というか…こんな甘い考えで、違う病院や看護師以外の仕事に転職することはできますか?
甘えなのはわかっているが、今がツライ…どうすればいいですか?
看護師を辞めたいけど、辞めるのが怖い…、どうしたらいいのかわからないので、同じ経験をした人の話を聞きたいです。
こういった疑問に答えます。
現在は転職アドバイザーとして活動しています。
そんな私がたどり着いた答えは、「甘え決して悪いことではない」ということです。
むしろ、状況によっては、積極的に甘えの選択をしたほうがいいことがあります。
今回はそんな私の実体験にもとづいて、甘えること大切さなどについて解説します。
看護師を辞めたいと悩んでいるあなたへ【甘えは悪いことではない】
経験として、甘えは決して悪いことではありません。
なぜなら、心身ともに健康に過ごすためには、がんばるだけではなく、甘えることも必要だからです。
実際に私の場合は、嫌なことから逃げた結果、自分が本当にしたい生き方が見つかり、生きることが楽しくなりました。
もしも「甘えは悪、嫌なことから絶対逃げ出してはいけない」という考えのまま、看護師を続けていたら、今頃猛烈に後悔していたと思います。
「甘えは悪だ」という人への対処法
経験上、そういった人の意見は気にしなくても大丈夫です。
なぜかというと、根拠なき意見であることがほとんどだから。
実際に私が看護師を辞めるときも、「甘えは悪だ的な意見」をたくさんもらいました。
- そんな甘い考えで生きていけるわけがない
- 看護師を辞めたら絶対に後悔することになる
- 嫌なことから逃げたら人生詰む
- etc…
しかし、いざ看護師を辞めてみると、すべて的外れな意見でした。
というのも、今現在、後悔もせず、人生詰まず、楽しく生きることができているからです。
なので、「甘えは悪だ」という他人の意見は気にしなくても大丈夫です。
大切なのは、他人ではなく「自分自身」と対話すること
なぜなら、甘えだと感じる基準は人によって異なるから。
たとえば、まったく同じ環境・内容で上司から怒られた場合。
- 看護師A:ダメージ10
- 看護師B:ダメージ50
- 看護師C:ダメージ90
上記のとおりで、同じ環境・内容でも、心と体の耐久度や物事の感じ方、性格などによって、受けるダメージは人それぞれ異なります。
仮に看護師Cが看護師Aに、「毎日ツラくて逃げ出したい」と相談しても、看護師Aからは「そんなの甘えだ」と言われてしまいます。
このように、看護師を辞めたいと思うほどのツライ気持ちや、シンドイ気持ちは、当事者であるあなたにしかわかりません。
だからこそ、看護師を辞めようか悩んでいるときは、他人の意見ではなく、自分自身と対話して最終的な答えを出すことが重要です。
自分自身と対話するときのポイント【甘え上手になろう】
なぜなら、甘え上手になったほうが、人生楽に生きることができるから。
こんな言い方をすると、一部の人から批判の声が聞こえてきそうですが、個人的には人生楽に生きるのは全然良いと思います。
実際のところ、人生は長いです。
そんな長い人生を走りきるためには、常に全力疾走で走り続けるだけでなく、ちょこちょこ休憩をとることが大切です。
とくに、看護師を辞めたいと、心が叫んでいるならなおさら、甘え上手になるべきです。
個人的には、ムリして強くなる必要はないと思いますし、ムリして乗り越える必要もないと思います。
心が悲鳴をあげているなら、今すぐ看護師を辞めるべき【甘えと言っている場合ではない】
結論として、心が悲鳴をあげているなら、今すぐに看護師を辞めたほうがいいです。
なぜなら、そのままの状態でがんばり続けると、うつ病になってしまう危険が大だから。
具体的には、以下のような症状が2週間以上続いているなら注意が必要です。
- 憂うつ感、絶望感、悲しみなど、沈んだ気持ちが続く。
- 意欲が湧かず、何も楽しめない(楽しくない)と感じている。
ささいな出来事や他の人の言動で、自分を責めてしまう。「自分という人間には価値がない」という思いが強い。 - 気力が低下し疲れやすい。思考力や集中カが低下している。仕事や日常生活において、作業能率が落ちている(あるいは、そう感じる)。
- 重く締めつけられるような頭痛。
- 腰痛、肩こリ、身体の節々の痛み。
- 食欲不振、胃の痛み。
- 発汗、息苦しさなど。
引用:すぐに役立つ暮らしの健康情報ーこんにちは2011年3月号:メディカル・ライフ教育出版
