とはいえ、我慢すべきか、本当にやめた方がいいのか判断できない…。
どんな状況ならやめた方がいいのか、教えてほしい。
それと、看護師をやめた方がいい場合、次になにをすればいいのかわからない…。
実際に、看護師をやめた人で、他の仕事をしている看護師の話を聞きたいです。
こういった疑問に答えます。
現在は転職アドバイザーとして活動しています。
我慢は美徳、逃げは悪と考えている人もいますが、個人的には後悔しない生き方を選んだほうがいいと思います。
私の場合は、看護師にやりがいを感じなくなりはじめたころに、看護師をやめた方がいいと思い、その数年後に看護師を辞めました。
結果として、今はとても充実した毎日を過ごすことができています。
今回はそんな私の実体験にもとづいて、看護師をやめた方がいい場合と、辞めたあとの注意点などを解説します。
看護師をやめた方がいい場合【後悔しない生き方を選ぼう】
主張:経験として、以下の場合は、看護師をやめた方がいいと思います。
- 3年以上続けたけど、看護師が合わないと感じる…
- 3年以上続けたけど、看護師としての自信がなくなる一方…
- 看護師という仕事に、やりがいを感じない…
- 心身の異変を感じる…
一つずつ解説します。
ケース①「3年以上続けたけど、看護師が合わないと感じる…」
この場合は、看護師を一旦やめて、違う仕事をしたほうがいいと思います。
なぜかというと、「なんか合わないな…」と思いながらも、ダラダラと看護師を続けてしまうと、数年後に後悔する可能性が高いからです。
体験談:私も看護師が合わないと感じた一人です。
実際に私も、看護師5年目を過ぎたあたりから、看護師という仕事が合わないと感じていました。
ただ、新しいことに挑戦する恐怖と、やめた後になにをすればいいかわからない…などの理由から、合わないという気持ちを放置してしまいました。
結局、看護師10年目にして、やっと看護師をやめて新しい挑戦をしましたが、もっと早く決断するべきだったと、今でも後悔しています。
新しい挑戦において、若さと時間は大きな武器になる
私の場合は、やめるべきときに、やめなかったせいで約5年という貴重な時間をムダにしてしまいました。
とくに、新しいことに挑戦するときは、若さと時間が大きな武器になります。
そういった武器を、自ら放棄したことは、悔やんでも悔やみきれないミスといえます。
ケース②「3年以上続けたけど、看護師としての自信がなくなる一方…」
この場合は、以下のどちらの方法でもいいので、自信を取り戻すことからはじめたほうがいいです。
- 看護師をやめる
- 看護師資格をいかすことができる職場に転職
なぜかというと、自信を失い続けると、自己肯定感が下がり、負のスパイラルに陥りやすくなってしまうから。
具体的には、以下のとおり。
- 自信がなくなる…
- 自分はなにもできない人間と思い込む…
- 自己肯定感が下がる…
- 物事すべてをマイナスに捉えやすくなる…
- さらに自信がなくなる…
- さらに自己肯定感が下がる…
- …
それに加えて、自己肯定感が下がると、メンタルが弱くなったり、失敗が怖くて新しいチャレンジができなくなるなど、どんどんネガティブな方向にむかいやすくなってしまいます。
実際に私も、看護師時代は毎日のようにダメ出しをされ、怒られ、生きてることを否定され、表でも裏でも悪口をいわれ…、自信を失い、自己肯定感がガタガタに下がっていました。
結果、自分はなにもできないダメな自分だと思い込み、すべてをマイナスに捉えてしまっていました。
私の場合、環境の変化が自信を取り戻すキッカケになった
実際に私の場合、病棟からオペ室への異動が、自信を取り戻すキッカケになりました。
理由としては、以下の2つが大きかったです。
- 病棟よりオペ室のほうが、自分の性格にあっていた
- 先輩看護師や同僚に恵まれた
こういった幸運も重なって、徐々に自信を取り戻すことができました。
余談:転職して人生が好転した看護師はたくさんいます
実際に環境を変えることで、自信を取り戻した看護師を何人も知っています。
たとえば…
- 総合病院から、リハビリ系の施設に転職して、自信を取り戻した看護師
- 総合病院から、介護施設に転職からの施設長になって自信を取り戻した看護師
