というか、看護師経験しかない自分が、一人起業することは可能ですか?
可能なら、なにからはじめたらいいのか教えてほしいです。
それに加えて、可能な限りリスクを抑えて一人起業する方法も知りたいです。
ただ…、まだ本当に一人起業するか悩んでいます…、なので看護師が一人起業する注意点やメリット・デメリット、リスクなどを教えてほしいです。
最後に、これから一人起業するにあたり、失敗や後悔をしたくないので、実際に一人起業をしている看護師のリアルな話を聞きたいです。
こういった疑問に答えます。
現在は転職アドバイザーとして活動しながら、一人起業で生計をたてるために日々行動しています。
その結果、現在は月3〜5万円の継続収入と、10万/回の単発収入を得ることができるようになりました。
もちろん、収入としてはまだまだ全然少ないです…。
それでも会社以外+自分の力で収入を得るスキルを身につけられたことは、「一人起業を継続するうえでの大きな自信」になっています。
ちなみに、私が一人起業をはじめることができたのは、看護師資格という人生の保険があったのが大きいです。
今回はそんな私の実体験にもとづいて、看護師経験しかない人が一人起業をはじめるメリット・デメリットや、一人起業の始め方などに関して解説します。
【低リスク】看護師経験しかなくても一人起業できる【人生の保険があるから】
結論として、看護師経験しかなくても、一人起業することはできます。
理由は、看護師資格+看護師経験という「人生の保険」があるから。
実際に私が、公務員看護師という安定した生活を手放し、一人起業を始めることができたのは「看護師資格+看護師経験」という人生の保険があったのが大きいです。
「看護師資格+看護師経験=人生の保険」があれば、低リスクで一人起業を始められる
理由は、以下のとおり。
- 多くの医療・福祉現場で看護師が不足している
- 看護師資格+看護師経験がある
- 過剰なこだわりをもたなければ、仕事に困ることがない
- 仕事に困ることがない=衣食住に困ることがない=人生の保険
- 一人起業に失敗したとしても、再起することができる
- 過度に失敗を恐れることなく、低リスクで一人起業を始められる
実際に、私が一人起業をはじめて実感したのは、「仕事に困ることがない=衣食住に困ることがない」という絶対的な安心感です。
とくに、一人起業では、「すべてを一人でやらないといけない」「なんの保証もない」「誰にも守ってもらえない」「先がみえない」など、多くの不安を一人で抱えることになります。
そういったなかで、絶対的な安心感があるのは、心の余裕を保つうえでかなり助かりました。
余談:看護師不足は今度も続く話
看護師不足に関しては、厚生労働省の看護職員受給見通しの今後の進め方について(案)の、看護職員確保対策についてで以下のような明記があります。
社会保障・税一本改革の試算では、2025年に看護職員が約196〜約206万人も必要とされており、今後、仮に3万人/年のペースで増加しても、約3万人〜13万人分のギャップが生じるとされている。
このように、今後も看護師不足は続くため、病院を含む「多くの医療・福祉現場」で看護師が必要とされます。
結果、「仕事に困ることがない=衣食住に困ることがない」ため、低リスクで一人起業に挑戦することができます。
そういったことを踏まえたうえで、看護師が一人起業することは可能です。
むしろ、迷っているなら、とりあえず行動するのが最適解だと、個人的には思ってます。
ただし、一人起業にはメリット・デメリットがある
私の場合は、一人起業したことによるメリットのほうが大きかったので、公務員看護師という安定した生活を手放したことにまったく後悔を感じていません。
ただ、人によっては、メリットよりデメリットのほうが、大きく感じることがあります。
そこで次からは、看護師経験しかない私が一人起業をおこなって実感した、メリット・デメリットについて解説します。
【デメリット】看護師経験しかない私が一人起業を始めて実感したこと【失敗の連続です】
私が一人起業を始めて、実感したデメリット(=悪いところ)は、以下のとおりです。
- 失敗・失敗・失敗…、とにかく失敗で自信を失う
- 病棟時代に比べて、給料が下がる
- 孤独な闘いになる
一つずつ解説します。
デメリット①「失敗・失敗・失敗…、とにかく失敗で自信を失う」
