先
- 看護師を辞めたあとに幸せになる方法
- 看護師を辞める際の注意点
現在は一般企業でWebライターとして働きながら、幸せな毎日を送っています。
看護師を辞めたら幸せになれる可能性は十分にあります。
なぜならわたし自身も看護師を辞めたことで、陰湿な人間関係や夜勤による不規則勤務、命を預かるプレッシャーなどから解放され、幸せな毎日を送れるようになったから。
今回はそんな私の実体験にもとづいて、看護師を辞めたら幸せになれる理由や看護師を辞めたあとに幸せになる方法、看護師を辞める際の注意点などについて解説していきます。
看護師を辞めたくなる理由

「看護師を辞めて幸せになりたい…」と思っているのは、あなただけではないです。
実際、2021年に日本労働調査組合がおこなった調査では、全体の60.6%の人が退職を検討していると回答しています。
さらに看護師をしていて辞めたくなった理由をみてみると、
- 給与・待遇の不満が約50%
- 精神的に辛いが約43%
- 職場の人間関係が約41%
- ワークライフバランスが約37%
など待遇面や労働環境、人間関係に苦痛や不満を感じていることがわかります。
看護師を辞めたら幸せになれる4つの理由

看護師を辞めたら幸せになれる可能性は、十分にあります。
なぜなら看護師を辞めると、下記のようなメリットを得られるから。
- 人間関係のストレスが減る
- 身体的・精神的な負担が減る
- プライベートを充実させやすくなる
- 自分にあった働き方をみつけられる
理由①|人間関係のストレスが減る
看護師を辞めると、人間関係のストレスが減ります。
実際、マイナビ転職がおこなったアンケートでも、看護師から別の仕事に転職したことで、人間関係に悩みが解消されたという声が多数ありました。
もちろん看護師を辞めても、人間関係のストレスから完全に解放されることはありません。
わたしが転職した職場にも自分にとってイヤな人はいました。
理由②|身体的・精神的な負担が減る
というのも看護師を辞めると、多忙な業務から解放されたり、命に関わるプレッシャーから解放されたり、夜勤がない規則的な生活を送れるようになるから。
たとえば私が転職先の一つとして選んだ介護系の職場では、
- 正社員でも夜勤なしで働ける
- 医療的な処置がほとんどないため、命に関わるプレッシャーが減る
- 基本的に生活のサポートがメインになるので、病棟に比べてゆったりと働ける
という働き方が。
またWebライターになってからは、夜勤なしの規則的な生活はもちろん、命に関わるプレッシャーはゼロ、デスクワークという働き方ができるようになったため、身体的・精神的な負担がかなり減りました。
実際、マイナビ転職がおこなったアンケートでも看護師を辞めたことで、体力的な負担が軽くなったという声が多数ありました。
理由③|プライベートを充実させやすくなる
なぜなら看護師を辞めると、
- 有給・希望休がとりやくなる
- 身体的・精神的な余裕が増える
などプライベートを充実させやすい環境を整えやすくなるから。
たとえば介護系の職場では、身体的・精神的な負担が減っただけでなく、希望休がとれるようになり、有給をとれる日数も増えたため、プライベートが充実度がアップ。
さらに一般職ではデスクワークになり、命に関わるプレッシャーもゼロになったことで、身体的・精神的な余裕がさらにアップ。加えて希望休・有給が自由にとれるようになったので、プライベートタイムを大幅に増やせるようになりました。
実際、マイナビ転職がおこなったアンケートでも看護師を辞めたことで、休暇がとりやすくなったという声が多数ありました。
理由④|自分にあった働き方を見つけられる
というのも看護師から離れてさまざまな働き方を経験すると、働き方に対する視野が広がり、看護師以外でも生きていくさまざまな方法を知れるから。
実際にわたしの場合は、病院以外での働き方や看護師以外での働き方を経験することで、Webライターという自分にあった働き方をみつけられました。
とはいえ最初から看護師を辞めるのはハードルが高いと思うので、まずは病棟経験が活かせる介護系の職場で働いてみたり、派遣看護師として働きながら他職種でアルバイトをしたりして、少しずつ働く幅を広げていくのがいいでしょう。
