転職した後のことが不安で転職する勇気が出ない…辞めるべき?行動するべき?
転職しても後悔するのではと思い勇気が出ない…
転職したいが、経験年数が短いため転職する勇気がでない…
こういった疑問に答えます。
現在は転職アドバイザーとして活動しています。
看護師転職に関して、実体験にもとづいて解説します。
転職する勇気がでない看護師に必要なのは【鈍感力】
転職する勇気がでない看護師に必要なのは「鈍感力」です。
なぜなら、鈍感力を身につけると、転職の失敗を必要以上に恐れなくてすむようになるからです。
実際に私も、鈍感力を身につけることで、転職への第一歩を踏み切ることができました。
まじめに考えすぎるから勇気がでない【鈍感力=適当に生きる】
鈍感力を身につけるためには、適当に生きることが大切です。
なぜかというと、物事をまじめに考えすぎてしまうと、漠然とした不安が大きくなり、転職する勇気が小さくなってしまうからです。
実際に私も適当に生きることをはじめてからは、不安と上手につき合えるようになりました。
こういった生き方ができるようになったのは、物事に対する「善・悪」の考え方をシフトチェンジしたからです。
適当に生きるのは悪いことではない
これを読んでいる人のなかには、「適当=いい加減=悪」と考える人もいると思います。
ただ、個人的には「適当すぎる=いい加減すぎる」のが「悪」であって、「適当=いい加減」は「善」だと思います。
そう思うのは、「適当」という言葉に以下のような意味があるからです。
- ある状態や目的などに、ほどよく当てはまること=いい加減
「ほどよく当てはまる」という思考が大切
実際、転職活動においては「ほどよく当てはまる」という思考が大切になります。
それがわかったのは、転職活動をおこなっていくなかで、完璧を求めていたら何もすることができないと気づいたからです。
それに気づいてからは、80〜90点でも成功という思考になり、より気軽な気持ちで転職活動をおこなうことができるようになりました。(もちろん、前提として100点は求めてます。)
看護師転職では【失敗を前提】で行動する勇気も大切
転職においては、失敗を前提で行動する勇気も大切です。
なぜなら、失敗を前提にすれば、必要以上に失敗を恐れることがなくなるからです。
実際、失敗への必要以上の恐れは、あなたの不安を増幅させ、思考を停止させ、行動不可にしてしまいます。
そのような悪循環を防ぐために役立つのが、鈍感力であり、適当に生きることです。
適当に生きることのメリット
適当に生きることのメリットは、物事に完璧を求めなくてよくなることです。
- そもそも10〜20点の失敗は織り込み済み
- だから80〜90点でも成功
実際問題、行動には常に失敗がつきまといます。
とはいえ、行動しないと現状を変えることができないのも事実です。
この2つのバランスを上手にとる方法が、適当に生きるということになります。
看護師転職で重要なのは取捨選択する勇気
転職では、取捨選択する勇気が重要です。
なぜなら、取捨選択をすることができないと、良くも悪くも現状を変えることができないからです。
ちなみに、取捨選択とは「必要なものを選び取り、不要なものを捨てること」です。
取捨選択するためには自己分析が必須
なぜかというと、自己分析をおこない、仕事をする上で大事にしたい価値観を明確にしないと、取捨選択をすることができないからです。
手順としては、以下のとおり。
- 自己分析をおこない、大事にしたい価値観を明確にする
- 大事にしたい価値観の取捨選択をおこなう
自己分析をおこなう
自己分析をおこなうときには、キャリアプラン作成補助シートを活用するといいです。
キャリアプランシートは、厚生労働省のジョブカード制度の一つで、「ジョブカード制度総合サイト」というホームページから無料でダウンロードすることができます。
*参照:厚生労働省・ジョブカード制度総合サイト
大事にしたい価値観の取捨選択をする
残念ながら、大事にしたい価値観のすべてが手に入るわけではありません。
重要なのは、得るものと犠牲にするものの取捨選択をすることです。
たとえば、以下のとおり。
- スキルアップの環境を得るためには、収入の維持を犠牲にする必要がある
- やりがいを得るためには、完璧な人間関係を犠牲にする必要がある
取捨選択するときにも、鈍感力が大切
