というか…本音と建前だったらどちらを伝えるべき?
できれば、わかりやすいように、退職理由の文章例があるとうれしい。
あと、退職を認めてくれない場合、どうすればいいのか教えてほしい。
これから退職を考えているので、実際に退職した人の経験談を知りたいです。
こういった疑問に答えます。
現在は転職アドバイザーとして活動しています。
退職に関していえば、私自身、複数回の経験があります。
その経験からわかった円満退職の秘訣は、本音と建前を上手に使い分けることでした。
今回は、今回はそんな私の実体験にもとづいて、退職理由の伝え方に関して解説します。す。
【退職理由の伝え方】退職経験のある看護師が教えます【本音or建前】
結論として、退職理由を伝えるときは、状況によって本音と建前を使い分けたほうがいいです。
なぜなら、円満退職の秘訣は、どれだけ師長を納得させることができるか、にかかっているといっても過言ではないからです。
よくある質問「どうやって本音と建前を使い分ければいいの?」
ざっくり分けると、以下のとおり。
- 退職理由が現状への不満である場合:建前を使う
- 退職理由が前向きor不可避である場合:本音を使う
建前を使ったほうがいい場合【退職理由→現状への不満】
具体的には、以下のような退職理由の場合は、建前を使ったほうがいいです。
なぜかというと、強い引き止めや、理不尽な悪口をいわれる可能性が大だからです。
- 怒られてばかりで、努力も認められず精神的に辛い
- スタッフの悪口が日常茶飯事で嫌
- 人間関係や業務がうまくいかずストレスが大
- 残業が多いのに、給料が低い
- 教育体制に不満がる
- 看護部の方針に不満がある
- 看護師に向いていない
- 休日が少ない(有給が取れない)
人間関係を理由に退職を相談した看護師の話
結果として、以下のようなことを言われたそうです。
- 「そんな理由で辞めたら、次の就職先がみつからない」
- 「そんなの逃げているだけ、我慢してがんばるべき」
- 「退職しても、社会人として何も解決しない」
もちろん、現状への不満を伝えたからといって、すべてのケースで上記のようになるわけではありません。
職場(師長)によっては、現状への不満に理解を示してくれ、円満退職のサポートをしてくれるケースもあります。
とはいえ、実際に退職経験がある看護師の話を聞いてみると、退職理由が現状への不満の場合、強い引き止めや理不尽な悪口を言われるケースのほうが割合的に多かったです。
本音を使ってもいい場合【退職理由→前向き・不可避】
具体的には、以下のような退職理由の場合は、本音を使っても問題なしです。
理由は、師長が引き止めにくい(引き止められない)退職理由だからです。
- 他県へ引っ越す
- 親の介護
- 結婚・出産・育児
- スキルアップ・キャリアップのため
- 他分野への関心・挑戦
- 他施設への興味
- 進学・留学・資格取得
上記が、本当の退職理由であればオールOKですが、本当の退職理由が現状への不満である場合は、上記のような前向きな退職理由を伝えるのがいいです。
ただ、前向きな転職理由を伝える場合は、伝え方が重要になります。
なぜなら、前向きな転職理由でも、伝え方によって強い引き止めにあってしまう可能性があるから。
前向きな退職理由を伝えるときの注意点
結論、退職後の未来をイメージできる理由を考えることが重要。
理由は、説得力と具体性を高めて、強い引き止めにあう確率を下げるためです。
そのためには、5W1Hを使って退職理由を明確にするのが効果的です。
【文章例】前向きな退職理由の伝え方【円満退職したい看護師必見】
ここでは、先ほどの退職理由に対して5W1Hを用いてみます。
- スキルアップ・キャリアップのため
- 他分野への挑戦
- 他施設への挑戦
- 進学・留学・資格取得
ちなみに、退職理由が思いつかない場合は、将来達成したい目標やいずれ叶えたい夢を、退職理由にするがいいです。
なぜなら、目標や夢を退職理由にすれば、嘘をつくことなく説得力がある退職理由を伝えることができるから。
退職理由①「スキルアップ・キャリアップのため」
- いつ:3ヶ月後
- どこで:認定看護師の支援体制が手厚い病院
- 誰が:あなた
- 何を:認定看護師の資格取得を目指す
- なぜ:スキルアップ・キャリアップしたいから
- どのように:退職して
退職理由②「他分野への挑戦」
- いつ:3ヶ月後
- どこで:一般企業
- 誰が:あなた
- 何を:営業スキルが身につく仕事
- なぜ:他分野での仕事に挑戦したいから
- どのように:退職して
退職理由③「他施設への挑戦」
- いつ:3ヶ月後
- どこで:介護施設
- 誰が:あなた
- 何を:医療や看護の立場から日常生活をサポートしたい
- なぜ:他施設での仕事に挑戦したいから
- どのように:退職して
退職理由④「進学・留学・資格取得」
- いつ:3ヶ月後
- どこで:タイ
- 誰が:あなた
- 何を:語学留学をしたい
- なぜ:留学して英語力を高めたいから
- どのように:退職して
前向きな退職理由を伝えても退職を認めてくれない時の対処法
退職を認めてくれないときの対処法としては、以下の2つあります。
- 退職届を郵送で送る
- 退職代行サービスを利用する
対処法①「退職届を郵送で送る」
退職届を郵送で送る場合は、公的な証拠となる内容証明郵便で送るのがいいです。
なぜかというと、内容証明郵便は公的な証拠となるため、仮に病院が受け取り拒否をしても、退職届を出したと認めてもらうことができるため。
対象届の書き方
例文は以下のとおり。
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上記がかけたら、封筒に入れて内容証明郵便で郵送するだけ。
封筒の表に「退職届」、封筒の裏に「部署名・名前」を、それぞれ縦書きで書きます。
ちなみに、退職日については、土日祝日などの休日を含めた2週間前に設定しましょう。
退職を申告すれば2週間を経過した時点で退職可能
なぜなら、退職する権利については、法律によって守られているから。
具体的には、民法第627条第1項に以下のような記述あります。
当事者が雇用期間を定めなかった時は、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。
この場合においては、雇用は、解約申入れ日から二週間を経過することによって終了する。
上記のとおりで、師長がいくら退職を認めてくれなくても、退職の申告さえすれば2週間経過した時点で退職することができるんです。(雇用期間の定めがない場合)
対処法②「退職代行サービスを利用する」
職場(師長)との関係がこじれていて、師長や病院と直接やり取りしたくない場合は、退職代行サービスを利用するのがいいです。
なぜなら、退職代行サービスを利用すると、退職にかかるすべての手続きを業者がおこなってくれるから。
看護師と相性がいい退職代行サービス
結論、わたしNEXTがいいです。
理由は、女性向けの退職代行を専門的におこなっているから。
わたしNEXTを利用するメリット
メリットは以下のとおり。
- 退職成功率が100%で安心*2020年11月現在
- 病院と直接、話さなくてすむ
- あなたに直接、連絡しないように伝えてくれる
- 残りの給料を払ってくれない場合は相談できる
- 最短で即日(依頼当日)から出社しなくてすむ
- 有給休暇の交渉をしてくれる
- 弁護士の指導を受けているから安心して利用できる
個人的にいいなと思ったのは、師長と直で話さなくてすむこと。
やっぱり、直で話をしてしまうと、うまいこと丸こまれてしまい、退職できなくなるという危険が多いにあります。
そういったリスクを回避する意味でも、退職代行サービスの利用には大きなメリットがあると思います。
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