辞めてよかったと思うなら、その理由を知りたいです。
あと「看護師を辞めなければよかった…」、という後悔をしたないので、実際に看護師を辞めた経験がある人から、「辞める前にやるべきこと」や「看護師から別の仕事に転職するための方法」、「看護師を辞めた後の生活」などについて聞きたいです。
こういった疑問に答えます。
現在は、転職アドバイザーとして活動しています。
私自身、看護師を辞めて「一般職+副業」という形で働いていますが、毎日のように「あー看護師を辞めてよかった」と実感しています。
その理由は、人生の「幸せ指数が格段にアップ」したから。
実際、看護師を辞めたことで「さまざまなストレッサーから解放」され、心身ともに穏やかに過ごせる日が増えました。
もちろん、看護師を辞めるということには、リスクやデメリットが伴いました。
ただそれ以上に、大きな大きなメリットを実感しているので、やっぱり看護師を辞めてよかったです。
今回はそんな私の実体験にもとづいて、「看護師を辞めてよかった理由」や「辞める前にやるべきこと」、「看護師から別の仕事に転職する方法」、「看護師を辞めた後のリアルな生活」などに関して解説します。
看護師を辞めてよかったです【一番の理由→幸せ指数があがった】
「看護師を辞めてよかったですか?」と聞かれたら、迷わず「辞めてよかった」と答えます。
なぜかというと、看護師を辞めたことで、人生の「幸せ指数が格段にアップした」から。
幸せ指数が格段にアップした理由は、以下のとおり。
- 身体的・精神的負担が激減した
- ストレスが激減し、心身ともに穏やかに過ごせる日が増えた
- 人生に希望ができ、「生きていて楽しい」と思えることが増えた
理由①「身体的・精神的負担が激減した」
理由は、「夜勤がない生活」を送れるようになったから。
実際、看護師を辞めたことで、「夜寝て、朝起きる」という規則的な生活を送れるようになりました。
とくに夜勤が大の苦手だった私にとって、「夜勤がない、規則的な生活」を送れることは、このうえない幸せになっています。
理由②「ストレスが激減し、心身ともに穏やかに過ごせる日が増えた」
理由は、さまざまなストレッサーから解放されたから。
- 看護師特有の陰湿な人間関係
- 上司や医師からの理不尽な扱い
- 不規則な生活
- 命に関わるプレシャー
- etc…
実際に今は、看護師を辞め一般職で働いていますが、病院のような陰湿な人間関係も、理不尽な扱いを受けることもありません。
また「一つのミスが、命を奪うことになる…」という心理的なプレッシャーも、一般職にはありません。
もちろん、看護師を辞めたからといって、ストレッサーから完全に解放されるわけではないです。
とはいえ、看護師時代に比べれば全然マシ。
むしろストレスが激減して、心身ともに穏やかに過ごせる日が増え、幸せな指数が格段にアップしました。
理由③「生きていて楽しい、と思えることが増えた」
なぜなら、看護師を辞めて外の世界に飛び出したことで、「自分が本当にやりたい仕事」をみつけることができたから。
実際、自分が本当にやりたい仕事をみつけてからは、仕事に対しての意欲や向上心、モチベーションが高くなっただけでなく、楽しみながら仕事をおこなえるようになりました。
さらに、苦痛だった仕事が楽しめるようになったことで、生きていて楽しいと思えることも増えました。
看護師を辞めずにいたら、仕事が楽しいと思うことはなかったと思います。
そういった意味でも、看護師を辞めてよかったです。
看護師を辞めてよかったけど…【デメリットもあった】
私が実感したデメリットは、以下の通り。
- 給料が下がる
- 転職がハードモードになる
デメリット①「給料が下がる」
多くの場合、看護師を辞めると給料が下がります。
理由は、以下のとおり。
- 基本給が下がる
- 夜勤手当がなくなる
- ボーナスの激減or支給されない場合がある
- etc…
とくに大きな痛手となったのが、「夜勤手当の消滅」と「ボーナスの激減」。
たとえば夜勤手当の場合、毎月約4万円、「年間で約48万円」が消滅しました。
またボーナスも、年間で「約90万円→約5万円」まで激減しました。
とはいえ、人生の幸せ指数が格段にアップしたことを考えれば、給料が下がるくらい大したデメリットではなかったです。
デメリット②「転職がハードモードになる」
とくに「中途採用+看護師以外の仕事」にシフトチェンジする場合、転職がハードモードになります。
理由は、以下のとおり。
- 職歴が看護師経験しかないと…、
- 看護師以外の仕事に対して、実務能力・即戦力がゼロ状態…。
- それに対して中途採用では、実務能力・即戦力のある人材が求められている
- 結果、希望する職種の実務能力・即戦力ゼロの場合、転職がハードモードになる
実際に私も、書類選考で落とされた過去があり、自分の無力さにかなりヘコミました。
とはいえ、看護師から別の仕事へ転職することは可能。
むしろ別の仕事に転職するときにこそ、看護師資格+経験が「大きな強み」になります。