- 看護師を辞めて、自分の新しい可能性を発見できて、自信を取り戻した看護師
- etc…
病院にいると、病院が世界のすべてと思いがちだと思います。
ただ、今いる場所が世界のすべてじゃないありません。
看護師だからと病院にこだわる必要もなければ、看護師という仕事にこだわる必要もありません。
それよりも重要なのは、自信がつき自己肯定感を高めることができる、仕事をすることだと思います。
https://life-climber.com/nurse-jobchange-quit/
ケース③「看護師という仕事に、やりがいを感じない…」
この場合も、看護師を辞めて新しいことに挑戦するべきです。
なぜなら、やりがいを感じないと思っていることを続けると、数年後に後悔する可能性が高いから。
繰り返しになりますが、私も辞めるべきタイミングで辞めなかったことによって、約5年という貴重な時間をムダにしてしまいました。
そして、新しいことをはじめるたびに、もっと早く決断するべきだっといつも後悔しています。
私と同じような後悔をしないためにも、看護師にやりがいを感じないなら、決断を先のばしにせずに積極的に行動するべきです。
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ケース③「心身の異変を感じる…」
具体的には、以下のような症状が2週間以上続くときは、すぐに看護師を辞めるか、転職して環境を変えたほうがいいです。
理由は、うつ病の可能性があるから。
- 憂うつ感、絶望感、悲しみなど、沈んだ気持ちが続く。
- 意欲が湧かず、何も楽しめない(楽しくない)と感じている。
ささいな出来事や他の人の言動で、自分を責めてしまう。「自分という人間には価値がない」という思いが強い。 - 気力が低下し疲れやすい。思考力や集中カが低下している。仕事や日常生活において、作業能率が落ちている(あるいは、そう感じる)。
- 重く締めつけられるような頭痛。
- 腰痛、肩こリ、身体の節々の痛み。
- 食欲不振、胃の痛み。
- 発汗、息苦しさなど。
引用:すぐに役立つ暮らしの健康情報ーこんにちは2011年3月号:メディカル・ライフ教育出版
我慢のしすぎはNG、早めの早めの対策が重要
なぜなら、一度うつ病を発症してしまうと、以前のような生活に戻ることが難しくなってしまう危険があるから。
実際にうつ病を発症してしまった、知り合いの看護師の場合、数年経っても以前のような状態に戻ることができず苦しんでいました。
【無計画はNG】看護師をやめた方がいい場合にやるべきこと
結論、自己分析をおこないましょう。
とくに、以下のような疑問があるなら、自己分析は必須になります。
看護師を辞めたいけど、「どこに転職すべきか」「なにをすべきか」がわからない…。
そして、上記のような疑問を解決するためには、自己分析をおこない「どう生きたいか」を明確にすることが重要です。
よくある質問「自己分析はどうやっておこなえばいいの?」
無料で利用できるツールがあるので、まずはそれを利用すれば問題なし。
そのツールというのが、キャリアプラン作成補助シートです。
キャリアプラン作成補助シートには、自分の個性・性格や仕事を選ぶうえでのこだわり、自分の強み・弱み、将来取り組みたい仕事や働き方などに答える項目があります。
これらの項目を一つずつ答えていくことで、自己理解をおこなうことができ、最終的に「どう生きたか」を明確にすることができます。
【無料】キャリアプラン作成補助シートのダウンロード先
キャリアプラン作成補助シートは、厚生労働省のジョブカード制度の一つで、「ジョブカード制度総合サイト」から無料でダウンロードすることができます。
*参照:厚生労働省・ジョブカード制度総合サイト
私の場合は、看護師を辞めて幸せになりました。
さらにいうと、看護師を辞めて後悔したことは一度もありません。
むしろ、勇気を出して辞めてよかったと毎日のように思っています。
なぜかというと、看護師を辞めたことで、人生の「幸せ指数が格段にアップした」から。
幸せ指数が格段にアップした理由は、以下のとおり。
- 身体的・精神負担が激減した
- ストレスが激減し、心身ともに穏やかに過ごせる日が増えた
- 人生に希望ができ、「生きていて楽しい」と思えることが増えた