なぜかというと、行動に失敗はつきものだからです。
転職した結果、スキルアップよりお金が大事だった、やりがいより人間関係が大事だったなど、転職して本当の気持ちに気づくことがあります。
とはいえ、これらの気持ちは実際に転職しないとわからないものです。
【朗報】看護師の場合は比較的転職しやすい職種の一つ。
失敗したとしてもやりなおすことができるので、必要以上に失敗を恐れず鈍感力をもって行動するべきです。
ただし、看護師経験3年未満の場合は、ちょっと事情が変わります。
看護師経験3年未満の方へ【転職しない勇気と転職する勇気が必要】
結論として、経験年数3年未満の場合は、転職する勇気だけでなく「転職しない勇気」も必要になります。
なぜなら、最低でも病棟経験を3年積んだほうが、転職先選びの幅が広がるからです。
病院以外の転職先では、経験年数○年以上という職場がある
そういった職場では、1フロアあたりの看護師の絶対数が少ないため、実務能力や即戦力が求められます。
また、看護師の絶対数が少ない職場では、病棟のように十分な教育体制が整ってないことも多々あるため、経験年数3年未満では正直厳しいところがあります。
たとえばクリニックの場合
ほとんどのクリニックでは、看護師1〜2人体制で、以下のことをおこなう必要があるため、臨機応変に対応できる判断力や一人で業務をこなすことができる実務能力・即戦力が求められます。
- 検査や心電図測定、内視鏡、レントゲン、小さなオペの介助
- 採血・点滴
- 薬剤の在庫確認や発注
- 急患・急変患者への対応
- etc…
転職しない勇気にも鈍感力が鍵になる
なぜなら、心の安定を保ち、転職したい気持ちを落ち着かせるめに重要だからです。
具体的には、他者評価を気にしない、他人と自分を比べないようにします。
他者評価を気にしない
たとえば、看護師に向いてないとか、看護師辞めたほうがいいという他者評価はムシです。
その代わりに、常に自己評価し、改善するための努力を続けることをします。
他人と自分を比べない
他の人ができているのに、自分はできていないと考えるのもNG。
そもそも、他人ができて自分ができないことなんて当たり前の話です。
比べるのは過去の自分と現在の自分。
過去の自分と比べて、現在の自分のほうが少しでも成長しているならそれでOK。
転職しない勇気も大事だが、我慢しすぎるのはNG
転職しない勇気も大事ですが、もっと大事なのは自分自身を守ってあげることです。
そのためには、体に異変を感じた時点で、転職する勇気を出すことが重要です。
なぜなら、我慢しすぎると心を壊してしまうから。
実際、転職する勇気をもつことができず、我慢しすぎてしまいうつ病になってしまった看護師を何人も知っています。
そのなかには、復帰したとしても以前のように仕事ができない人や、そもそも復帰することすらできない人もいました。
そのような事態を防ぐためには、我慢しずぎることなく転職する勇気を出すことが大切です。
経験年数3年未満の転職なら第二新卒扱いになる可能性大
第二新卒とは、大学・短大・専門学校卒業と同時に就職した後、入社3年以内に転職活動をする人のことを指します。
実際、転職先によっては、新卒と同じ「将来性や仕事への意欲」という点をメリットに感じて、第二新卒を積極的に採用しているところもあります。
ただし…短期間×頻回の転職は評価が厳しくなる
1年に3回、半年毎の転職など短期間×頻回に転職を繰り返している場合は、転職先の幅が狭まると思ったほうがいいです。
理由はシンプルで、「採用したとしてもすぐに辞めてしまうのではないか…」という採用担当者の不安を高まってしまうからです。
転職繰り返さないためには【転職前の思考】が重要
なぜかというと、転職前の思考が不十分だと、転職に失敗してしまう可能性が高くなるからです。
実際に転職に失敗しやすい人というのは、以下についての思考が不十分なことが多いです。
- 転職の目的が明確ではない
- 優先順位が明確ではない
- 転職時期が明確ではない
- 情報収集が不足している
- 自分の市場価値が明確ではない
- キャリア設計が明確ではない
具体的な内容と対処法については、以下の記事で解説しているので、参考にしてもらえるとうれしいです。
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