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パワハラ発言に苦しんでいる看護師へ【経験にもとづく対処法を解説】

パワハラに苦しんでいる看護師
パワハラに苦しんでいる看護師
先輩看護師からのパワハラで、精神的に追い詰められている…。

このままでは、心も体ももたないので、パワハラへの対処法を知りたい。

というか…パワハラが原因で転職・退職してもいい?

転職してもいいなら、パワハラが少ない職場を教えてほしいです。

できるだけ早く、パワハラに苦しめられる生活から解放されたいので、実際にパワハラを受け

たことがある看護師のリアルな話を聞きたいです。

こういった疑問に答えます。

朝比奈
朝比奈
この記事を書いている私は、看護師歴10年。

現在は看護・介護の転職アドバイザーとして活動しています。

私自身、看護師時代は先輩や医師からのパワハラを受けていた一人です。

「役立たずはいらないから、早く仕事やめて、ここから消えて!」「お前は看護師失格だ」「顔もみたくない、今すぐ帰れ!」「明日からこなくていいから」など、ところかまわずパワハラを受けていました。

そんな状況でも、なんとか10年目まで看護師を続けることができたのは、自分なりにパワハラへの対処法を構築することができたから。

今回はそんな私の実体験にもとづいて、悪質なパワハラへの対処法や、退職するべきタイミング、パワハラが少なかった職場などを解説します。

パワハラで苦しんでいる看護師へ【その気持ち痛いほどわかります】

パワハラで苦しんでいるあなたの気持ち、痛いほどわかります。

なぜなら私も、看護師時代にパワハラを受けていた一人だから。

具体的には、以下のようなパワハラを受けていました。

  • 暴言や侮辱などの口撃
  • 無視・無視・無視のオンパレード
  • 悪質な嫌がらせの数々
  • etc…

体験談①「暴言や侮辱などの口撃」

たとえば…

  • 「役立たずはいらないから、早く仕事やめて、ここから消えて!」
  • 「お前は看護師失格だ」
  • 「仕事遅すぎ、この給料泥棒」
  • 「顔もみたくない、今すぐ帰れ!」
  • 「明日からこなくていいから」
  • 「ほんと、あんたってアホで、つかえない看護師だね」
  • 「こんなこともできないの?頭、大丈夫?」
  • 「etc…」

もちろん、要領が悪く仕事を覚えるのが遅かった私にも、悪い部分はあると思います。

とはいえ、パワハラで精神的に追い詰めるの行為は、ほんとうにやめてほしかったです…。

このころは、自己肯定感が激しく低下していて、すべてにおいてマイナス思考…。

「自分なんて生きている価値がない人間なんだ…」と、なんどもなんども思っていました。

体験談②「無視・無視・無視のオンパレード」

たとえば…

  • 挨拶しても無視される
  • わからないことを聞いても無視される
  • 休日にレポートをもっていったら、すでに帰っていた
  • 一人だけ会話にいれてもらえない
  • 申し送り中、ずっと無視され目すらあわせくれない
  • etc…

無視・無視・無視のオンパレードは、精神的な口撃以上に、心を大きくえぐられました。

無視されるたびに、「自分は誰からも必要とされていない、存在価値がない人間なんだ」と、激しい孤独感に襲われていました。

体験談③「悪質な嫌がらせの数々」

たとえば…

  • 昼休憩をとっているだけなのに、なぜか嫌味を言われる
  • あきらかに休日を狙って、レポートや勉強を病院にもってこさせる
  • 休日なのに、病棟にくるように強要される
  • 先輩より早く帰ろうとすると、舌打ちされ、嫌味を言われる
  • 職員や患者のまえであえて、公開処刑される
  • やってもないミスを、やったことにされ、それを言いふらす
  • etc…

このほかにも、「今までやったことがない手技を一人でやらされる→わからないから教えてほしい、というと激しく叱責される→がんばってやってみるもののうまくできず、また激しく叱責される」、なんてこともありました。

