とはいえ辞めた後のことが不安で、辞める勇気がでません…。
そもそも看護師5年目は、転職するのに最適な時期ですか?
最適な時期なら5年目で転職するメリットやデメリットなどを教えてほしいです。
あと看護師を辞めたあとに後悔したくないので、実際に看護師を辞めた人から「看護師を辞めたいと思った理由」や「看護師辞めたいけど一歩踏む出せないときの対処法」「5年目で転職するメリット・デメリット」「看護師を辞めたいと思ったときにやるべきコト」などについても聞きたいです。
こういった疑問に答えます。
現在は看護師を辞めて一般企業で働きながら、フリーナースの学校を運営しています。
「5年目までがんばったけど、もう看護師を辞めたい…」その気持ち痛いほどよくわかります。
なぜなら私も5年目になっても変わらないドロドロな人間関係や、シンドさとツラさだけが増していく労働環境、看護師を一生つづけていくことへの迷いなど、さまざまな理由で看護師を辞めたいと思っていたから。
ただわたしの場合は、転職した後の漠然とした不安に負けて、10年目までズルズルと看護師を続けてしまいました。
結果「多くの選択肢やチャンス」を失ってしまい、今でもひどい後悔をしています。
実際にわたしの場合、看護師を辞めたことで人間関係に苦しめられることが劇的に減り、一般企業でフルリモートワークで働けるようになり、人生の幸福度が格段にアップしました。
と同時に「もっと早く辞めていれば、もっと多くの選択肢やチャンスがあったのに…」と悔やむことが多々あります。
これを読んでいるあなたには、私と同じような後悔はしてほしくないです。
そのためには、看護師5年目という最適なタイミングで転職することを強くオススメします。
今回は、そんな私の実体験にもとづいて、
- わたしが看護師を辞めたいと思った理由
- 看護師辞めたいけど一歩踏む出せないときの対処法
- 5年目で転職するメリット・デメリット
- 看護師を辞めたいと思ったときにやるべきコト
- 後悔しない転職方法
などについて解説します。
5年目までがんばったけど、もう看護師を辞めたい…【その気持ちわかります】
「5年目までがんばったけど、もう看護師辞めたい…」その気持ち痛いほどよくわかります。
なぜならわたし自身も、下記のような理由で看護師を辞めたいと思っていたから。
- 夜勤がシンドくなってきた
- 業務と給料が見合ってない
- 看護師に向いてないと感じる
- ドロドロの人間関係に嫌気がさす
- 休みが思うようにとれない環境に不満を感じる
- このまま一生、看護師を続けることに迷いを感じる
理由①「夜勤がシンドくなってきた」
看護師を辞めたいと思った1つ目理由は、夜勤がシンドくなってきたから。
夜勤のシンドさは経験を増すごとに増えていき、5年目になるころには「夜に起きている」のがかなりシンドく感じるようになりました。
夜勤をはじめた当初は、先輩から「そのうち慣れるよ」と言われましたが、わたしの場合は慣れるどころか夜勤のシンドさがどんどん増していくだけ…。
とくに深夜入りの日はシンドさが倍増…、しかも深夜入りで受けたダメージは何日も残っていました。
5年目で夜勤がこんなにシンドイなら、5年後、10年後には悲惨なことになっている…、そう思ったら「看護師を辞めたい」という思いがどっと溢れてきました。
理由②「業務と給料が見合ってない」
看護師を辞めたいと思った2つ目の理由は、業務と給与が見合ってないと感じることが増えてきたから。
リーダー業務はもちろん、後輩指導や5年目になって増えた細かな雑業務…。
リーダー業務や後輩指導にともなう責任やプレッシャー、ストレス、業務量、サービス早出・サービス残業などの増加…。
増える業務量や責任、ストレスに対して、給料は3年目のときとほぼほぼかわらず…。
それに加えて「看護師の昇給率が低すぎる」という衝撃の事実を知ってしまった瞬間に「看護師を辞めたい」という思いがどっと溢れてきました。
