看護師を辞めたら、幸せになれる?
こういった疑問に答えます。
- 看護師を二度とやらないと思う原因
- 看護師を二度とやらないと思ったら転職した方がいい理由
- 看護師を辞めた後のメリット・デメリット
- 看護師を辞めた方がいい人の特徴
- 看護師を二度とやらないと決めたらやるべきコト
現在は看護師を辞め、Webライターとして一般企業で幸せに働けています。
結論として「看護師を二度とやらない…」と思ったら、勇気をだして転職した方がいいです。理由は以下の3つ。
- 平穏な毎日が手に入る可能性が高い
- 人生における選択肢が増える
- 幸せになれる可能性が高い
ただし看護師を二度とやらない…と思っても、いきなり「未経験の職種」に転職するのはNG。
「働く病院を変える」もしくは「病院以外に転職する」など、少しずつ働く環境を変えることからはじめましょう。
なぜなら現時点で「看護師を二度とやらない…」と思っていても、働く病院を変えたり、病院以外に転職したりすることで、看護の仕事の楽しさを再発見できる可能性が十分にあるから。
なお、失敗しない転職をするためには、看護師転職サイトの活用が必須。
看護師転職サイトを活用すると、多角的かつ網羅的に情報収集を行えるため、
- 思っていたのと違った…
- こんなはずじゃなかった…
という状況を回避できる確率が高くなります。
看護師転職サイトの選び方やオススメの転職サイトの詳細については「【転職経験者が厳選】看護師転職サイトランキングTOP3を紹介!」で詳しく解説しているので、参考にしてもらえるとうれしいです。
看護師を二度とやらないと思う原因
「看護師を二度とやらない」と思っているのは、あなただけではありません。わたし含め多くの看護師があなたと同じことを思っています。
実際、日本労働調査組合がおこなった調査では、全体の60.6%の人が退職を検討していると回答しています。
さらにマイナビ転職がおこなったアンケートをもとに、看護師を辞めた理由をみてみると…
- 人間関係のトラブルやストレス
- ほかにやりたいことがある
- 夜勤がつらい・体力的な負担が大きい
- 給料が少ない、割に合わない
- 業務の責任の重さ
- 向いてないと感じた
- 休暇がとりずらい
などさまざまな原因で看護師を辞めていることがわかります。
かく言うわたしも看護師を辞めた一人で、
- 看護師のままでは給料が上がらない…
- このまま一生、夜勤を続けるのはムリ…
- 看護師だけの人生で終わるのはイヤだ…
という理由が「看護師を二度とやらない」と思った大きな動機になりました。
原因①|看護師のままでは給料が上がらない
給料についてはマイナビ転職がおこなったアンケートでも、看護師を辞めた理由の第5位(給料が少ない、割に合わない)にランクインしていました。
実際、看護師の昇給率は全職種と比べると低く、35〜39歳で約30万、40〜44歳では約50万円、50〜54歳では約80万円もの差が…。
どれだけがんばってスキルや知識を身につけても、看護師のままでは給料は上がらない…。給料を上げるためには「看護師以外で努力しないといけない」と悟った瞬間に看護師を辞める決意をしました。
年齢 | 看護師 | 全職種 |
20〜24歳 | 約390万円 | 約320万円 |
25〜29歳 | 約460万円 | 約400万円 |
30〜34歳 | 約470万円 | 約450万円 |
35〜39歳 | 約470万円 | 約500万円 |
40〜44歳 | 約500万円 | 約550万円 |
45〜49歳 | 約520万円 | 約580万円 |
50〜54歳 | 約530万円 | 約610万円 |
*参照:看護roo!「【2020年版】看護師の平均年収483万円!給与データを大調査」
原因②|このまま一生、夜勤を続けるのはムリ…
夜勤についてもマイナビ転職がおこなったアンケートで、看護師を辞めた理由の第3位(夜勤がつらい)にランクイン。
わたしの場合は、最初から夜勤が苦痛で苦痛で仕方ありませんでした。しかも30代目前になると夜勤の苦痛はさらに倍増…。
このまま一生夜勤を続けるのはムリだと悟り、看護師を辞める決意をしました。