看護師を辞めて幸せになれる人の5つの特徴

看護師を辞めて後悔する人がいる一方で、看護師を辞めたことで幸せになれる人もいます。
とくに下記のような理由で辞めようとしている人は、看護師を辞めてから幸せになれる可能性が十分にあります。
- ゆったり働きたいと思っている人
- 看護師に向いてないと確信した人
- 看護師として目標がなくなった人
- 看護師を辞めて違う仕事をしたい人
- 看護の仕事に楽しさを見い出せない人
幸せになれる人①|ゆったり働きたいと思っている人
ゆるく働きたいと思っているなら、看護師を辞めた後に幸せになれる可能性が高いです。
なぜなら働き方や職場を変えると、ゆるく働く環境を手に入れられるから。
たとえば介護系の職場なら、検査やオペがないのはもちろん、医療的な処置もほとんどないため病院に比べてゆったり働けます。
また、時給が高くて勤務の融通がきく派遣看護師なら「週4勤務でも」ある程度の収入を得られます。
- 2,000円/時間 ☓ 8時間/日 ☓ 4日/週 ☓ 4回/ヶ月=256,000円
こんな感じで働き方を職場を変えるだけで、看護師資格を活かしながらゆったりと働けます。
なお派遣会社に登録するときは、実績があり求人数の多い大手の派遣会社を選ぶようにしましょう。
またより良い求人を探すためには、複数の派遣会社に登録して、なるべく多くの求人を比較検討することが重要です。
わたしが実際に利用してよかったオススメの派遣会社は、下記の3つ。どの派遣会社も実績があり求人数も豊富で、担当になってくれた方もとてもいい方でした。
派遣会社 | 求人数 |
MC-ナースネット | 約2,000件 |
看護のお仕事 | 約10,000件 |
ナースパワー | 約2,000件 |
派遣看護師の具体的な働き方や、注意すべきこと、メリット・デメリットなどに関しては、看護師派遣ってどうなの?【メリットやオススメの派遣会社を紹介!】で詳しく解説しているので、参考にしてもらえれるとうれしいです。
幸せになれる人②|看護師に向いてないと確信した人
3年以上の経験を積んだ人で、なおかつ看護師に向いてないと確信をもって言える人は、看護師を辞めたあとに幸せになれる可能性が高いです。
なぜなら看護師を辞めて新しい挑戦をすると、自分に向いている仕事に出会えるチャンスが広がるから。
実際、マイナビ転職がおこなったアンケートでも、看護師を辞めたことで興味がある分野で働けるようになっとの声が。
看護という仕事が本当に合わずに辞めたい…、看護師を適職だと感じなくなったなど、看護師に向いてないという確信をもっているなら、勇気だして転職することをオススメします。
幸せになれる人③|看護師として目標がなくなった人
看護師として目標がなくなった人や看護師として十分に働いたと思っている人も、看護師をやめた後に幸せになれる可能性が高いです。
なぜなら看護師を辞めて別の仕事に転職すると、新しい目標がみつかり、やりがいをもって仕事ができる可能性が高いから。
実際にわたしも10年目を迎えるころには、看護師としての目標がなくなってしまい、看護師から別の仕事に転職。
さまざまな働き方や経験をすることで、ブログやWebライターで稼ぐ力を身につけるという新しい目標がみつかり、やりがをもって仕事ができるようになりました。
幸せになれる人④|看護師を辞めて違う仕事をしたい人
看護師以外にやりたい仕事がある人や、他職種でキャリを積みたいと考える人も、看護師を辞めた後に幸せになれる可能性が高いです。
なぜなら別の仕事に挑戦したいという明確な目標があると、
- 転職に失敗しにくくなる
- 失敗を前提に挑戦できる
ため転職後に後悔する確率が低くなるから。
また看護師から別の仕事に転職すると、看護師以外で働く自信をつけられるというメリットもあります。
実際、マイナビ転職がおこなったアンケートでも、看護師を辞めたことでキャリアアップできたとの声が。
幸せになれる人⑤|看護の仕事に楽しさを見い出せない人
看護の仕事に楽しさを見いだせない人と悩んでいる人も、看護師を辞めたあとに幸せになれる可能性が高いです。