看護師の年齢別の昇給率について
たとえば「昇給率」に関していえば、新卒から20年働いたとしても「10万円程度」しかアップしません。
給与総月額 | |
20〜24歳 | 297,596円 |
25〜29歳 | 322,787円 |
30〜34歳 | 330,422円 |
35〜39歳 | 357,283円 |
40〜44歳 | 381,514円 |
45〜49歳 | 393,883円 |
50〜54歳 | 382,309円 |
参照:公益社団法人 日本看護協会 広報部「2012年病院勤務看護職の賃金に関する調査 年齢による賃金上昇の低さが明らかに 賃金制度の整備に課題」
20年かけて身につけた知識・スキルに対しての価値が10万円…、妥当な数字とは到底思えません。
理由③「看護師に向いてないと感じる」
看護師を辞めたいと思った3つ目の理由は、看護師に向いてないと感じることが多くなってきたから。
とくにマルチタスク力の低さと、仕事に対する情熱の低さは、看護師に向いてないと感じる大きな要因でした。
たとえばマルチタスク力でいうと、同時多発的な事態に対処できずテンパったり、複数案件にうまく優先順位をつけられずにパニックったりしていました。
仕事に対する情熱でいうと、5年目以降に必須の年間目標がたてれないという状況に陥ってました。
ほんとうにいくら考えても、まったくもって目標が浮かんでこず…最終的には「あたりさわりの内容な目標」しかたてられませんでした。
看護師5年目になっても伸びないマルチタスク力、年々下がる仕事への情熱…、こんな感じで看護師を続けるのは厳しい…そう思ったら「看護師を辞めたい」という思いがどっと溢れてきました。
理由④「ドロドロの人間関係に嫌気がさす」
看護師を辞めたいと思った4つ目の理由は、ドロドロの人間関係に嫌気がさしてきたから。
5年目になりイジメやパワハラを受けることは少なくなりましたが、一部の先輩や医師からは相変わらず陰湿で無慈悲なイジメや、過激で理不尽なパワハラを受けていました。
イジメやパワハラを受けるたびに「5年目になってまで、なんでこんな仕打ちを受けなければいけなんだろう」とブルーな気持ちに…。
それに加えて、後輩が先輩からイジメやパワハラを受けて泣いているのを見るのも、かなり苦痛でした。
イジメやパワハラを受けるのも、見るのも苦痛…、でも看護師でいる限り「永遠」にドロドロの人間関係から抜け出すことができない…そう悟った瞬間に「看護師を辞めたい」という思いがどっと溢れてきました。
理由⑤「休みが思うようにとれない環境に不満を感じる」
看護師を辞めたいと思った5つ目の理由は、休みが思うようにとれない環境に不満を感じることが多くなってきたから。
具体的には…
- 泊まりで遠出したいのに2連休がほぼほぼないシフト勤務
- 出かける元気もでない夜勤明けの休み(しかもなぜか2連休扱い…)
- 希望休が月に3日しかとれないという縛り(しかも先輩とかぶると希望が通らない)
- 最大数保有しているのに消化できない有給(とれたとしても前日とかに急に言われる)
- etc…
など休みが思うようにとれない環境に不満を感じることが多くなっていました。
そういったなかでも看護師を辞めたいと強く思ったのは、先輩や上司も休みが思うようにとれない環境に不満を感じていると知った瞬間です。
「あれ、このまま看護師を続けていたら、この先ずっと休みが思うようにとれない環境で働かないといけない…それは絶対イヤだ」そう思ったら看護師を辞めたいという思いがどっと溢れてきました。
理由⑥「このまま一生、看護師を続けることに迷いを感じる」
看護師を辞めたいと思った6つ目の理由は、一生、看護師を続けることに迷いを感じはじめたから。
実際、ドロドロな人間関係はもちろん、シンドイ夜勤、少ない給料、やりがいや情熱を感じない状況、キツイ労働環境、etc…など看護師を続けたいと思う要素はゼロ。