原因③|看護師だけの人生で終わるのはイヤだ…
わたしの場合、20代の途中から、看護師だけを続ける人生でいいのか?という疑問をもつように。
30代を目前には「看護師だけの人生で終わるのはイヤだ、違う仕事にも挑戦したい」と明確に思うようになり、看護師を辞める決意をしました。
ちなみに「ほかにやりたい仕事がある」は、マイナビ転職がおこなったアンケートでも第2位ランクイン。
- 「30代最後に違う仕事をしたかったから」
- 「やりがいはあったが、ほかにも経験してみたい職業があったため」
という声がありました。
看護師を二度とやらないと思ったら転職した方がいい理由3選
「看護師を辞めたいと思っても、転職後の不安や恐怖が押し寄せてきて、一歩を踏み出すことができない…」その気持ち痛いほどよくわかります。
とはいえ看護師を二度とやらないと思ったなら、勇気をだして転職した方がいいです。
転職した方がいい理由は3つ。
- 平穏な毎日が手に入る可能性が高い
- 人生における選択肢が増える
- 幸せになれる可能性が高い
理由①|平穏な毎日が手に入る可能性が大
ストレスフルな毎日から抜け出すためには、ガラリと環境を変えることも重要。
なぜなら、環境を変えないと「無くならないストレス要素」もあるから。
たとえばストレス要素の一つである、看護師特有の人間関係。
マイナビ転職がおこなったアンケートでは、看護師を辞めた約70%の人が「転職後に人間関係の不安が解消された」と答えています。
実際にわたしも看護師という世界から一歩踏み出したことで、ドロドロの人間関係から解放されました。
人間関係以外にも看護師を辞めたことで、死と関わることがなくなったり、夜勤がなくなったりなど、さまざまなストレス要素もなくなり平穏な毎日を過ごせるように。
もしも辞めた後の不安や恐怖に負けて、看護師を続けていたら、平穏な毎日を送れなかった…。勇気を出して転職してよかったと心から思っています。
理由②|人生における選択肢が増える
転職すると、せまい世界やアンバランスな常識から抜け出せるため、人生における選択肢が格段に増えます。
たとえばわたしの場合は、病院を辞め看護師を辞めたことで「看護師だから〇〇という固定概念」から解放され、一般企業で働けるように。
また一般企業に転職できたことで、看護師以外で働く自信がつき、ワークスタイルやライフスタイルの選択肢が大幅にふえました。
師長や先輩からは「病院(看護師)を辞めるのは、絶対間違ってる」と言われましたが、勇気をだして転職してよかったと心から思っています。
理由③|幸せになれる可能性が高い
もちろん転職したからといって、必ずしも幸せになれるとは限りません。しかし転職することで幸せになれる可能性は十分にあります。
実際にマイナビ転職がおこなったアンケートにも、
など転職してよかったという声が。
わたし自身も転職したことで、
- 人間関係のストレスが減る
- 身体的・精神的な負担が減る
- プライベートを充実させやすくなる
- 自分に合った働き方をみつけられる
などのメリットを得られ、幸せ指数が格段にアップしました。
転職するのは勇気がいることですが、幸せな毎日を手に入れるためにも、リスクをとって挑戦してほしいです。
看護師なら低リスクで転職できる
リスクをとってと言いましたが、看護師なら「低リスク」で行動することができます。
なぜなら看護師資格+経験があると、基本的に「仕事に困らなくなる=衣食住に困らなくなる」から。
実際、厚生労働省の看護職員受給見通しの今後の進め方について(案)のなかでは、下記のような明記があります。
社会保障・税一本改革の試算では、2025年に看護職員が約196〜約206万人も必要とされており、今後、仮に3万人/年のペースで増加しても、約3万人〜13万人分のギャップが生じるとされている。
このように、今後も病院を含む「多くの医療・福祉現場」で看護師が必要とされるため、看護師資格+経験があれば基本的に仕事に困ることはありません。
看護師を辞めた後に得られるメリット5選
では次に、看護師を辞めた後に得られるメリット5選を紹介します!