なぜなら看護師を辞めてさまざまな働き方や職種を経験すると、自分が好きだと思える仕事に出会える可能性が高いから。
実際、マイナビ転職がおこなったアンケートでも、看護師を辞めたことで好きなことを仕事にできた、毎日が充実するようになったとの声が。
わたしの場合も、看護師から別の仕事に転職したことで、楽しみながら仕事をおこなえるようになり、休みの日も自発的して仕事の勉強するようになりました。
看護師を辞めて後悔しやすい人の3つの特徴

看護師を辞めたら幸せになれる可能性は十分にありますが、すべての人が幸せになれるわけではなりません。
とくに下記のような理由で辞めようとしている人は、看護師を辞めてから後悔する可能性が…。
- 収入が減ることにストレスを感じる人
- 一時的な負の感情で辞めようとしている人
- 人間関係の解決を目的に辞めようとしている人
後悔しやすい人①|収入が減ることにストレスを感じる人
収入が減ることに対して過度にストレスを感じる人は、辞めたあとに後悔する可能性が高いです。
なぜかというと病院を辞めると、収入が減ってしまうことが多々あるから。
たとえば病院と他の職場の平均年収を比べると、多くの場合、収入が減ってしまうことがわかります。
平均年収 | |
病院勤務 | 約450〜500万円 |
健診・検診センター | 約350〜450万円 |
クリニック | 約390〜410万円 |
有料老人ホーム | 約350〜500万円 |
デイサービス | 約340〜400万円 |
訪問看護 | 約350〜430万円 |
保育園 | 約300〜400万円 |
実際にわたしの場合も病院を辞めたことで、約50万円/年の夜勤手当が消失、さらに約90万円/年のボーナスが減少しました。
後悔しやすい人②|一時的な負の感情で辞めようとしている人
一時的な負の感情で辞めてしまうと、辞めたあとに後悔する可能性が高くなります。
なぜなら後先考えずに辞めてしまうと、転職に失敗しやすくなるから。
実際、転職する目的や目標が定まってないと、
- 辞めたあとに何をしたらいいかわからない
- 仕事内容が合わない職場に転職してしまい、すぐに辞めてしまう
など辞めてから苦労することになり「やっぱり辞めなればよかった」と後悔することに…。
転職後の後悔をなくすためには、一時的な感情で辞めずに、転職する目的・目標を明確にし計画的に転職活動をすすめることが重要です。
後悔しやすい人③|人間関係の解決を目的に辞めようとしている人
職場の人間関係がイヤという理由で辞めてしまうと、辞めたあとに後悔する可能性があります。
なぜなら今の職場を辞めても、人間関係を根本的に解決できるわけでないから。
わたし自身、病院以外に転職すれば人間関係が解決すると思っていましたが、医療・福祉・一般職、どの職場にも自分にとってイヤな人がいました。
もちろん人間関係を理由に転職することは悪いことではないです。実際、今の職場よりも人間関係がいい職場に出会える可能性は十分にあります。
しかし「人間関係を根本的に解決すること」を目的に転職すると、転職後に後悔する可能性が高くなるので注意が必要です。
看護師を辞めた後に幸せになる4つの方法

看護師を辞めた後に幸せになる方法は、下記のとおり。
- 自己分析をおこなう
- 少しずつ働くフィールドをひろげる
- 看護師にこだわらず、興味があることに挑戦してみる
- 看護師資格を上手に活用する
方法①|自己分析をおこなう
看護師を辞めた後に幸せになるためには、自己分析をおこない「どう生きたいか」を明確にすることが重要。
なぜなら「どう生きたいか」を明確にすると、転職活動の軸と転職の目的がクリアな状態で転職活動をおこなえるようになり、転職後に後悔する可能性を低くできるから。
実際、転職活動の軸と転職の目的が明確になっていると、自分が決めたゴール(目的)に向かって方向(軸)を見失うことなく、転職活動をおこなえるようになります。
逆に転職活動の軸と転職の目的がわからない状態だと、
- 何をやりたいのか?
- 何をすればいいのか?
- 何をしなければいけないのか?