というのも、一人起業するときに、これまで病棟で培った経験・知識が「ほぼほぼ役に立たない」から。
実際に私の場合は、一人起業の手段として「Webビジネス」を選択しましたが、右も左もわからず常に手探り状態で、なんだか新人看護師に戻ったような気分になりました。
そんなかんじなので、とにかく失敗・失敗・失敗・失敗…の毎日で、自分の無力さ無能さを思い知らされ、とにかく自信をはぎとられました。
ただ、失敗を繰り返すことで、自分で稼ぐスキルを身につけることができてきたので、後悔はまったくしていません。
デメリット②「病棟時代に比べて、給料が下がる」
というのも私の場合は、本腰を入れて一人起業に取り組むために、病院を辞めて「アルバイト+一人起業」という働き方をしているから。
結果、給料が下がり、生活水準が下がりました。
- アルバイトだとボーナスがなくなるので、それだけでガクッと年収が下がった
- それに加えて、一人起業の時間を確保するために、週4勤務に減らし夜勤も辞めたので、月給が下がった
- そんな状況なので、欲しい物は買えなくなりましたし、生活水準も下がった
それでも「過酷な勤務・陰湿な人間関係など」で疲弊していた病棟時代に比べると、「アルバイト+一人起業」という働き方をしているほうが充実度と幸せ度がUPしました。
デメリット③「孤独な闘いになる」
理由は、以下のとおり。
- 周囲から冷笑される
- 成果をださないと、ただのフリーターになる(さらに冷笑される)
- 成果がでるまで時間がかかる
- 良くも悪くも、自分自身の努力と実力が成果に反映される
実際、私が病院を辞めて一人起業をするといったとき、家族含む周囲の人たちから冷笑されました。
ある人からは「病院を辞めて一人起業?をしても、どうせ失敗するし、後悔するだけ」とも言われました。
そんな状況のなか、一人起業をはじめて陥ったのが失敗の連続…、もはや一人起業というよりただのフリーターでした。
もちろん、周囲の人からは「ほら見ろ」とさらに冷笑され、毎日が孤独な闘いの連続でした。
諦めず孤独な闘いを続けたら光明が見えた
それでも諦めずに続けてきた結果、現在は月3〜5万円の継続収入と、10万/回の単発収入を得ることができるようになりました。
もちろん、収入としてはまだまだ全然少ないです…。
ただ「会社以外+自分の力で収入を得るスキル」を身につけられたことは、一人起業を継続するうえでの大きな自信になっています。
【メリット】看護師経験しかない私が一人起業を始めて実感したこと【幸せ指数がUPした】
私が一人起業を始めて、実感したメリット(=良いところ)は、以下のとおりです。
- 幸せ指数がグーンとUPした
- 会社への依存度を減らすことができ、心休まる時間が増えた
メリット①「幸せ指数がグーンとUPした」
理由は、以下のとおり。
- 病棟時代に比べて、ストレスが激減した
- 生きていて楽しいと思えることが増えた
- 人生に希望を見いだせるようになった
理由①「病棟時代に比べて、ストレスが激減したから」
というのも、一人起業を始めたことで「ドロドロで陰湿な人間関係、上司や医師からの理不尽な扱い、仕事自体へのストレスなど」、さまざまなストレッサーから解放されたから。
もちろん、さきほどのデメリットのように、一人起業には一人起業のストレッサーがあります。
ただ、一人起業のストレッサーに関しては、「自分自身を高め、自己成長を促す」ための良いストレスになっているので、心身への負担にはなっていません。
むしろ、一人起業のストレッサーは、失敗を成功にかえるための「行動力」の源になっています。
理由②「生きていて楽しいと思えることが増えた」
なぜかというと、一人起業を始めたことで「仕事をすることが楽しい」と、思えるようになったから。
実際、一人起業を始めてからは、仕事に対しての向上心や意欲が劇的にあがり、自分自身を高めるための勉強を率先しておこなうようになりました。
もちろん、看護師時代も日々勉強はしていましたが、「率先してやる、という正の感情」ではなく、「しかたなくやる、という負の感情」でおこなっていました。
結果、毎日が負の感情で支配され、生きていても楽しくないと、思うことが大半を占めていました。
しかし、一人起業をはじめてからは、正の感情で仕事ができるようになり、「生きていて、楽しいと思える毎日」にシフトチェンジすることができました。
理由③「人生に希望を見いだせるようになった」