- 身体的な負担が減る
- 精神的な負担が減る
- 有給・希望休がとりやすくなる
- やりたい仕事ができる・見つけられる
- オシャレを楽しめるようになる
メリット①|身体的な負担が減る
身体的な負担が減る大きな理由は、夜勤がない規則的な生活を送れるようになるから。
実際、マイナビ転職がおこなったアンケートでも看護師を辞めた良かった理由の第1位に、体力的負担が軽くなったがランクイン。「休日は疲れて寝てばかりだったのが外出を楽しめるようになった」などの声が。
わたしも看護師を辞めたことで、夜勤がない生活を送れるようになり、常に疲れがとれない状態から解放されました。
またデスクワーク中心の仕事になり体力的な負担が激減。余った体力を使って新しいことを始める余裕も。
さらにサービス早出・残業がなくなり、朝はゆっくり眠れるように。夜は家でゆっくりできる時間が増えました。
メリット②|精神的な負担が減る
精神的な負担が減る大きな理由は、人間関係のストレスが減ったり、命を預かるプレッシャーから解放されたりするから。
実際、マイナビ転職がおこなったアンケートでも看護師を辞めた良かった理由の第2位に、人間関係のトラブルやストレスが減ったがランクイン。
わたしも看護師を辞めてからは、陰湿でドロドロの人間関係に苦しめられることが激減しました。
もちろん、どこの職場にも自分にとってイヤな人はいます。しかし、病棟以上に劣悪な人間関係の職場はありませんでした。
メリット③|有給・希望休がとりやすくなる
病院時代はほぼほぼとれなかった有給も、看護師を辞めてからはほぼほぼ100%とれるように。
しかも、希望休も月に3日までというルールがなくなったため、プライベートの充実度が格段にアップしました。
マイナビ転職がおこなったアンケートでも、看護師を辞めてよかった理由の第4位に「休暇がとりやすくなった」がランクイン。
メリット④|やりたい仕事ができる・見つけられる
実際にわたしも看護師を辞めたことで、自分が本当にやりたい仕事ができるようになりました。
とはいえ、はじめからやりたい仕事がみつかったわけではありません。
- 最初は、病院以外で看護師資格を活かせる職場で働き、あたらしい環境で働く経験を積む
- 新しい環境で働くことになれたら、看護師とは関係ない職場で働き、看護師以外で働く経験を積む
というふうに少しずつ働くフィールドを広げていきました。
働くフィールドを広げていくなかで、自分がやりたい仕事が少しずつに明確になり、最終的にWebライターとして働けるように。
看護師を二度とやらないと決意していなければ、やりたい仕事を一生できなかったので、看護師を辞めて本当によかったと思っています。
ちなみにマイナビ転職がおこなったアンケートでも、看護師を辞めたことで「好きな事を仕事にできた」との声がありました。
メリット⑤|オシャレを楽しめるようになる
看護師時代には、なにかと我慢しなければいけなかったオシャレ…。
看護師を辞めると、上司や先輩からとやかく言われることなく、オシャレを楽しむことができるように。(転職先によります)
実際、マイナビ転職がおこなったアンケートでも「看護師時代には我慢しなければならなかった、髪の毛の色やネイルが自由になり楽しかった」との声が。
わたしも看護師を辞めたことで、完全NGだったヒゲや奇抜な髪型が解禁!先輩や上司を気にせず、自分がやりたいオシャレができるようになりました。
看護師を辞めた後に起こるデメリット5選
看護師を辞めるとさまざまなメリットを得られますが、下記のようなデメリットが起こるこもあります。
- 収入が減ってしまう可能性が高い
- 新人からのスタートになる
- 職場復帰が難しくなる
- やりがいを感じられない場合がある
- 正社員での転職が難しい
デメリット①|収入が減ってしまう可能性が高い
収入が下がってしまう理由は、
- 夜勤手当がなくなる
- ボーナスがなくなる(少なくなる)
- 基本給が下がる
- 新卒扱いになる
などさまざまあります。
実際、マイナビ転職がおこなったアンケートでも「夜勤がないぶん収入減」との声が。
わたしの場合も、看護師を辞めたことで年間約130万円ほど収入ダウンしました。
とはいえ年収がダウンしたかわりに、身体的・精神的な負担が軽減したり、プライベートが充実できるようになったり、やりたい仕事ができるようになったりしたので、後悔はゼロです。
デメリット②|新人からのスタートになる
新人からのスタートになる大きな理由は、
- 看護師としてのキャリアが白紙扱いになる
- 実務能力・即戦力がない
- イチから仕事を教える必要がある
などさまざま。
実際にわたしも新しい挑戦をするたびに、新人からのスタートになり、ときには年下の方から指導を受けることも。