仕事にいくと嫌がらせをされる、そう考えるだけで気持ちが沈み、ロッカーからなかなかでられませんでした。

昼休憩も気が休まらず、一人トイレにこもることもありました。

本当に、最悪な日々でした。

体験談:パワハラを経験してわかったこと

結論、「自分を変えるしかない」です。

理由は、以下のとおり。

  • 他人に期待しても、パワハラをしてくる人の心は変えることはできないから
  • パワハラする人の心が変わるのを待っていたら、永遠にパワハラに苦しめられることになるから

実際、私がパワハラを乗り越えることができたのは、パワハラへの対処法を自分なりに構築し、それを実行できたのが大きいです。

ここからは、そんな私の実体験をもとに、パワハラへの対処法や解決策を解説していきます。

パワハラへの対処法【パワハラを受けた経験がある看護師が解説】

具体的には、以下のようなことをおこないました。

  • 相手が変わることを、期待しない
  • 無になる=無関心になる
  • 意識的に感情を抑制する
  • 自分に明らかな非があるとき以外は、謝らない
  • 病院以外にも働く場所があると考える
  • とにかく勉強して実力をつける
  • 第三者機関に相談する
  • etc…

一つずつ解説します。

対処法①「相手が変わることを、期待しない」

理由は、心へのダメージを最小限に抑えるため。

  1. 相手が変わる可能性は「限りなく低い」のに、相手が変わることを期待してしまう
  2. 期待値が大きければ大きいほど、「期待を裏切られたときのダメージ」が甚大になる
  3. 「パワハラのダメージ+期待を裏切られたダメージ」の両方を受けてしまう
    相手が変わることを、「はじめから期待しなければ」、パワハラだけのダメージで済む
  4. 結果、心のダメージを最小限に抑えることができる

実際に私も、相手が変わることを期待しなくなってからは、心のダメージが減りました。

それに加えて、「この人はこういう人だから、しょうがいない」「どうせなにをしてもパワハラされるなら、ムリに好かれようとしなくていい」という諦めの気持ちやうまれました。

結果、なにをいわれてもどうでもよくなり、心が少し楽になりました。

対処法②「無になる=無関心になる」

理由は、「心の揺れ」を最小限に抑えるため。

実際に私は、パワハラしてくる人に対して、以下のことをおこない「無になる=無関心になる」を徹底しました。

  • 媚びない
  • 相手にしない
  • 言い返さない

結果、それまで大きく変動していた心の揺れが少なくなり、パワハラを受け流すことができる「心の余裕」がうまれました。

対処法③「意識的に感情を抑制する」

理由は、相手に付け入る隙を与えないため。

具体的には「なにを言われても常に平静をよそおい」、落ち込む姿や焦っている姿をみせないようにします。

実際に意識的に感情を抑制するようになってから、「こいつになにを言っても、おもしろくない」と思ったようで、パワハラを受ける頻度が減りました。

感情を抑制する方法としては、自分含めすべての状況を客観的に捉え、上空から見下ろしている感じを意識するのが効果的です。

対処法④「自分に明らかな非があるとき以外は、謝らない」

理由は、自分の価値を下げないようにするため。

というのも、自分の価値を下げる行為(なんでもかんでも謝る)を繰り返してしまうと、「こいつになら、なにを言っても、なにをやっても大丈夫」と、過度なマウントをとられてしまう危険が大だから。

そういった危険な状態を防ぐためには、行動一つひとつに明確なルールを設け「自分で自分の価値を下げない努力」をすることが重要になります。

実際に私の場合、「自分に明らかな非があるとき以外、謝らない」を徹底するようになってから、相手と一定の距離を保つことができるようになり、過度なマウントをとられることが劇的に減りました。