実際に私も、看護師経験しかない状態で一般職に転職しましたが、「看護師経験を積んでおいてよかった」と心から思いながら転職活動をしていました。
経験年数を積んでから、看護師を辞めてよかった【低リスクで転職できたから】
結論として、看護師を辞めるなら「3年をやりきってから」のほうがいいです。
というのも、3目年をやりきってから看護師を辞めると、「低リスク」で他の仕事に転職できるようになるから。
3年目をやりきると、低リスクで他の仕事に転職できる理由
一番の理由は、「3年目をやりきる=実務能力・即戦力が身につく=仕事&衣食住に困らなくなる」から。
具体的には、以下のとおり。
- 中途採用では、実務能力・即戦力のある人材が求められていて…
- 3年目をやりきると、求められている実務能力・即戦力が身につく。
- そのため実務能力・即戦力が身についていれば…
- 転職に失敗してもひとまず看護師に戻れる(=仕事&衣食住に困らなくなる)。
- 結果、3年目をやりきれば「低リスク」で他の仕事に転職できる
ちなみに…
看護師が「低リスク」で転職できる理由が、もう一つあります。
それが今後も続く看護師不足。
実際、看護師不足に関しては厚生労働省の看護職員受給見通しの今後の進め方について(案)の、看護職員確保対策についてで以下のような明記があります。
社会保障・税一本改革の試算では、2025年に看護職員が約196〜約206万人も必要とされており、今後、仮に3万人/年のペースで増加しても、約3万人〜13万人分のギャップが生じるとされている。
このように、今後も看護師不足が続くため、多くの医療・福祉現場で看護師が必要とされます。
結果、「仕事&衣食住に困ることがない」ため、低リスクで他の仕事への転職に挑戦することができます。
実際に私が看護師から一般職へ転職できたのも、「仕事&衣食住に困ることがない=人生の保険」があったのがかなり大きいです。
看護師以外の仕事に転職してよかった【理由+他職種に転職する方法】
私は今、一般職として働いていますが、苦労してでも看護師以外の仕事に転職してよかった、と思っています。
その一番の理由は、「自分の視野の狭さと、小さな世界のなかで生きていた事実」に気づくことができたから。
とくに大きかったのが、「会社に属すことなく、個人で稼ぐ人たち」との関わりをもてたこと。
そういった人たちと関わりをもてたことで、「看護師は看護師しかできない」「看護師は病院で働くべきだ」「組織に属して働くのがあたりまえ」「etc…」など、先輩看護師から植え付けられた負の固定概念を壊すことができました。
その結果、今では副業で3〜5万円/月の継続収入と、10万円/回の単発収入を得るスキルを身につけることができ、会社に縛ら得れる時間を少し減らせました。
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看護師から別の仕事に転職する方法
結論として、まずは「派遣看護師+希望する職種でアルバイト」という形で働くのがいいです。
理由は、以下のとおり。
- 看護師から別の仕事(未経験の職種)に転職する場合…
- 転職したい分野の経験値をあげることが転職成功の鍵になる。
- というのも、中途採用では「即戦力のある人材」が求められているから
- そのため「派遣看護師×未経験の職種でアルバイト」という形で、経験を積むことは…
- 転職を成功させるための有効な手段になる。
派遣看護師を推奨する理由
それは、以下のようなメリットがあるから
- 時給がよくて、勤務の融通がきく
- 収入を確保しながら、転職したい職種の経験を積める
実際問題、未経験の職種の実務能力を身につけてる間は、収入がガクンと下がってしまいます。
そういった意味で「ある程度の収入を確保しながら、転職したい職種の経験を積める」、派遣看護師をすることには大きなメリットがあります。
派遣看護師なら時給2,000円を超える求人もある
具体的には、以下のとおり。
時給 | |
病院 | 1,800〜2,200円 |
検診センター | 1,600〜1,800円 |
保育園 | 1,500〜2,000円 |
特別養護老人ホーム | 1,500〜2,000円 |
有料老人ホーム | 2,000〜2,200円 |
デイサービス | 1,450〜2,000円 |
訪問入浴 | 1,580〜1,800円 |
コールセンター | 1,900〜2,000円 |
クリニック | 1,500〜2,000円 |
*2022年3月時点
参照:MC-ナースネット
そのため、派遣看護師として働きながら、未経験の職種でアルバイトという形でも、そこそこに収入を確保することができます。
- 「1,000円/時間×8時間/日×10日/ヶ月」=8万円
- 「2,000円/時間×8時間/日×10日/ヶ月」=16万円
- 「8万円」+「16万円」=24万円
こんな感じで、派遣看護師と未経験の職種でアルバイトの2軸でいけば、ある程度の収入を確保しながら、転職したい職種の経験を積むことがきます。