ある程度の社会経験があるのに新人からのスタートになる、というのは正直シンドイこともありました。
しかし新しい知識・スキルを習得すると、看護師以外で生きていく自信がつくので、がんばる価値は多いにあります。
デメリット③|現場復帰が難しくなる
とうぜんながら、看護師から離れる時間が長くなるほど、現場への復帰ハードルが高くなります。
もしもあなたが現場復帰を考えているなら、期間を決めるなどして復職を視野にいれながら行動しましょう。
現場復帰へのハードル下げる方法としては、
- スキル・知識の維持のために、派遣看護師として働きながら他の仕事をする
- 復職するときは、復職支援研修をおこなっている病院を転職先にする
などがあります。
デメリット④|やりがいを感じられない場合がある
なんとなく看護師を辞めて、なんとなく転職先を選んでしまうのはNG。
なぜなら、なんとなく転職活動をすすめてしまうと、やりがいを感じられない状態になり、転職後に後悔する可能性が高くなってしまうから。
やりがいを感じられないという事態を防ぐためには、自己分析が必須。
自己分析をおこなうと、
- どう生きたいか
- 転職の軸
- 転職の目的
が明確になり、やりがいのある仕事をみつけやすくなります。
実際にわたしも、自己分析をおこなうことで、やりがいのある仕事(Webライター)を行えるようになりました。
デメリット⑤|正社員での転職が難しい
未経験の職種に転職する場合、看護師経験が長い人ほど、正社員での転職が難しくなります。というのも中途採用では、即戦力・実務能力のある人材が求められているから。
実際にわたしも、書類選考で落とされ面接にすら進めなかった経験が何度もあります。
とはいえ看護師経験が長い人でも「派遣看護師×アルバイト」という形で実務経験をつめば、未経験の職種でも正社員になることが可能。
しかも、派遣看護師なら高時給の職場で働けるため、ある程度の収入を確保しながら、未経験の職種の実務経験をつめます。
看護師を辞めた方がいい人の6つの特徴
では次に、看護師を辞めた方いい人の特徴を解説していきます。
- うつ病などの健康障害が出ている人
- お金よりも時間と健康を重視したい人
- 看護師にやりがいを感じない人
- 看護の仕事が本当に合わないと感じている人
- 夜勤のある生活から心から解放されたい人
- 看護師以外で叶えたい目標がある人
特徴①|うつ病などの健康障害が出ている人
心や体を壊してまでも、今の職場で働き続ける必要はありません。今の職場が原因で心や体に異変があらわれているなら、我慢せずにやめましょう。
とくに下記のような症状が「2週間以上」続いている場合は、うつ病の可能性があるので注意が必要です。
- 気分が落ち込む、特に朝の抑うつ気分が強い
- 身だしなみやおしゃれに関心がわかない
- 集中力が低下し、仕事の能率が落ちた
- 今まで好きだったことや趣味をやる気になれない
- 友人や家族と話すのも面倒だし、話していてもつまらない
- 悲しい気持ちになる など
- 眠れない
- 寝た気がしない
- 食欲の低下(ときに増加)
- 疲れがずっと残っている
- 性欲の低下
- 頭痛(頭に鍋をかぶったようなすっきりしない鈍い痛み)、頭重感
- 心臓がドキドキする など
*引用:こころの陽だまり|VIATRIS
上記の症状に心当たりがある場合は、うつ病の自己チェックをおこない、現在の状態を客観的に確認することも大切です。
特徴②|お金よりも時間や健康を重視したい人
プライベートを充実させたい、のんびり働きたい、すがすがしい毎日を送りたいなど、時間や健康を大事にしたライフスタイルを送りたいと考えているなら、転職した方がいいです。
なぜなら転職すると、夜勤のない健康的な生活を送れるだけでなく、休みをしっかりととれるようになるから。
実際にわたしも転職したことで、
- 日勤のみの生活
- 有給消化率100%
- フルリモートワーク
という生活を送れるようになりました。
とはいえ、転職すると収入が減ってしまうというリスクが…。
収入をなるべく減らさず、時間や健康も重視したい場合は、派遣看護師という働き方がおすすめ。
特徴③|看護師にやりがいを感じない人
看護の仕事にやりがいを感じないなら、いったん転職して働く環境を変えた方がいいです。
なぜならやりがいを感じない状態で仕事を続けると、数年後に後悔する可能性が高いから。
実際にわたしもやりがいを感じないと思いつつも、10年目までズルズルと仕事を続けてしまったことで、ひどく後悔しています。
- 「もっと早く転職していれば、もっといろいろなことに挑戦できたのに…」
- 「もっと早く転職していれば、今よりも多くの可能性があったのに…」