しかも看護師として病院で働いている限り、どれだけ努力して知識やスキルを高めてもほぼほぼ給料に反映されないし、医師のように何かのスペシャリストとして働けるわけでもない…。
「このまま一生、看護師を続けたら数年後に後悔するかも…」そう思ったら看護師を辞めたいという思いがどっと溢れてきました。
【後悔】わたしは反対意見や不安に負けて辞めれなかった…
こんな感じでわたしも、ドロドロな人間関係やシンドさとツラさだけが増していく労働環境、看護師を一生つづけていくことへの迷いなど、さまざまな理由で看護師を辞めたいと思っていました。
しかしわたしの場合は、5年目の段階では看護師を辞めることができませんでした。
理由は、看護師を辞めた後の不安や、周囲の反対意見に負けてしまったから。
実際、上司や同期からは「そんなのムリに決まってるじゃん。大人しく看護師続けた方がいい。」と反対にされ…。
親からも「絶対に看護師をやめないほうがいい」と猛反対されました。
いま思えば、周囲の反対意見なんてムシすればよかったのですが、当時のわたしにはそんな余裕はなく一瞬で心が折れてしまいました。
それに加えて、周囲からの反対意見を聞くことで「看護師を辞めた後の不安だけが大きくなり」辞めるという選択ができなくなってしまいました。
【結論】反対意見を無条件に受け入れるのは絶対ダメ
結論として周囲の反対意見を「無条件に受け入れるのは絶対にダメ」です。
なぜなら猛反対してくる人たちは、意見を言うだけで、あなたの人生の責任をとってくれるわけでないから。
たとえば私の場合は、周囲の反対意見を受け入れてしまったせいで「時間という貴重な資産」を失ってしまいました。
だからといって失った時間を上司や同期、親が返してくれるわけでもなく…。
今でも、周囲の反対意見を無条件に受け入れてしまい、貴重な時間を失ってしまったことをひどく後悔しています。
わたしと同じような後悔をしないためには、周囲の意見を無条件にうけいれず「自分が後悔しない選択」をすることが重要です。
看護師を辞めたい…【5年目の転職はグッドタイミングです】
結論として看護師5年目の転職はグッドタイミングです。
理由は…
- 多くの候補のなかから転職先を選べる
- 低リスクで転職できる
という強みがあるから。
強み①「多くの候補のなかから転職先を選べる」
看護師5年目の転職がグッドタイミングである1つ目の理由は、多くの候補のなかから転職先を選べるという強みがあるからです。
実際に看護師5年目の場合、転職先が求める即戦力が身についている前提で転職活動がおこなえます。
5年の臨床経験があると「病院以外」にもさまざまな候補から転職先を選べる
具体的には、下記のような転職先があります。
老人ホーム | 保育園 | 障害者福祉施設 |
企業の看護師 | 治験コーディネーター | ツアーナース |
救護室 | デイサービス | 検診センター |
美容クリニック | 訪問看護 | 献血ルーム |
児童養護施設 | コールセンター | クリニカルスペシャリスト |
クリニック | 訪問入浴 | etc… |
もちろん病院から病院への転職もいいですが、シンドくてツラい環境をかえたいなら思い切って病院以外の職場に転職するのがいいです。
実際にわたしも病院に以外に転職したことで、いまは一般企業(フルリモートワーク)で働けるようになり、シンドくてツラい環境から抜け出せました。
転職するときは固定概念をすてることが重要
なぜなら固定概念にしばられていると、人生の選択肢をせばめてしまうコトになるから。
とくに下記のような固定概念があるなら、すぐにでも捨てたほうがいいです。
- 看護師は、病院で働くべき
- 看護師は、看護師として働くべき
- 看護師は、医療・福祉の分野で働くべき
- etc…
実際にわたしも上記のような固定概念をすてたことで、自分にとって働きやすい環境をみつけられました。
