2年目でも転職できる?
こういった疑問に答えます。
- 2年目で看護師辞めたい…思ってしまう原因
- 2年目で看護師辞めたい…と思った時の対処法
- 看護師2年目でも転職は可能
- 失敗しない転職方法
複数の転職をおこない、今はWebライターとして一般企業でリモートワークをしています。
結論として、第二新卒扱いになる看護師2年目は、臨床経験が少なくても転職できます。
というのも第二新卒の場合、実務能力や即戦力よりも「若さや体力、将来性などのポテンシャル」を重視してもらえる傾向にあるから。
なお、失敗しない転職をするためには、看護師転職サイトを活用して、転職先のリアルな様子を知ったうえで転職することが重要。
看護師転職サイトの選び方やオススメの転職サイトの詳細については「【転職経験者が厳選】看護師転職サイトランキングTOP3を紹介!」で詳しく解説しているので、参考にしてもらえたらうれしいです。
看護師辞めたい…と2年目で思ってしまう原因

安心してください。看護師2年目で辞めたい…と思うのはあなただけではありません。
実際、Nurse Plusが行った「看護師を一番辞めたいと思ったのはいつ頃?」というアンケートでは、2〜3年目が2位にランクインしてしました。
また、日本看護協会が行った調査では、既卒者の離職率が17.7%との結果が。約6人に1人が3年以内に退職していることがわかります。
では、看護師を辞めたい…と2年目で思ってしまう原因には、どんなもがあるのでしょうか。原因は以下の4つ。
- 仕事ができなくてツライ
- 人間関係に大きなストレスを感じる
- 心身の負担が大きすぎる
- 心身の不調に苦しでいる
原因①|仕事ができなくてツライ
ミスを繰り返してしまう、同期に比べて出来が悪いなど、仕事ができないという状況が、看護師を辞めたい…と思う原因の一つになっています。
実際、Nurse Plusが行った「業務の中で辞めたいと感じる瞬間は?」というアンケートでは、インシデントなどミスをした時が第1位にランクインしていました。
さらに、仕事ができなくてツライ…と感じている看護師の声をみてみると、
などの声が。仕事ができないという状況が、看護師を辞めたい…と思う原因になっていることがわかります。
原因②|人間関係に大きなストレスを感じる
イジメやパワハラ、モラハラなど人間関係に大きなストレスを感じることも、看護師を辞めたい…と思う原因の一つに。
実際、マイナビ看護師が行った「退職を考え始めたきっかけ・理由は?」というアンケートでも、人間関係に関する理由が第2位にランクインしていました。
さらに、人間関係に大きなストレスを感じている看護師の声をみてみると、
などの声が。人間関係に大きなストレスを感じていることが、看護師を辞めたい…と思う原因になっていることがわかります。
原因③|心身の負担が大きすぎる
毎日のようにある残業や休日出勤、過酷な夜勤など、心身の負担が大きすぎることも、看護師を辞めたい…と思う原因の一つになっています。
実際、看護roo!が行った「何に一番ストレスを感じる?」というでも、仕事の量が多いことが第1位にランクインしていました。
さらに、心身の負担が大きすぎると感じている看護師の声をみてみると、
などの声が。心身の負担が大きすぎることが、看護師を辞めたい…と思う原因になっていることがわかります。
原因④|心身の不調に苦しでいる
動悸や吐き気、不安感、不眠など、心身の不調に苦しんでいることも、看護師を辞めたい…と思う原因の一つに。
実際、日本労働調査組合が行った「看護師をしていて辞めたくなった理由を教えてください」というアンケートでも、自身の健康が第6位にランクインしていました。
さらに、心身の不調に苦しんでいる看護師の声をみてみると、
などの声が。心身の不調に苦しんでいることが、看護師を辞めたい…と思う原因になっていることがわかります。
看護師辞めたい…と2年目で思った時の対処法

