看護師

40代看護師の転職は難しい【結論としては、半分正解・半分不正解】

40代看護師の転職は難しいか知りたい。

40代看護師でも、病院以外に転職できるか知りたい。

40代看護師が転職する場合の注意点を知りたい。

こういった疑問に答えます。

朝比奈
朝比奈

この記事を書いている私は、看護師歴10年。

現在は看護・介護の転職アドバイザーとして活動しています。

看護師の転職に関して、実体験にもとづいて解説します。

40代看護師の転職は難しい【半分正解・半分不正解】

結論として、40代看護師の転職が難しいというのは「半分正解・半分不正解」です。

なぜなら、同じ40代看護師でも、置かれている状況によって、転職の難しさがまったく異なるからです。

ここではわかりやすいように、以下の3人の看護師を例にしてみます。

  • 40代看護師A:経験年数20年|病院勤務(20年)
  • 40代看護師B:経験年数10年|病院勤務(5年)→クリニック勤務(5年)」
  • 40代看護師C:経験年数5年|病院勤務(2年)→介護施設勤務(3年)

40代看護師A:経験年数20年|病院勤務(20年)の場合

病院経験が20年あれば、基本的に転職の難易度はかなり低くなります。

理由はシンプルで、どんな職場でも働くことができる知識・スキルが身についていると言えるからです。

実際に病院勤務が20年ある看護師の場合は、基本的にどのような職場にいっても即戦力として重宝される傾向にあります。

総合病院勤務なら転職の幅が広がる

病院勤務のなかでも、いわゆる総合病院勤務でさまざまな科を担当してきているなら、転職の幅がさらに広がります。

理由はシンプルで、幅広い知識・スキルを兼ね備えた応用力やが高い看護師であると認識されるからです。

実際に採用担当者さんと話すことがあるのですが、以下のようなことをいっていました。

採用担当者
採用担当者
病院勤務で幅広い知識スキルを身につけた看護師なら、病院→病院、病院→介護施設幅、病院→クリニック、etc…など、どの職場に転職したとしても大きな戦力となるので、採用する側としてもとても貴重な人材なんです。

40代看護師B:経験年数10年|病院勤務(5年)→クリニック勤務(5年)の場合

この場合も、基本的に転職の難易度は低いといえます。

なぜならクリニック経験だけでなく、病院勤務が5年あるからです。

実際に看護師転職市場では、病院勤務の有無は結構な確率で重要視されます。

仮に経験年数が10年がすべて、クリニック勤務だった場合、転職の難易度はまったく異なります。

転職先によって難しさが変わる

看護師Bさんの場合は、転職先によって転職の難易度が変わってきます。

理由としては、「病院勤務→クリニック勤務」という流れで転職活動をおこなっているからです。

転職の難易度が上がる職場

看護師Bさんの場合は、急性期病院や大学病院への転職を考えている場合には、転職の難易度は上がると考えたほうがいいです。

理由は、以下のとおり。

  • 年齢的な問題→体力面での不安や将来への期待度が低い(若い世代に比べて)
  • 経験年数の問題→病院経験が5年あるが、ブランクも5年ある

実際、急性期病棟や大学病院では、「激務に耐えることができ、伸び代がある比較的若い人材」が好まれる傾向があります。

とはいえ、転職できないというわけではありません。

あくまでも、転職の難易度が上がる傾向があるということです。

とはいえ、基本的に転職の難易度は低い

そうはいうものの、看護師Bさんの場合は急性期病棟や大学病院以外なら、基本的に転職の難易度は低いといえます。

理由は、以下のとおり。

  • ブランクはあるものの、病院勤務が5年ある
  • クリニック勤務を含め、看護師経験としては10年ある

実際、看護師はさまざまな職場で不足しています。

そして、そういった多くの職場で、看護師Bさんのような人材が求められています。

そういった意味でも、転職の難易度は低いといえます。

ちなみに…

看護師が求められている職場には、以下のようなものがあります。

病院 クリニック 診療所
臨床開発モニター コールセンター 美容クリニック
介護施設 デイサービス 保健所
リゾートナース 大学の保健室 訪問入浴
保育園 訪問看護 ツアーナース
治験コーディネーター 企業看護師 献血ルーム
救護室 障害福祉施設 児童養護施設
教員 乳児院 健診センター
イベントナース クリニカルスペシャリスト etc…

40代看護師C:経験年数5年|病院勤務(2年)→介護施設勤務(3年)