強み②「低リスクで転職できる」
看護師5年目の転職がグッドタイミングである2つ目の理由は、低リスクで転職できるという強みがあるからです。
実際、5年の臨床経験があれば、基本的に「仕事に困らなくなる=衣食住に困らなくなる」ため、低リスクで転職することができます。
わたしが失敗を恐れず、新しいことに挑戦できているのも、人生の保険があるのが大きいです。
余談:看護師不足は今度も続く話
看護師不足に関しては、厚生労働省の看護職員受給見通しの今後の進め方について(案)の、看護職員確保対策についてで以下のような明記があります。
社会保障・税一本改革の試算では、2025年に看護職員が約196〜約206万人も必要とされており、今後、仮に3万人/年のペースで増加しても、約3万人〜13万人分のギャップが生じるとされている。
このように今後も看護師不足は続くため、病院を含む「多くの医療・福祉現場」で看護師が必要とされます。
結果「仕事に困ることがない=衣食住に困ることがない」という状況がうまれ、低リスクで新しい挑戦ができます。
【結論】看護師5年目の転職はグッドタイミングです
結論として、多くの候補のなかから転職先を選べる、低リスクで転職できるという強みがある、看護師5年目での転職はグッドタイミングです。
とはいえこれを読んでくれている人のなかには、さまざまな事情で一歩を踏み出せない人がいると思います。
そこでここからは、看護師を辞めたいけど辞めれないときの対処法を状況別に解説していきます。
看護師を辞めたいけど一歩が踏み出せない5年目のあなたへ【状況別の対応策を解説】
看護師を辞めたいけど一歩踏み出せない原因は、さまざまあると思います。
ここではそれらの原因のなかでも、とくに多い下記の4つについての対応策を解説します。
- 他の職場で通用するか不安…
- 貯金がない状態で辞めるのが不安…
- 働きなれた職場を離れるのが不安…
- 他の人に迷惑をかけてしまうのが心苦しい…
原因①「他の職場で通用するか不安…」
まず「病院で培ったスキル・知識をいかせる職場」への転職なら、そこまで心配することはないです。
なぜなら病院で培ったスキル・知識をいかせる職場なら、臨床経験5年で培ったスキル・知識で十分に対応できるから。
たとえば私が転職した介護系の職場では、病院で培ったスキル・知識をそのまま活かせたため、仕事で困ることはほぼほぼありませんでした。
私の場合は10年目で転職しましたが、5年目で転職したとしても問題なく働けたと思います。
病院で培ったスキル・知識をいかせない職場の場合
「病院で培ったスキル・知識をいかせない職場」へ転職する場合は、臨床経験5年で培ったスキル・知識が「通用しないものだと思って転職するしかない」です。
理由は、求められている知識・スキルが異なるから。
たとえば私が転職した一般職の場合、ビジネスマナーやパソコン操作、営業、見積書や請求書などの書類作成、etc…などのスキル・知識が求められました。
とうぜんながら臨床経験10年で培ったスキル・知識は通用せず、新人からのスタートとなりました。
このように病院で培ったスキル・知識をいかせない職場へ転職する場合は、臨床経験5年で培ったスキル・知識が「通用しないものだと思って転職する」ことが重要になります。
原因②「貯金がない状態で辞めるのが不安…」
貯金がない状態でも、心配せずに辞めても大丈夫です。
なぜなら臨床経験5年あれば、基本的に「仕事にこまる=お金にこまる」ことはないから。
実際にわたしが貯金がほぼほぼない状態で転職活動をおこなったときも、求人がたくさんありすぐに働くことができたので、路頭に迷うことはなかったです。
もちろん転職先によっては、求人が少なくすぐに働くことができない場合もあります。
しかし、転職先にこだわらない限りは「仕事にこまる=お金にこまる」ことはないです。
派遣看護師なら夜勤なしで、正社員なみの月収をえられる件