などがわからないまま転職活動をすることになり、転職後に後悔(失敗)する可能性が高くなってしまいます。
自己分析を行う方法
まずは無料で利用できる「キャリアプラン作成補助シート」を利用すれば問題なしです。
キャリアプラン作成補助シートには、仕事を選ぶうえでのこだわりや将来取り組みたい仕事や働き方などに答える項目があり、これらの項目に答えていくことで自己理解を深められます。
キャリアプラン作成補助シートは、厚生労働省のジョブカード制度の一つでジョブカード制度総合サイトから「無料」でダウンロードできます。
一人で考えても答えがでないときの対処法
一人で考えても答えがでないときは、誰かしらに相談しましょう。
というのも一人で考えても答えがでない場合でも、誰かと話ながら頭のなかを整理すると、自分の思いを明確にできることが多々あるから。
相談相手については、親でも友人でも、同期、先輩など話しやすい相手なら誰でもOK。
また今だと自己分析のサポートをしてくれる、キャリアのパーソナル・トレーニングサービスもあるので、そういったサービスを利用するのもいいと思います。
方法②|少しずつ働くフィールドをひろげる
いきなり看護師自体を辞めてもいいですが、まずは働くフィールドを少しずつひろげることを検討するのも大切。
なぜなら看護師自体を辞めなくても、働く場所をかえるだけでも、精神的なツラさや職場の人間関係のストレスなどから解放されることが多々あるから。
たとえば私の場合は、介護系の職場に転職したことで、病院時代に比べて幸せ指数が格段にアップしました。
私はたまたま介護系の職場でしたが、他にも看護師資格+経験を活かして働ける職場はたくさんあります。
しかも看護師資格+経験をいかせる職場なら、転職後のストレスを抑えながら、働くフィールドを変えられるというメリットも。
看護師資格+経験を活かせる職場を探す方法
看護師資格+経験を活かせる職場を探すときは、ネットでの情報収集に加えて、看護師転職サイトを活用した情報収集もおこないましょう。
とくにどんな職場があるかわからない状態のときは、できるだけ多くの求人情報を集めて、どんな求人あるかを知ることが重要。
看護師転職サイトを活用すれば、圧倒的な求人数があるため、あなたが知らなかった職場がみつかる確率がアップ。
また担当の転職エージェントが転職の相談にのってくれるため、それぞれの職場の具体的な仕事内容や特徴、注意点なども教えてもらえます。
看護師転職サイトについては、求人数が圧倒的に多い大手の看護師転職サイトに登録しましょう。
ちなみに私が実際に利用してよかった看護師転職サイトは、下記の3つです。
転職サイト | 求人数 | HP | |
1位 | マイナビ看護師 | 約6万件 | ◎ |
2位 | 看護のお仕事 | 約6万件 | ○ |
3位 | ナースパワー | 約4万件 | △ |
上記のランキングをつけた理由については「【転職経験者が厳選】看護師転職サイトランキングTOP3を紹介!」で詳しく解説しているので参考にしてもらえたらうれしいです。
方法③|看護師にこだわらず興味があることに挑戦する
看護師を辞めた後に幸せになるためには、看護師にこだわらず、興味があることに挑戦してみることも大切。
なぜなら看護師というこだわりを捨て、興味があることに挑戦すると、自分が本当にしたいことや理想とする働き方などが見つかるキッカケになるから。
たとえばわたしがWebライターという理想の働き方を見つけられたのは、起業の手伝いをするなかで「パソコンを使えば自宅で仕事ができる」ということを知れたのが大きいです。
方法④|看護師資格を上手に活用する
とくに「他のところでやっていけるか心配…」「別の環境へうつるのが怖い…」という不安があるなら、看護師資格を上手に活用するべきです。
というのも看護師資格を上手に活用すると、ある程度の収入を確保しながら、新しい分野の経験を積めるから。
看護師資格を活用する方法としては「派遣看護師×アルバイト」という働き方がオススメ。
派遣看護師なら時給2,000円超の職場で働くことが可能なため「10日を派遣、10日をアルバイト」という形で未経験の分野の経験を積めます。
- 「1,000円/時間 × 8時間/日 × 10日/ヶ月」= 8万円
- 「2,000円/時間 × 8時間/日 × 10日/ヶ月」= 16万円
- 「8万円」+「16万円」= 24万円
こんな感じで派遣看護師×アルバイトなら、ある程度の収入を得ながら、新しい分野の経験を積むことができます。
経験者がオススメする派遣会社
なお派遣会社に登録するときは、実績があり求人数の多い大手の派遣会社を選ぶようにしましょう。
またより良い求人を探すためには、複数の派遣会社に登録して、なるべく多くの求人を比較検討することが重要です。
わたしが実際に利用してよかったオススメの派遣会社は、下記の3つ。どの派遣会社も実績があり求人数も豊富で、担当になってくれた方もとてもいい方でした。
派遣会社 | 求人数 |
MC-ナースネット | 約2,000件 |
看護のお仕事 | 約10,000件 |
ナースパワー | 約2,000件 |
看護師派遣ってどうなの?【メリットやオススメの派遣会社を紹介!】では、派遣看護師の具体的な働き方や、注意すべきこと、メリット・デメリットなどに関して解説しているので、参考にしてもらえれば幸いです。
看護師を辞めた後の2つ転職先

看護師を辞めた後の転職先は、大きく分けて2つあります。
- 看護師資格を活かせる職場
- 異業種の職場
転職先を選ぶときは、
- 一人でコツコツ働いた方が幸せか?