看護師Cさんの場合は、選ぶ職場によって看護師AさんBさんより、転職の難易度が上がります。

その一番の理由は、病院勤務の経験が少ないからです。

繰り返しになりますが、看護師転職市場では、病院勤務の有無と経験年数が結構な確率で重要視されます。

そのため看護師Cさんの場合が、急性期病院や大学病院へ転職する場合は、看護師Bさんに比べてさらに難易度が上がることになります。

【朗報】ただ一般職に比べて転職の難易度は低い

とはいうものの、看護師Cさんの場合も、一般職に比べると転職の難易度は低いです。

一番の理由は、需要と供給のバランス。

しかも看護師の場合は、国家資格が必要なため誰でも働くことができないというのも大きな理由です。

需要と供給の関係については、厚生労働省の看護職員需給見通しの今後の進め方について(案)の、看護職員確保対策についてでは以下のような明記があります。

社会保障・税一本改革の試算では、2025年に看護職員が約196〜約206万人も必要とされており、今後、仮に3万人/年のペースで増加しても、約3万人〜13万人分のギャップが生じるとされている。

出典元:第2回看護職員需給見通しに関する検討

40代看護師が転職するときの注意点【難しいかどうかはあなた次第】

40代看護師が転職するときには、以下のことを注意することが大切です。

  • 過剰なエゴとプライドは捨てる
  • 自分の市場価値を正確に把握する

解説します。

 過剰なエゴとプライドは捨てる

40代看護師が転職するときは、過剰なエゴとプライドを捨てることが重要です。

理由はシンプルで、人間関係に悪影響を及ぼす大きな要因だからです。

実際に、過剰なエゴやプライドを捨てることができないと、新しい転職先のルールを破るような行動をとってしまう危険があります。

郷に入れば郷に従え

経験として、40代看護師の転職で大切なのは「郷に入れば郷に従え」的な考えをもつことです。

なぜかというと、新しい職場にはそれぞれのルールがあるからです。

しかも、これらのルールは、職場として決められているものから、職員のなかで暗黙の了解的に決められているルールなどさまざまです。

当然ながら、それらのルールのなかには、あなたが容認しがたいルールも存在します。

そういったなかで、過剰なエゴとプライドを捨てることができていないと、ルールを破るような行動をとり周囲との関係性に悪影響を及ぼす恐れがあります。

転職者=新参者

基本的に「転職者=新参者」です。

新参者がルールに文句をいえば、既存の職員から疎ましく思われてしまう危険があります。

そういったトラブルを避け、周囲と円滑に仕事をすすめるためには、過剰なエゴとプライドを捨てる必要があります。

自分の市場価値を正確に把握する

40代看護師が転職するときは、自分の市場価値を正確に把握することが重要です。

なぜなら、自分の市場価値がわかっていないと、最適な転職先を選ぶことができないからです。

実際、中途採用で求められているのは、即戦力として実務能力がある人材です。

そして、即戦力として実務能力というのは、転職先によって大きく異なります。

それを正確をに知るためにも、自分の市場価値を正確に把握することが重要なことです。

自分の市場価値を把握すれば給料アップも狙える

転職を有利に進めるためにも、自分の市場価値を正確に把握するのは大事なことです。

なぜなら、自分の市場価値次第で、給料アップなど条件面での交渉をすることができるからです。

現実問題、世の中は価値提供の場です。

仮に自分の市場価値が高いと判断したなら、安売りせずに、自分の価値を最大限あげる努力をするべきです。

自分の市場価値を知る方法

一番わかりやすいのが、看護師転職サイトに登録することです。

理由はシンプルで、看護師市場を一番リアルに知っているからです。

当然、自分が思った以上に市場価値が低い可能性も十分にあります。

逆に、思った以上に市場価値が高いことが判明することもあります。

いずれにしても、今後の看護師人生を有意義に過ごすためには、現実としっかりと向き合う必要があります。

【無料】私が実際に利用した転職サイト3選

病院以外の転職は難しい?【40代看護師の現実】

結論として、3年程度の病院経験があれば、基本的に難しくないです。

理由はシンプルで、多くの職場で看護師が不足しているからです。

ただ、選ぶ職場によっては、転職が難しくなります。

【経験談】派遣看護師のススメ

病院以外の転職を考えているなら、まずは派遣看護師もありだと思います。

理由:理由は以下の通り。

  • 派遣会社に登録すれば、いろいろな職場を経験できる
  • 職場が変わっても雇い主は変わらないので、履歴書に傷がつかない
  • 大抵の場合、時給がいい
  • なにかあっても派遣会社が間に入ってくれる
  • 勤務の融通が利くので、考える時間をつくることができる

実際に私も派遣会社を利用しましたが、履歴書を傷つけることなく、さまざまな職場を体験することができました。

ちなみに、派遣会社にはそれぞれ得意な分野があるため、複数の派遣会社に登録するのがいいと思います。

私が実際に利用したオススメの派遣会社