我慢のしすぎは禁物【甘えかどうかを可視化することが重要】
なぜなら、現状から逃げ出すのは甘えだと思って我慢し続けると、うつ病の症状がどんどん悪化してしまう恐れがあるから。
そういった事態を避けるためには、定期的なセルフチェックが重要です。
セルフチェックできるものには、以下のようなものがあります。
- うつ病・こころとからだ「うつ病チェックシート」
- こころの陽だまり「うつの症状を自己チェック」
心の状態を可視化できるチェックシートは、甘えかどうかを判断するための重要なツールになります。
ツライ、シンドイと思ったら、チェックシートを利用して、定期的に心の状態を可視化するようにしましょう。
また、セルフチェックで少しでも異変に気づいたら、すぐに病院に受診することが大切です。
【甘えでもいい】重要なのは、うつ病になる前に看護師を辞めること
なぜなら、一度うつ病になってしまうと、元の状態に戻るのが大変になってしまうからです。
実際、私の同期も我慢に我慢を重ねた結果、うつ病になってしまい休職してしまいました。
その後、しばらくして勤務に復帰できましたが、以前のような働き方ができず、それに悩んでまた心を病んでしまうという、負のサイクルに陥ってしまいました。
このようなツライ状況を避けるためにも、うつ病になる前に仕事を辞めるべきです。
今の職場を辞めると、状況が劇的に改善する可能性大
理由はシンプルで、あなたが働きやすい職場に転職することができるから。
たとえば、「毎日がツライ…今すぐにでも辞めたい」と言っていた後輩の場合は、規模が小さい病院に転職した結果、毎日出勤するのが楽しくなったと言っていました。
理由を聞くと、病院の雰囲気や業務内容・量が、自分にあっているからと言っていました。
転職するときの注意点【計画的にすすめるべし】
なぜなら、行き当たりばったりの無計画な転職をすると、転職後に後悔する確率がグッとアップするから。
実際に私の場合、無計画で転職をおこなったせいで、転職後に後悔した経験があります。
とくに問題だったのが、情報収集不足。
転職先が看護師にどんな役割を求めているかを調べずに、なんとなく転職してしまった結果、入職後のギャップに仕事への意欲を無くして、短期間で転職することになってしまいました。
短期間での転職は避けるべき【転職活動に甘えは禁物】
なぜなら、採用担当者に「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか…」という悪い印象を与えてしまうから。
実際、採用してもすぐに辞めてしまう人材というのは、採用する側にとってデメリットがかなり大きいんです。
- 採用のためにかけた時間とコストが、すべてムダになってしまう危険があるから
- 入職した人がすぐに辞めてしまうというのは、現場の士気低下にも繋がってしまうから
- すぐに辞めてしまった場合、同じかそれ以上の時間とコストをかけて、再び採用活動をおこなう必要があるから
上記のとおりで、すぐに辞めてしまいそうな看護師を雇うというのは、採用担当者にとってリスクが大きすぎる行為なんです。
なので、短期間での転職は避けるべきです。
失敗しない転職をする方法【看護師転職サイトの利用が◎】
なぜなら、以下のようなメリットがあるから。
- 転職に必要な情報を「無料」で入手することができる
- 転職に必要なサポートを「無料」で受けることができる
転職サイトは複数登録したほうがいい件
なぜかというと、以下のようなメリットがあるから
- 単純に求人数が増える
- 転職エージェントの比較検討ができる
とくに、転職サイトの良し悪しは、担当になった転職エージェントで決まるといっても過言ではありません。
だからこそ、複数の転職サイトに登録して、それぞれの転職エージェントを比較検討することが重要です。
【無料】私が実際に利用した転職サイト
もちろん、看護師以外の転職するのもOK【注意点あり】
ただし看護師以外に転職するなら、3年目をやりきったタイミングがいい
理由は、以下のようなメリットがあるから。
- 転職先選びの幅がひろがる
- 人生の保険ができる
- 働き方の幅がひろがる
詳しくは、以下の記事で解説しているので、参考にしてもらえるとうれしいです。
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