- 看護師とは別の仕事をする方が幸せか?
- 人と関わらない仕事をする方が幸せか?
- 看護師資格を活かして働いた方が幸せか?
- 命を預かる責任がない仕事をする方が幸せか?
- 給料が下がっても夜勤がない働き方をした方が幸せか?
などどんな働き方をすれば幸せになれるかを考えましょう。
どんな働き方をすれば幸せになるかよくわからないときは、
- 看護師資格を活かして働きたいなら「看護師資格を活かせる職場」
- 看護師以外の働き方をしたいなら「異業種の職場」
- 看護師資格を活かしながら別の仕事もしたいなら「看護師資格を活かせる職場+異業種の職場」
などまずはざっくりした感じで転職先を選べばOK。
転職先の方向性が決まったら、それぞれの職場の特徴を調べて、職場の候補をしぼっていきましょう。
転職先①|看護師資格を活かせる職場
看護師資格を活かせる転職先は、下記のとおりです。
老人ホーム | 保育園 | 障害者福祉施設 |
企業の看護師 | 治験コーディネーター | ツアーナース |
救護室 | デイサービス | 検診センター |
美容クリニック | 訪問看護 | 献血ルーム |
児童養護施設 | コールセンター | クリニカルスペシャリスト |
クリニック | 訪問入浴 | etc… |
簡単な仕事内容や年収については「【看護師】働き方・働く場所をかえたい【病院以外に転職リスク】」で紹介しているので、参考にしてもらえたらうれしいです。
転職先②|異業種の職場
看護師とは関係な異業種の転職先は、下記のとおりです。
営業 | 企画・マーケティング | ITエンジニア |
事務・管理 | Web・インターネット | クリエイティブ |
サービス・販売 | 化学・食品 | etc… |
具体的な職種については「【実体験】看護師辞めて違う仕事をしたい【注意点や転職方法を解説】」で紹介しています。
なお、どの職場を選んだらいいか迷うときは、少しでも興味がある職場について調べたり、アルバイトという形で経験しましょう。実際に経験することで、少しずつ自分に合っている職場を見つけることができます。
看護師を辞める際の7つの注意点

看護師を辞める際に注意しなければいけないのが、下記の7つです。
- 新人看護師で辞めない方がいい
- 強い引き止めにあう可能性がある
- 失業保険がもらえない
- 社会保険or年金、国民健康保険の支払いがある
- 奨学金の返済を続ける必要がある
- 退職時期によって住民税の支払い方法が異なる
- 仕事から離れる時間が長くなると仕事への復帰がイヤになる
注意点①|新人看護師で辞めない方がいい
結論として、看護師を辞めるなら「3年目をやりきってから」がベストです。
なぜなら3年目をやりきると、下記のようなメリットを得られるから。
- 転職先選びの幅がひろがる
- 人生の保険ができる
- 働き方の幅がひろがる
逆に新人で辞めてしまうと、上記のメリットを失ってしまうので、できれば3年目をやりきってから転職することをオススメします。
新人看護師が3年目まで乗り切る方法については「【実体験】3年目だけど看護師を辞めたい…【その気持ちわかります】」で解説しているので参考にしてもらえるとうれしいです。
なお新人看護師でも下記のような症状が「2週間以上続いている場合」は、うつ病の可能性があるため、3年目をやりきる前でもすぐに辞めるべきです。
- 憂うつ感、絶望感、悲しみなど、沈んだ気持ちが続く
- 意欲が湧かず、何も楽しめない(楽しくない)と感じている
- ささいな出来事や他の人の言動で、自分を責めてしまう
- 「自分という人間には価値がない」という思いが強い
