看護師

新人看護師が半年で辞めたい気持ちわかります【我慢のしすぎは禁物】

半年勤務だけど仕事を辞めたい新人看護師
半年勤務だけど仕事を辞めたい新人看護師
新人看護師ですがもう辞めたい…半年で辞めてもいい?

半年で辞めた場合は、どのようなデメリットがありますか?

新人看護師ですが、半年の勤務で看護に向いていないと感じた…どうすればいい?

できれば半年で辞めたくない…新人看護師を乗り切る方法を知りたい。

最悪な職場環境を半年我慢した新人看護師です…まだ我慢するべき?

こういった疑問に答えます。

朝比奈
朝比奈
この記事を書いている私は看護師歴10年、現在は看護・介護の転職アドバイザーとして活動しています。

私も新人の頃は、存在価値を全否定される毎日に、常に辞めたいと思っていました。

私の場合は、心と体の不調を避けることはできましたが、いつ鬱になってもおかしくなかったと思います。

今回は、そんな私の実体験にもとづいて、新人看護師がとるべき行動などについて解説します。

新人看護師が半年で辞めたい気持ちわかります【ただ、我慢して続けてよかった】

私が新人看護師のときも、仕事ができない自分が嫌になったり、看護師を続ける意味がわからなくなったり、先輩看護師から存在価値を否定されたり、半年どころか3ヶ月過ぎた頃から常に辞めたと思っていました。

だからこそ、新人看護師が半年で辞めたい気持ちというのは、痛いほどわかります。

経験談:個人的には辞めずに続けてよかった

ただ、今になって思えば、辞めずに続けてきてよかったと思っています。

なぜかというと、看護師資格+看護師経験のおかげで、新しいことにチャレンジできるようになったからです。

とくに大きな転機となったのが、起業の経験ができたことです。

起業を経験したことで、やりたいこと・やるべきことがよりいっそう明確になり、次のステップにチャレンジする原動力になりました。

よくある質問「なぜ、看護師資格+看護師経験があると新しいことにチャレンジできるようになるの?」

一番の理由は、食いっぱぐれる心配がなくなるからです。

実際のところ、人がいる限り看護という仕事は必ず必要とされますね。

それに加えて、看護の仕事は国家資格を保有している人しかおこなうことができない、というのも大きな強みになります。

このように、看護師資格+看護師経験というのは、生きていく上での心強い保険になり、新しいことにチャレンジするための重要な土台になるんです。

3年の病棟経験を積むといい件

理由は2つ。

  • 他職種に転職しても、失業という不安に怯えなくてすむ
  • 転職先選びの幅が広がる

他職種に転職しても、失業という不安に怯えなくてすむ

看護師経験3年あれば、年を重ねても、高い確率で看護師に戻ることができるからです。

仮に、看護師1年目で辞めてしまった場合、資格があっても経験がないので、年を重ねるほど看護師に戻るのが大変になります。

もちろん、戻れないことはないとは思いますが、経験がないと、転職選びの幅がグッと狭くなってしまうというデメリットがあります。

そういった事態を避けるためにも、最低でも3年の病棟経験を積むのがいいです。

転職先選びの幅が広がる

なぜなら、看護師経験3年あれば、基本的に病院以外の職場でも看護師として働くことができるからです。

具体的には、以下のような職場で働くことができます。(職場によっては看護師経験5年を必要とする場合もある)

病院 クリニック 診療所
臨床開発モニター コールセンター 美容クリニック
介護施設 デイサービス 保健所
リゾートナース 大学の保健室 訪問入浴
保育園 訪問看護 ツアーナース
治験コーディネーター 企業看護師 献血ルーム
救護室 障害福祉施設 児童養護施設
教員 乳児院 健診センター
イベントナース クリニカルスペシャリスト etc…

半年で向いていないと感じた新人看護師がやるべきコト

結論、まずは病院を辞めてからどうするのかを、明確にするコトからはじめたほうがいいです。(辞めるのはそれから)

理由は、次の転職での失敗を避けるためです。

看護師1年目で2回以上の転職は避けるべし

なぜなら、看護師1年目で2回以上の転職をすると、転職選びの幅がグッと狭くなってしまうからです。

実際問題、看護師1年目で2回以上の転職をしてしまうと、採用担当者に「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか…」という印象を与えてしまいます。

すぐに辞めてしまう人を雇うとデメリットが大

残念ながら、採用してもすぐに辞めてしまいそうな看護師は、採用する側にとってデメリットが大きいんです。

理由は、以下のとおり。

  • 採用のためにかけた時間とコストが、すべてムダになってしまう危険があるから
  • 入職した人がすぐに辞めてしまうというのは、現場の士気低下にも繋がってしまうから
  • すぐに辞めてしまった場合、同じかそれ以上の時間とコストをかけて、再び採用活動をおこなう必要があるから