理由は高時給で働けるから。
実際に派遣看護師なら、夜勤なしでも「時給2,000円をこえる職場」で働くことができます。
時給 | |
病院 | 1,800〜2,200円 |
検診センター | 1,600〜1,800円 |
保育園 | 1,500〜2,000円 |
特別養護老人ホーム | 1,500〜2,000円 |
有料老人ホーム | 2,000〜2,200円 |
デイサービス | 1,450〜2,000円 |
訪問入浴 | 1,580〜1,800円 |
コールセンター | 1,900〜2,000円 |
クリニック | 1,500〜2,000円 |
*2022年3月時点
参照:MC-ナースネット
- 「2,000円/時間 × 8時間/日 × 20日/ヶ月」= 32 万円
しかも派遣看護師なら、夜勤になしで正社員なみの月収を得ることが可能。
こんな感じで看護師5年目なら、基本的に「仕事にこまる=お金にこまる」ことがないので、貯金がない状態でも心配せずに辞めても大丈夫です。
経験者がオススメする派遣会社
なお派遣会社に登録するときは、実績があり求人数の多い大手の派遣会社を選ぶようにしましょう。
またより良い求人を探すためには、複数の派遣会社に登録して、なるべく多くの求人を比較検討することが重要です。
わたしが実際に利用してよかったオススメの派遣会社は、下記の3つ。どの派遣会社も実績があり求人数も豊富で、担当になってくれた方もとてもいい方でした。
派遣会社 | 求人数 |
MC-ナースネット | 約2,000件 |
看護のお仕事 | 約10,000件 |
ナースパワー | 約2,000件 |
看護師派遣ってどうなの?【メリットやオススメの派遣会社を紹介!】では、派遣看護師の具体的な働き方や、注意すべきこと、メリット・デメリットなどに関して解説しているので、参考にしてもらえれば幸いです。
原因③「働きなれた職場を離れるのが不安…」
働きなれた職場を離れるのが不安なときは「小さな変化をつけていく」のがいいです。
理由はリスクを最小限におさえながら、働き方を変えるられるから。
たとえば…
- まずは正社員→パートに切り替える
- 病院勤務しながら、空いた時間で違う仕事のアルバイトをする
- まずは看護師資格+経験をいかせる職場に転職する
- 病院以外で働くことになれてから違う仕事に挑戦する
という感じで、いきなりすべての環境を変えるのではなく、小さな変化をつけながら環境を変えていくと「リスクを最小限におさえながら」働き方を変えられます。
わたしも病院を辞めるのがかなり不安でした…
わたしも10年間働いた職場を離れるのは、かなり不安でした。
そこでまずは、看護師の資格がいかせる介護系の職場にして、徐々に病院以外の働き方に慣れることにしました。
介護系の職場を経験したあとは、起業の手伝いや一般職でのアルバイトをして、いまは看護師とは関係ない一般企業(フルリモートワーク)で働けるようになりました。
原因④「他の人に迷惑をかけてしまうのが心苦しい…」
他の人に迷惑をかけてしまうのが心苦しときは、新卒採用の時期もしくは中途採用がおこなわれやすい時期にあわせて辞めるのがいいです。
なぜなら新卒・中途採用の時期に辞めれば、あなたの代わりになる人が配属されやすくなるから。
実際、新卒採用の時期である「4月」と、中途採用がおこなわれやすい「7〜8月」は、辞めた先輩の穴をうめる人が配属されることが多かったです。
【結論】辞めたいタイミングで辞めるのがベスト
理由は、他人よりも自分のことを第一に考えてあげることが大事だから。
実際、辞めるタイミングを先のばしにしてしまうほど、あなたのもっている貴重な時間を失ってしまいます。
わたしも自分のせいで貴重な時間を失った経験があり、今でもひどい後悔をしています。
わたしと同じような後悔をしないためにも、自分のことを第一に考えてあげましょう。