対処法⑤「とにかく勉強して実力をつける」

理由は、相手と同等もしくは、相手より優位にたつため。

そもそもとして、パワハラを受けてしまうのは、パワーバランスで相手に劣っているのが一つの原因です。

そのパワーバンスを覆すためには、とにかく勉強して、実力で相手を上回ることが重要になります。

もちろん、先輩看護師には経験値で大きな差があり、実力差をうめることは容易ではありません。

とはいえ、そこで諦めていたら、いつまでたってもパワハラから抜け出すことができなくなってしまいます。

パワハラへの怒り・憎悪・嫌悪・怨みをエネルギーに、とにかく勉強してパワハラに対抗できる実力を身につけましょう。

対処法⑥「第三者機関に相談する」

理由は、適切でベストなアドバイスをもらうため。

実際問題、パワハラで精神的に追い詰められればられるほど、心の余裕がなくなり、視野が狭くなり、思考停止の状態に陥りやすくなってしまいます。

そういった状態では、正常な判断ができなくなり、「逃げる」という回避行動をとれない事態に陥ってしまう危険があります。

第三者機関に相談するというのは、そういった最悪な事態を回避するための「有効な手段」となります。

パワハラの相談先

第三者機関として、以下のような相談先があります。

パワハラが原因で退職してもOK【看護師なら低リスクで転職できる】

結論として、以下のような症状が2週間以上続く場合は、「すぐに仕事を辞めるor転職して環境を変える」ほうがいいです。

理由は、うつ病の可能性があるから。

【気分や行動面】
  • 憂うつ感、絶望感、悲しみなど、沈んだ気持ちが続く。
  • 意欲が湧かず、何も楽しめない(楽しくない)と感じている。
  • ささいな出来事や他の人の言動で、自分を責めてしまう。「自分という人間には価値がない」という思いが強い。
  • 気力が低下し疲れやすい。思考力や集中カが低下している。仕事や日常生活において、作業能率が落ちている(あるいは、そう感じる)。
【身体面】
  • 重く締めつけられるような頭痛。
  • 腰痛、肩こリ、身体の節々の痛み。
  • 食欲不振、胃の痛み。
  • 発汗、息苦しさなど。

*引用:すぐに役立つ暮らしの健康情報ーこんにちは2011年3月号:メディカル・ライフ教育出版

【朗報】看護師なら低リスクで転職できる

なぜなら、看護師資格さえもっていれば、いざというときでも衣食住に困ることがないから。

具体的には、以下の記事で解説しています。

【看護師を辞めたいあなたへ】辞めても人生詰まない【ブログで解説】看護師を辞めたいけど、辞めた後のことが不安…。というか、本当に「看護師を辞めてもいいのか?」も知りたい。看護師を辞める前に、やるべきことを知りたい。看護師を辞めたいと考えているので、実際に看護師を辞めた人のブログから情報収集したいです。こういった疑問に答えます。...

余談:介護系の職場ではパワハラをうけませんでした

ちなみに私は、介護系の職場に転職した経験がありますが、どの職場でもパワハラを受けることはありませんでした。

そういった経験から、「パワハラが少ない職場に転職したい」と、考えているなら介護系をおすすめします。

転職するなら看護師転職サイトを利用するべし

結論として、転職を考えているなら、転職サイトを利用したほうがいいです。

なぜかというと、転職サイトを利用しないと、大きな損をしてしまうから。

具体的には、以下のとおり。

  • 求人の情報量が不足する
  • 今後のキャリアや仕事の悩みについての、アドバイスがもらえない
  • 転職先に最適な、履歴書・職務経歴書かどうか判断できない
  • 見学日・面接日の調整を自分で行わないといけない
  • 条件・待遇面の交渉を自分で行わないといけない
  • 内定後の雇用条件の良し悪しを完璧把握できない
  • 内定辞退の連絡を自分でいなければいけない

実際に私も、転職サイトを利用して転職しましたが、求人情報の検索や履歴書・職務経歴書の添削・面接対策、面接日の設定、etc…など、「本来ならお金を払って利用するであろうサービス」を、すべて利用することができました。

転職サイトの利用方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

看護師転職サイトの完全利用ガイド【失敗しないためのマニュアル書】看護師転職サイトの利用を考えている。とはいえ、 右も左もわからない状態なので、どんな感じで利用すればいいか知りたい。また、実際に転職サイトを利用した人の立場から、おすすめの看護師転職サイトを教えてほしい。こういった疑問に答えます。...