なぜなら、一人起業を始めたことで「視野が広がり、世界が広がった」から。
とくに大きかったのは、実際に「組織に属さず個人で稼ぐ人たちとの繋がり」ができたこと。
それまでは、「看護師は病院のなかでしか生きていけない…、死ぬまで病院で働かないといけないんだ…」と、先輩看護師をみて絶望していました。
しかし、病院を辞め一人起業をして、個人で稼いでいる人と繋がれたことで、看護師以外で生きてくことができるという「人生の希望」と、それを叶えるための手段をみつけることができました。
結果、今では月3〜5万円の継続収入と、10万/回の単発収入を得るスキルを身につけられることができ、以前に増して幸せ指数がUPしました。
メリット②「会社への依存度を減らすことができ、心休まる時間が増えた」
なぜなら、一人起業を始めたことで、「会社以外から収入を得るスキル」を身につけることができたから。
具体的に私の場合は、「Webマーケティング」の知識・スキルを身につけることで、継続的な収入を得られるようになり、会社への依存度を少し減らすことができました。
とはいっても、まだ月3〜5万円の継続収入と、10万/回の単発収入だけなので、結構な割合で会社に依存しないと生きてはいけません。
ただ、会社に100%依存していた頃に比べたら、格段に依存度は下がっているのはたしかです。
- 月30,000円=時給1,000円☓30時間→8時間勤務の場合:3日分依存度が減った
- 月50,000円=時給1,000円☓50時間→8時間勤務の場合:5.5日分依存度が減った
あとは、、会社以外から収入を得るスキルをさらに高めて、継続収入を増やしていくだけ。
幸いなことに、仕事をすることが楽しい、と思えるようになっているので、努力し続けることができそうです。
そういった意味でも、リスクをとって一人起業をはじめてよかった、と心から思います。
【初心者】看護師経験しかない人が一人起業をはじめる方法【まずは集客力を鍛える】
「一人起業をしたいけど、なにからはじめたらいいかわからない…」「まずは少ないリスクで一人起業をはじめたい…」と考えているなら、まずは「副業」という形で「プチ一人起業」を始めるのがいいです。
というのも、副業という形なら「より低リスク」で、一人起業を始めることができるから。
副業をするなら「ブログ運営」を始めることを強くおすすめします
理由は、以下のとおり。
- 初期投資が少ない
- パソコンとネット環境があれば、いつでもどこでも副業ができる
- お金を稼ぐスキル・知識を身につけることができる
- ネット上に資産を積み上げることができる
ブログ運営を行うと、一人起業に必須の「集客して、商品を売る」スキルが身につく
上記のなかでも、とくに重要だと感じたのが「お金を稼ぐスキル・知識を身につけることができる」です。
というのも、一人起業して売上をあげるためには、「集客して、商品を売る」というスキルが必須になるから。
そして、ブログ運営をすると、この「集客して、商品を売る」を身につけることができるんです。
具体的には、以下のとおり。
- HP(お店)を作成する
- 記事を作成して、集客する
- 記事に広告(商品)を添付する
- お客さんが広告(商品)をクリックしてくれる
- 収益(売上)が発生する
一人起業で重要なのは「集客力」
実際、いくらいい商品をつくったとしても、「集客をして、お客さんにその商品を認知してもらわなければ」、いつまでたっても商品は売れません。
逆に「集客して、商品を売る」スキルを身につけることができれば、自分で商品をつくって売ることもできますし、自分にしかない知識を売ることもできます、また実店舗をつくったときにネットを活用してお客さんを集客することができます。
そういった意味で、ブログ運営で「集客して、商品を売る」スキルを身につけることは一人起業をするうえで強力な武器になります。
ブログ運営をおこなうときにやるべきこと【まずは月3万】
具体的には、以下のとおり。
- 長期的な視点で、継続的にとりくむ
- 最低限の投資はする
- とにかく記事を書く(まずは0→1をつくりあげる)
- 週1でもいいから作業する(週1、30分でもいいから作業する)
- とにかく失敗して学ぶ(分析→改善→失敗→分析)
- 周りのことは気にしない(できると信じて歩み続ける)
- たまには休憩していい
具体的には、以下の記事で解説しているので、参考にしてもらえるとうれしいです。