ちなみに「あなたが辞めたとしても、現場はそこまで困らないよ」というのが、残され側をなんども体験したわたしの率直な感想です。
わたしは5年目で辞めなかったことを後悔しています…
なぜなら「若さ+時間」という貴重な資産をムダにしてしまったから。
とくに新しいことをはじめるにあたり、若さは貴重な武器になります。
わたしの場合は、不安に負け決断を先のばしにしてしまったせいで、若さという貴重な武器を最大限いかせなかったことを「今でもひどく後悔」しています。
わたしと同じ後悔をしないためにも、辞めたいと思っているなら勇気をだして一歩を踏み出した方がいいです。
とはいえ5年目での転職には、メリットだけでなくデメリットもあるので注意が必要です。
そこでここからは、5年目で転職するメリット・デメリットについて解説します。
看護師を辞めたいあなたへ【5年目で転職するメリット・デメリットを解説】
結論として5年目での転職は、デメリットよりもメリットの方が圧倒的に大きいです。
- 低リスクで転職できる
- 働く場所の選択肢がたくさんある
- 看護師以外の仕事にも挑戦することができる
メリット①「低リスクで転職できる」
5年目で転職する1つ目のメリットは、低リスクで転職できるです。
低リスクで転職できる理由は「看護師資格+5年の臨床経験」という武器があるから。
実際、看護師資格+5年の臨床経験があると、基本的に「仕事に困らなくなる=衣食住に困らなくなる」という状況になるため、低リスクで仕事を辞められます。
とくに中途採用では、実務能力・即戦力のある人材が求められているため、5年の臨床経験があるという実績は大きな武器になります。
メリット②「働く場所の選択肢がたくさんある」
5年目で転職する2つ目のメリットは、働く場所の選択肢がたくさんあるです。
働く場所・働き方の選択肢がたくさんある理由は、さきほど同じく「看護師資格+5年の臨床経験」という武器があるから。
看護師資格を活かせる職場には…、
老人ホーム | 保育園 | 障害者福祉施設 |
企業の看護師 | 治験コーディネーター | ツアーナース |
救護室 | デイサービス | 検診センター |
美容クリニック | 訪問看護 | 献血ルーム |
児童養護施設 | コールセンター | クリニカルスペシャリスト |
クリニック | 訪問入浴 | etc… |
などがあります。
ちなみに働く場所は変えたいけど、どこに転職していいかわからない…」と悩んでいるなら、まずは介護系の職場をオススメします。
理由は、大きな抵抗なく働きはじめられるから。
実際、介護系の職場なら「病棟経験をそのまま活かした働き方」ができるという点で、はじめての転職先にオススメです。
メリット③「看護師以外の仕事にも挑戦することができる」
5年目で転職する3つ目のメリットは、看護師以外の仕事にも挑戦することができるです。
看護師以外の仕事にも挑戦することができる理由は、
- 人生の保険がある
- 派遣看護師として働ける
という2つの強みがあるから。
強み①「人生の保険がある」
人生の保険があると、失敗を恐れずに看護師以外の仕事に挑戦することができます。
なぜなら「人生の保険=看護師資格+5年の臨床経験」があれば、基本的に仕事に困ることはないので、かりに面接に落ちてしまったとしても、食いっぱぐれることがないから。
実際、わたしも人生の保険があったおかげで、新しい挑戦をすることができ、いまは一般企業(フルリモートワーク)で働けるようになりました。
強み②「派遣看護師として働ける」
派遣看護師として働くと、お金と時間を確保した状態で、看護師以外の仕事に挑戦することができます。
理由は、高収入かつ柔軟な働き方ができるから。
実際、派遣社員なら「時給2,000円超+夜勤なし」の職場で働くことができます。
時給 | |
病院 | 1,800〜2,200円 |
検診センター | 1,600〜1,800円 |
保育園 | 1,500〜2,000円 |