など、とにかく後悔がつきません。
特徴④|看護の仕事が本当に合わないと感じている人
「自分なりはがんばったけど、やっぱり看護師は合わない…」そう感じているなら、転職して自分に合う仕事を探した方がいいです。
なぜなら自分に合う仕事を見つけられると、楽しみながら仕事ができ、毎日の充実度が格段にアップするから。
実際にわたしも転職して自分に合う仕事を探したことで、Webライターという仕事に出会い、楽しみながら働けるように。おかげで、休み明けの仕事に対する憂うつ感もなくなりました。
特徴⑤|夜勤のある生活から心から解放されたい人
夜勤のない生活を手に入れるためには、転職して働く環境を変えるしかありません。
実際、病院以外の職場なら、正社員でも夜勤なしで働ける職場がたくさんあります。
特徴⑥|看護師以外の仕事をしたいと思っている人
- 「違う仕事をしてみたい」
- 「経験してみたい仕事がある」
- 「なりたかった仕事がある」
- 「違う環境で自分を試してみたい」
と思っているなら、先のばしせずに転職した方がいいです。
なぜなら決断を先のばしにすると、貴重な時間(資源)をどんどん失ってしまうから。
実際にわたしも、決断を先のばしにしてしまったせいで、5年という貴重な時間(資源)をムダに。
5年という時間(資源)をムダにしなければ、
- もっと多くのことに挑戦できたのに…
- もっと多くの選択肢のなかから選べたのに…
- トライ&エラーを実践できる時間がたくさんあったのに…
などなど今でもひどい後悔をしています。
何かをしたい、してみたいと思っているなら、決断を先のばしにせずに転職しましょう。
看護師を二度とやらないと決めたらやるべき2つのコト
看護師を辞める時にやるべきことは、下記の2つ。
- 自己分析をおこなう
- 少しずつ働く環境を変えていく
ポイント①|自己分析をおこなう
とくに「看護師を二度とやらないと決めたけど、何をしたらいいかわからない…」と悩んでいるなら、自己分析は必須。
なぜなら、転職の目的がぼんやりしたまま転職活動をおこなうと、行き当たりばったりの転職することになり、転職後に後悔する可能性が高くなってしまうから。
転職後の後悔を防ぐためにも、自己分析をおこなって転職の目的をハッキリとさせましょう。
なお、自己分析を行うときは、無料で利用できるキャリアプラン作成補助シートというツールがオススメ。
キャリアプラン作成補助シートは、厚生労働省のジョブカード制度の一つでジョブカード制度総合サイトからでダウンロードできます。
ポイント②|少しずつ働く環境を変えていく
「看護師を二度とやらない…」と思っても、いきなり未経験の職種に転職するのはやめた方がいいです。
まずは、
- 正社員からパートに切り替える
- 働く病院を変える
- 病院以外に転職する
など少しずつ働く環境を変えることからはじめましょう。
なぜなら現時点で「看護師を二度とやらない…」と思っていても、働く病院を変えたり、病院以外に転職したりすることで、看護の仕事の楽しさを再発見できる可能性が十分にあるから。
実際、同じ看護師でも働く環境が変わると、求められているコトや業務内容が異なるため、今の職場とは違うやりがいや楽しさなどを感じられることも。しかも、看護師資格を活かせる職場への転職なら「転職ハードルが低くなる」というメリットもあります。
看護師を二度とやらないと決めた後の転職先
看護師を二度とやらないと決めた後の転職先には、以下の2つの選択肢があります。
- 看護師資格を活かせる職場
- 看護師とは関係ない異業種
転職先①|看護師資格を活かせる職場
看護師資格を活かせる職場は、下記のとおりです。
老人ホーム | 保育園 | 障害者福祉施設 |
企業の看護師 | 治験コーディネーター | ツアーナース |
救護室 | デイサービス | 検診センター |
美容クリニック | 訪問看護 | 献血ルーム |
児童養護施設 | コールセンター | クリニカルスペシャリスト |
クリニック | 訪問入浴 | etc… |
転職先②|看護師とは関係のない異業種
看護師とは関係ない異業種の転職先は、下記のとおりです。
営業 | 企画・マーケティング | ITエンジニア |
事務・管理 | Web・インターネット | クリエイティブ |
サービス・販売 | 化学・食品 | etc… |
わたしの場合は、介護系の職場や起業の手伝い、一般職でのアルバイトなど興味があることに手を出していったことで、自分に合っている仕事(Webライター)がみつかりました。
看護師を二度とやらないと決めた方必見!失敗しない転職方法
では、看護師が転職するためには、具体的にどのようにすればよいでしょうか。