経験者がオススメする派遣会社
なお派遣会社に登録するときは、実績があり求人数の多い大手の派遣会社を選ぶようにしましょう。
またより良い求人を探すためには、複数の派遣会社に登録して、なるべく多くの求人を比較検討することが重要です。
わたしが実際に利用してよかったオススメの派遣会社は、下記の3つ。どの派遣会社も実績があり求人数も豊富で、担当になってくれた方もとてもいい方でした。
派遣会社 | 求人数 |
MC-ナースネット | 約2,000件 |
看護のお仕事 | 約10,000件 |
ナースパワー | 約2,000件 |
看護師派遣ってどうなの?【メリットやオススメの派遣会社を紹介!】では、派遣看護師の具体的な働き方や、注意すべきこと、メリット・デメリットなどに関して解説しているので、参考にしてもらえれば幸いです。
派遣看護師をするには看護師経験が必要
理由は、派遣看護師では基本的に、実務能力・即戦力が求められるから。
そういった意味でも、看護師を辞めるなら、3年目をやりきったほうからの方がいいです。
看護師を辞めてわかった【辞めてよかったと思える場合】
私は以下のような理由で看護師を辞めましたが、辞めてから一度も後悔していません。
むしろ、辞めてよかったと毎日のように思っています。
- 看護師にやりがいを感じなくなった
- 本当にやりたいことがみつかった
理由①「看護師にやりがいを感じなくなった」
看護師を辞めてよかったと思えた1つ目の理由は、「やりがいを感じない状態」から脱することができたから。
実際、看護師を辞めて新しい挑戦をした結果、仕事にやりがいがうまれ、楽しみながら仕事ができるようになりました。
もしも不安な気持ちに負けて、看護師を辞めることができず、やりがいのない状態から脱することができなかったら、数年後にひどい後悔をしていたと思います。
そういった意味でも、「やりがいを感じなくなった」という理由で、看護師を辞めてよかったです。
理由②「本当にやりたいことがみつかった」
私が看護師を辞めてよかったと思えた2つ目の理由は、「目的をもって」看護師を辞めたから。
実際に私の場合、「本当にしたいことを実現する」という目的があったことで、失敗や困難を「成長に必要なもの」と前向きに捉えることができました。
もしも、なんの目的もなく看護師を辞めていたら、失敗や困難に直面するたびに「あー看護師辞めなければよかった…」と後悔していたと思います。
そういった意味でも、「本当にやりたいことがみつかった」という理由で、看護師を辞めてよかったです。
看護師を辞めてよかったと思える【未来を手に入れる方法】
結論、なによりも先に「自己分析」をおこなうことが重要です。
理由は、以下のとおり。
- 自己分析をおこなうと「どう生きたいか?」が明確になる
- そして「どう生きたいか?」わかると、「理想の生き方」にむかって行動できるようになる
- すると「失敗=後悔」ではなく…、
- 「失敗=理想の生き方に近づくための経験」と捉えることができる。
- 結果、どんな失敗をしても後悔することがなくなるので…、
- 「看護師を辞めてよかった」と思える未来を手に入れることができる。
実際に私の場合も、看護師を辞めてからこれまで、数え切れないほどの失敗をしてきましたが、一度も後悔したことはありません。
むしろ、「失敗を繰り返すたびに、理想する生き方に近づけている」、やっぱり看護師を辞めてよかったと思うことができています。
自己分析をする方法
まずは無料で利用できる「キャリアプラン作成補助シート」を利用すれば問題なしです。
キャリアプラン作成補助シートには、自分の個性・性格や仕事を選ぶうえでのこだわり、自分の強み・弱み、将来取り組みたい仕事や働き方などに答える項目があります。
これらの項目を一つずつ答えていくことで、自己理解をおこなうことができ、最終的に「どう生きたか」を明確にすることができます。
キャリアプラン作成補助シートのダウンロード先
キャリアプラン作成補助シートは、厚生労働省のジョブカード制度の一つで、「ジョブカード制度総合サイト」から無料でダウンロードすることができます。
*参照:厚生労働省・ジョブカード制度総合サイト
一人で考えても、明確な答えがでない…
そんな場合は、誰かに相談するのが最適解。
というのも、自分が本当に思っていることを明確にするためには、誰かと「話をしながら」頭の中を整理することが大切だから。
相談する相手は、話しやすい相手なら親でも友人でも、同期、先輩でも誰でもOK。
また、今だと「どう生きたいか?」を明確化してくれる、キャリア支援サービスもあります。
私のように、「周囲の人に相談できない」「相談したけど、否定的な意見しか返ってこない」などの状況で悩んでいるなら、プロのキャリアトレーナーに相談するのがいいです。
詳しくは、以下の記事で紹介しているので、一度、みてもらえるとうれしいです。
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