特別養護老人ホーム | 1,500〜2,000円 |
有料老人ホーム | 2,000〜2,200円 |
デイサービス | 1,450〜2,000円 |
訪問入浴 | 1,580〜1,800円 |
コールセンター | 1,900〜2,000円 |
クリニック | 1,500〜2,000円 |
*2022年3月時点
参照:MC-ナースネット
たとえば派遣看護師なら「10日:派遣看護師、10日:看護師以外の仕事」という形で働けます。
- 「1,000円/時間 × 8時間/日 × 10日/ヶ月」= 8万円
- 「2,000円/時間 × 8時間/日 × 10日/ヶ月」= 16万円
- 「8万円」+「16万円」= 24万円
こんな感じで派遣看護師なら、ある程度の収入を確保しながら、看護師以外の仕事に挑戦できます。
とくに「いきなり看護師以外の仕事をするのは不安…できれば少しずつ看護師以外の仕事に挑戦したい…」という悩みを抱えているなら「派遣看護師+看護師以外の仕事」という働き方が最適です。
なお派遣会社にはそれぞれ得意な分野があるため、複数の派遣会社に登録するのがいいです。
- MC-ナースネット:給与の前払い制度が魅力でした
看護のお仕事:求人の多さが魅力でした
- スタッフサービス・メディカル:介護求人が多いのが
【結論】5年目の転職はメリット大…強いてデメリットをあげるなら「退職金が減る」
たとえば公務員看護師の場合は…
経験年数 | 退職金 |
3年目以上 | 30万円前後 |
5年目以上 | 50〜100万円前後 |
10年目以上 | 250〜300万円前後 |
5年目以上と10年目以上では退職金が大きくことなります。
そのため、より多くの退職金がほしい場合は、10年目以上までがんばる方がいいです。
とはいえ退職するタイミング遅くなればなるほど「若さ+時間」という貴重な資産を失ってしまうので注意が必要です。
実際にわたしは、ズルズルと10年目まで看護師を続けてしまった結果…
- 「7年」という貴重な時間
- 「若さ」という貴重な武器
をムダにしてしまいました。
とくに若さは転職活動をするうえで、貴重な武器になります。
転職において「若さ」が貴重な武器になる理由
理由は、下記のような強みがあるから。
- 若いほうが、体力がある
- 若いほうが、柔軟性がある
- 若いほうが、吸収力がある
- 若いほうが、方向性をかえやすい
- 若いほうが、たくさんのことを試すことができる
- 若いほうが、トライ&エラーを実践できる時間がたくさんある
- 若いほうが、etc…
上記のような強みを最大限いかすためには、なるべく早い段階で転職することが重要です。
わたしの場合は、不安に負け決断を先のばしにしてしまったせいで、若さという貴重な武器を最大限いかせなかったことを「今でもひどく後悔」しています。
看護師5年目で辞めたいと思ったときにやるべきコト【後悔しない転職方法】
失敗しない転職をおこなうためには、「3〜6ヶ月の期間」をもうけて転職活動をおこなった方がいいです。
3〜6ヶ月の期間をもうける理由は、熟考する時間を確保し「間違った選択をする可能性をゼロに近づける」ため。
具体的なスケジュールは、下記のとおりです。
スケジュール | 内容 |
転職の決意 | 転職時期の決定 |
6〜4ヶ月前 | 自己分析 |
4〜2ヶ月前 | 求人探し |
求人先への見学 | |
求人先の絞り込み | |
面接対策・履歴書・職務経歴書の作成 | |
2〜1ヶ月前 | 求人先への面接 |
転職終了 | 内定・入社 |
とくに「転職したいけど、なにから始めたらいいか分からない…」と、悩んでいるなら「自己分析」は必須になります。
詳しくは下記の記事で解説しているので、参考にしてもらえるとうれしいです。
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