では次に、看護師辞めたい…と2年目で思った時の対処法を紹介します。対処法は以下の4つ。
- オンとオフの切り替えを行う
- 自己効力感を高める
- 一人で抱え込まず相談する
- 働く環境を変える
ポイント①|オンとオフの切り替えを行う
看護師辞めたい…という負の感情に対処するためには、オンとオフの切り替えを行うことが重要。
オンとオフの切り替えをうまく行えないと、仕事に対する苦痛感が高まるだけでなく、気分の低下や睡眠の問題、食欲不振など身体的・精神的な不調にもつながります。
オンとオフを切り替える方法には、以下のようなものが。
- プライベートに楽しみを見出し充実させる
- 趣味を介して仕事とは関係ない人達と交流する
- リラクセーション法を身につける
- 手軽にできて好きな運動を楽しい環境でおこなう
- 病院の自分とプライベートの自分は別人と考える
看護師辞めたい…という負の感情に対処するためにも、意識的にオンとオフの切り替えをおこないましょう。
ポイント②|自己効力感を高める
看護師辞めたい…という気持ちを増大させないためには、自己効力感を高めることが重要。
自己効力感を高めると、自分なら仕事をうまく行えるという自信がつき、
- 失敗や困難に立ち向かうための原動力
- 現状を打破するための意欲
が生まれると考えられています。
自己効力感を高めるためには、少しがんばれば達成できそうな目標をたて、少しづつ目標をクリアしていく必要が。
少しづつでも確実に目標をクリアすることで成功体験が積み上がり、自己効力感(仕事をおこなうための自信)が高まります。
目標がクリアできたら自分をほめてあげることも忘れずに。自分をほめることは自己効力感を高めるために必須です。
ポイント③|一人で抱え込まず相談する
自分一人ではどうにもならないほど悩んで苦しんでいるなら、一人で抱え込まず誰かしらに相談しましょう。
一人ではどうしもならない問題でも、誰かしらに相談することで、問題解決の糸口を見出すことが期待できます。
実際、一人で抱え込まず相談したことで、3割の人が悩みやストレスが解消した、6割の人が解消されなかったが気が楽になったというデータも。
相談する相手は、上司や同僚、友達、親など誰でもOK。
周囲に気持ちを吐き出せる相手がいない場合は、厚生労働省が提供している「こころの耳電話相談」や「こころの耳SNS相談」などの相談窓口を活用しましょう。
ポイント④|働く環境を変える
「心身ともに限界を感じている…」「今の職場にいるのがどうしても耐えがたい…」など我慢の限界を感じているなら、
- 正社員からパートに切り替える
- 異動する
- 働く病院を変える
- 病院以外に転職する
- 全く別の仕事に転職する
など思い切って働く環境を変えることを検討しましょう。
我慢の限界を感じた状態で働き続けると、うつ病など心身の不調つながる危険が…。
働く環境を変える第一歩として、とくにオススメの方法は「働く病院を変える」もしくは「病院以外に転職する」です。
そもそも今あなたが、看護師辞めたい…と思ってしまっているのは、現在の職場環境が問題だからかもしれません。
転職して職場環境を変えれば、同じ看護師業でも「看護師として楽しく働けるようになる」可能性は十分にあります。
実際、働く環境を変えた看護師の声をみてみると、
などの声が。転職して働く環境がよくなったことがわかります。
看護師2年目で辞めても転職は可能

2年目でも転職できる?
結論として看護師2年目で辞めても転職できます。理由は以下の2つ。
- 慢性的に看護師が不足している
- 2年目の看護師は「第二新卒」の扱いになる
第二新卒とは、大学・短大・専門学校卒業と同時に就職したあと「入社3年以内」に転職活動をすすめる人のことをさします。
第二新卒での転職の場合、実務能力や即戦力よりも「若さや体力、将来性などのポテンシャル」を重視してもらえる傾向に。そのため、臨床経験の少なさを過度に心配する必要はありません。
また、ナースセンターがおこなった調査では、求人条件において看護師経験をこだわらないが47.7%と、約半数の職場が経験年数にこだわらないと回答。
上記の結果からも、経験年数を過度に心配する必要がないことがわかります。
なお求人倍率をみても、転職する看護師にとっても有利な状態に。2020年度の求職者数は約7万人、求人数は15万人で有効求人倍率は約2倍と高水準になっています。
働く環境を変えたい看護師必見!失敗しない転職方法