- 気力が低下し疲れやすい。思考力や集中カが低下している
- 仕事や日常生活において、作業能率が落ちている(あるいは、そう感じる)
- 重く締めつけられるような頭痛がある
- 腰痛、肩こリ、身体の節々の痛みがある
- 食欲不振、胃の痛みがある
- 発汗、息苦しさなどがある
*引用:すぐに役立つ暮らしの健康情報ーこんにちは2011年3月号:メディカル・ライフ教育出版
注意点②|強い引き止めにあう可能性がある
看護師を辞めるときは、強い引き止めへの備えをおこないましょう。
具体的には「前向きな退職理由を伝える」と「どんなことを言われてもブレない心をもつ」の2つが重要です。
とくにどんなことを言われてもブレない心をもつことは、強い引き止めに負けないための必須要素です。
前向きな退職理由については、
- キャリアップのため
- 新しい目標をみつけるため
- 看護師以外の仕事に挑戦したい
- 自分がしたい看護をみつけるため
など現状をよくするための退職理由を伝えることが大事。
とはいえ前向きな退職理由を伝えても、さまざまな理由で強い引き止めにあう可能性があります。
注意点③|失業保険をもらえない
公務員看護師の場合は、保養保険法第六条で雇用保険の対象外となっているため、失業保険をもらうことができません。
公務員看護師で退職を考えている場合は、失業保険をもらえない前提で退職の準備をすすめましょう。
注意点④|社会保険or年金、国民健康保険の支払いがある
社会保険or年金、国民健康保険の支払いは、仕事を辞めたあとも続きます。
とくに仕事を辞めたあとしばらく無職でいる場合は、辞める前に年金と社会保険or健康国民保険が月々いくら必要になるのかを計算して、支払いへの備えをしておきましょう。
注意点⑤|奨学金の返済を続ける必要がある
あたりまえですが、奨学金の返済が残っている場合は、仕事を辞めたあとも返済を続ける必要があります。
年金と社会保険料と同じく、辞める前に月々の返済額や支払い方法などを確認して、支払いへの備えをしておきましょう。
注意点⑥|退職時期によって住民税の支払い方法が異なる
住民前は退職時期によって、支払い方法が異なるため注意が必要です。
1〜5月までに退職する場合は、最後の給料もしくは退職金から差し引かれます。
6〜12月までに退職する場合は、市町村から送付されてくる納付書を使って自分で納付するのが原則ですが、最後の給料もしくは退職金での支払いを希望すれば一括で支払うことも可能です。
6〜12月の退職で一括支払いしないときは、月々の支払いが発生するので、辞める前に支払額を確認して、支払いへの備えをしておきましょう。
注意点⑦|仕事から離れる時間が長くなると、仕事への復帰がイヤになる
そんな悩みを解決してくれるのが、派遣看護師という働き方。
派遣看護師なら自分が働きたいときに働けるので、ガッツリ働かずにいい感じで仕事をすることができます。
ガッツリは働きたくないけど、仕事から離れる時間を長くしたくないなら派遣看護師という働き方がオススメです。
【まとめ】看護師を辞めたら幸せになれる可能性は十分にある

今回は、看護師を辞めたら幸せになれる理由や看護師を辞めたあとに幸せになる方法などについて解説しました。
結論として、看護師を辞めたら幸せになれる可能性は、十分にあります。
なぜなら看護師を辞めると人間関係のストレスが減る、身体的・精神的な負担が減る、プライベートを充実させやすくなる、自分にあった働き方をみつけられるなどのメリットを得られるから。
看護師を辞めるというのは不安だと思いますが、勇気をだして行動しない限り現状を変えることは難しいです。