ここでは、以下の2つのパターンで転職方法を解説していきます。
- 看護師資格を活かせる職場に転職する場合
- 看護師とは関係ない異業種に転職する場合
なお、転職する場合の第一歩としてオススメなのは「働く病院を変える」もしくは「病院以外に転職する」という形で、看護師資格を活かした職場に転職する方法。
というのも現時点で、看護師を辞めたい…と思っていても「働く病院を変える」もしくは「病院以外に転職する」ことで、看護の仕事の楽しさを再発見できる可能性が十分にあるから。
方法①|看護師資格を活かせる職場に転職する場合
働く病院を変える、病院以外に転職するなど、看護師資格を活かした職場に転職する場合は「看護師転職サイト」を活用して、情報収集を行いましょう。
看護師転職サイトを活用する理由は、
- 比較検討できる求人数が圧倒的に増える
- 内部情報をゲットしやすくなる
- 職場見学のセッティングをしてもらえる
など病院・病院以外の仕事先の情報を多角的かつ網羅的に収集できるから。
さらに、多角的かつ網羅的な情報収集を行えれば、想像と現実のギャップを埋められるため「思っていたのと違った…」「こんなはずじゃなかった…」という状況を回避できる確率も高くなります。
とくに、失敗しない転職をするためには「職場見学」を行い、想像と現実のギャップを限りなくゼロにすることが重要。実際、職場見学を行うと、転職先のリアルな雰囲気を感じられるため、想像と現実のズレを認識しやすくなります。
職場見学についても看護師転職サイトを活用すればOK。職場見学したいことを転職エージェントに伝えれば、あなたのかわりに職場見学のセッティングをしてくれます。
失敗しない転職をするためには妥協なき情報収集が必須。利用できるサービスは積極的に活用していきましょう。
なお、わたしが実際に利用したよかった看護師転職サイトは以下の3つ。
転職サイト | 求人数 | HP | |
1位 | レバウェル看護 (看護のお仕事) | ◎ | ◎ |
2位 | マイナビ看護師 | ◎ | ○ |
3位 | ナースパワー | ○ | △ |
看護師転職サイトの選び方やオススメの転職サイトの詳細については「【転職経験者が厳選】看護師転職サイトランキングTOP3を紹介!」で詳しく解説しているので、参考にしてもらえたらうれしいです。
方法②|看護師とは関係ない異業種に転職する場合
異業種の職場に転職する場合は、看護師転職サイトではなく、リクナビエージェントやdodaなどの「総合型転職サイト」を活用して、情報収集を行いましょう。
なぜなら総合型転職サイトと看護師転職サイトでは、掲載されている職種の求人情報がまったく異なるから。とくに異業種の求人情報は膨大にあるため、総合型転職サイトでどんな職種があるかを調べることが重要に。
また、総合型転職サイトを活用すると転職エージェントが、転職の相談や求人の紹介、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策などの、転職サポートをおこなってくれます。
「異業種に転職したいけど、何をどうすればいいかわからない…」と悩んでいるなら、まずは転職エージェントに相談するのがオススメ。
ちなみに異業種の仕事先に転職する場合、
- まずは「派遣看護師+希望する職種でのアルバイト」という形で働き
- 希望する職種の即戦力・実務能力が身についたら正社員を目指す
という方法もあります。
とくに中途採用では即戦力・実務能力のある人材が求められていて、希望する職種の即戦力・実務能力がないと、正社員での採用ハードルが高くなる傾向に。一方でアルバイトなら、正社員に比べて転職のハードルが下がります。
異業種の仕事先に転職する場合は、派遣看護師として働きながら、希望する職種でアルバイトを行い、即戦力・実務能力を身につけることも検討しましょう。
【まとめ】看護師を二度とやらないと決めたら勇気をだして転職しよう
今回は、看護師を辞めた後に得られるメリット・デメリットや看護師を二度とやらないと思ったら転職した方がいい理由、看護師を二度とやらないと決めたらやるべきコトなどについて解説しました。
結論として、看護師を二度とやらないと決めたら、勇気をだして転職した方がいいです。
ただし、いきなり看護師を辞めるのはオススメしません。まずは「働く病院を変える」もしくは「病院以外に転職する」などして、少しずつ働く環境を変えていくのがいいです。
というのも看護師を辞めなくても、働く病院を変えたり、病院以外に転職したりすることで、精神的なツラさや職場の人間関係のストレスなどから解放されることが多々あるから。
しかも、少しずつ働く環境を変えていけば、低リスクで転職活動を行えます。