では最後に、失敗しない転職をするための方法について紹介します。方法は以下の2つ。
- 強い引き止めへの備えをする
- 看護師転職サイトを活用する
ステップ①|強い引き止めへの備えをする
失敗しない転職をするためには、まず「無事に退職する」という第一関門を突破する必要があります。
というのも多くの看護師が退職時の引き止めにより、退職できない…という状況に陥っているから。
退職時の引き止めで、とくに多いやり口が以下の3つ。
- 退職時期の延長をされた
- 配属先の見直しを提案された(異動など)
- 条件の見直し等の提案はなく、ただ説得された
上記の他にも強引に引き止められた、退職に関する話し合いを拒否されたなどのやり口がありました。
退職時の引き止めに負けず、無事に退職するという第一関門を突破するためには、
- 必ず退職するという強い覚悟を示す
- 師長が納得せざるを得ない退職理由を考える
ことが必須。
師長が納得せざるを得ない退職理由には、以下のようなものがあります。
- 体調不良のため
- 進学や留学のため
- 遠方に引っ越すため
- 病院以外の職場を経験するため
- 看護師以外の職種を経験するため
- 結婚・出産・育児・介護などライフスタイルが変化したため
退職理由を伝えるときには、ネガティブな退職理由を避け、ポジティブな退職理由や不可避な事情など「師長が納得せざるを得ない理由」を伝えましょう。
師長が納得せざるを得ない理由を伝えることで、強い引き止めにあう可能性を下げられます。
ステップ②|看護師転職サイトを活用する
失敗しない転職をするためには、看護師転職サイトを活用して、転職先のリアルな様子を知ったうえで転職することが重要。
とくに転職先の教育体制や職場環境、人間関係のリアルな様子、有給等の待遇面などの情報収集において、看護師転職サイトを活用するメリットは大。
実際、看護師転職サイトを活用すると、
- 比較検討できる求人数が増える
- 希望する求人を探してくれる
- 内部情報をゲットできる可能性がアップする
- 職場見学のセッティングをしてもらえる
など網羅的かつ多角的に情報収集ができるため、転職先のリアルな様子を知ったうえで転職できます。
なお、どの看護師転職サイトを利用すればいいかわからないときは、レバウェル看護(看護のお仕事)を選びましょう。わたしが利用して一番よかったと感じた看護師転職サイトです。
レバウェル看護(看護のお仕事)を選ぶべき理由は、以下のとおり。
- 転職エージェントの質がいい
- 求人数が多い(10万件以上)
- LINEでやりとりできる
- 転職活動で役立つ転職ノウハウを無料で利用できる
とくに、はじめて転職する人こそレバウェル看護(看護のお仕事)を利用すべき。
- 「何からはじめたらいい?」
- 「どうやって転職活動をすすめたらいい?」
- 「こんなときどうればいい?」
など一人では解決できない疑問や不安をすぐに解消できます。
【まとめ】看護師辞めたい…と2年目で思ったら転職も検討しよう

今回は、看護師2年目で辞めたい思ってしまう原因や、辞めたいと思った時の対処法などについて解説してきました。
結論として「今の職場にいるのがどうしても耐えがたい…」など心身の限界を感じているなら、働く環境を変えることを前向きに検討しましょう。
転職して職場環境を変えれば、同じ看護師業でも「看護師として楽しく働けるようになる」可能性は十分にあります。
しかも、第二新卒扱いなる看護師2年目なら、ポテンシャルを重視してもらえる傾向にあるため、臨床経験の少なさを過度に心配する必要もありません。
やってはいけないのは我慢に我慢を重ねること。
我慢に我慢を重ねた状態で働き続けると、うつ病など心身の不調つながる危険があります。心身の限界がくるまえに対処してあげましょう。
>看護師におすすめの転職サイトを知りたい方はこちら!
>看護師を辞めたい方のキャリア相談はこちら!
- 日本看護協会|「2019年 病院看護実態調査」結果
- Nurse Plus|看護師を辞めたいと感じる瞬間は? 本音アンケートや対策を紹介
- マイナビ看護師|看護師白書2020年度版
- 看護roo!|看護師のストレス原因、1位は人間関係|看護師の本音アンケート
- 日本労働調査組合|看護師辞めたい。60%以上が退職を検討している結果に。看護師の退職動機に関するアンケート」
- 産業・組織心理学研究|働く人の「切り替えられなさ」の生起過程に関する質的研究
- e-ヘルスネット|セルフ・エフィカシーを高めるポイント
- 厚生労働省|こころの耳
- ナースセンター|2020年度 看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書