このように、すぐに辞めてしまいそうな看護師を雇うというのは、採用担当者にとってリスクが大きすぎる行為なんです。

実際、採用担当者の人からは「どんなに人材に困っていても、すぐに辞めてしまいそうな人材は極力雇いたくない」という話を聞きました。

よくある質問「今後のことはどうやって明確にすればいいの?」

結論、自己分析をおこないましょう。

なぜなら、自己分析をおこなうことで、「自己理解」と「目標設定」をおこなうことができるからです。

  • 自己理解:これまでの経験を振り返り、客観的に自分をみつめなおす
  • 目標設定:病院を辞めてからの行動を明確にし、それを実現するためのゴールを決める

 自己分析をおこなうためのツール

まずは、無料で利用できる、キャリアプラン作成補助シートを利用するのがいいです。

キャリアプランシートは、厚生労働省のジョブカード制度の一つで、「ジョブカード制度総合サイト」というホームページから無料でダウンロードすることができます。

  • キャリアプラン作成補助シート(PDFExcel記入例
  • キャリアプラン作成補助シート付録(PDFExcel*必要に応じて

*参照:厚生労働省・ジョブカード制度総合サイト

半年で辞めたい新人看護師が「今」を乗り切る方法

経験として、「期限付き+実現可能な目標」を立てて仕事をするのがいいです。

なぜかというと、「期限付き+実現可能な目標」を立てることが、「今」を乗り切る原動力になるからです。

たとえば、「将来の保険として、3年は看護師を続ける」という目的を立てれば、看護師を3年続けるための原動力をつくりだすことができます。

他にも、「クリニックに転職するためには、最低でも2年の経験が必要だから2年は看護師を続ける」でもいいですよね。

ちなみに、目標の立てるときは、先ほど紹介した自己分析をおこなうとよいです。

よくある質問「そうはいっても毎日出勤するのがツライ…どうすれば?」

いつでも辞めてやる精神で、仕事をするのがよいです。

なぜなら、常に逃げ道を用意してあげることで、気持ちが楽になるからです。

体験談:出勤がツラかった時期の話

実際に私も、いつでも辞めてもいいという思考に変化させるまでは、毎日の出勤がツライものでした。

たとえるなら、先の見えない暗いトンネルのなかを、ただひたすらに歩く状態。

しかも、よくよくトンネルを見れば、出口がところどころに用意されているのに、それに気づくことができない。

心の余裕がないというのは、危ないですよね。

重要なのは心の余裕をつくること

心の余裕がないと、いざというときに逃げることができないから。

そうやって追い込まれていくと、最悪の場合、自分の命が危険にさらされてしまいます。

そういった事態を未然に防ぐためにも、いつでも辞める精神をもって、意識的に心に余裕をつくってあげることが重要です。

実際のところ、新人で辞めても人生詰まない

なぜなら、看護師なら転職先を選り好みしなければ、仕事をみつけることはできるからです。

実際、看護師不足は今後も続きます。

看護師不足に関しては、厚生労働省の看護職員受給見通しの今後の進め方について(案)の、看護職員確保対策についてで、以下のような明記があります。

”社会保障・税一本改革の試算では、2025年に看護職員が約196〜約206万人も必要とされており、今後、仮に3万人/年のペースで増加しても、約3万人〜13万人分のギャップが生じるとされている。

出典元:第2回看護職員需給見通しに関する検討

半年勤務の新人看護師でも我慢せずに辞めるべき状況

以下のような状況なら、我慢せずに辞めるべきだと思います。

  • 聞いても教えてくれない
  • 医療業務をやらせてもらえない
  • 体または、心に不調が現れている

聞いても教えてくれない

聞いていも教えてくれない状況で働いているなら、辞めることを検討したほうがいいです。

なぜなら、なんでも聞ける状況で仕事をすることができるのは、新人の頃だけだからです。

そんな貴重な時間を、聞いても教えてくれない状況で過ごすのは、かなりの損をしているといってもいいです。

看護師2名を比較してみる

たとえば、看護師を下記のとおりで比較します。

  • 看護師A:しっかりと教えてくれる職場で1年を過ごす
  • 看護師B:聞いても教えてくれない職場で1年過ごす

この場合、同じ1年を過ごしたとしても、看護師Aのほうが成長度合いが大きくなる可能性が大です。

しかも、看護師2年目になると、なんでも聞ける雰囲気ではなくなるので、看護師1年目の教育はかなり重要になってきます。

1年目で転職すると初めからスタートだけど…

教育が不十分な職場にいるよりは、メリット大です。

医療業務をやらせてもらえない

医療業務をやらせてもらえない状況で働いているなら、すぐに辞めたほうがいいです。

なぜなら、時間の浪費でしかないからです。

繰り返しになりますが、なんでも聞ける状況で仕事をすることができるのは、新人の頃だけです。

そんな貴重な時間をムダにしないようにするためにも、新しい職場への転職を強くオススメします。

体または、心に不調が現れている

具体的には、以下のような症状が、2週間以上続く場合はうつ病の可能性があるので注意が必要です。

【気分や行動面】
  • 憂うつ感、絶望感、悲しみなど、沈んだ気持ちが続く。
  • 意欲が湧かず、何も楽しめない(楽しくない)と感じている。
  • ささいな出来事や他の人の言動で、自分を責めてしまう。「自分という人間には価値がない」という思いが強い。
  • 気力が低下し疲れやすい。思考力や集中カが低下している。仕事や日常生活において、作業能率が落ちている(あるいは、そう感じる)。
【身体面】
  • 重く締めつけられるような頭痛。
  • 腰痛、肩こリ、身体の節々の痛み。
  • 食欲不振、胃の痛み。
  • 発汗、息苦しさなど。

引用:すぐに役立つ暮らしの健康情報ーこんにちは2011年3月号:メディカル・ライフ教育出版

少しでも異変を感じたらセルフチェックをするべし

セルフチェックできるものには、以下のようなものがあります。

大事なのは自分の身を守ってあげることです

とくに我慢のしすぎはNGです。

常に自分の心と体の状態に注意して、SOSのサインを見逃さないようにしましょう。

それと同時に、心が悲鳴をあげて、体に異変が出ているようなら、我慢せずに転職をするべきだと思います。