どうすれば辞められる?
こういった疑問に答えます。
- 退職できない…という状況に陥ってしまう原因
- 退職できないときの対処法
勇気をだして退職したおかげで、地獄のような病院勤務から抜け出せ、今は一般企業で働けるようになりました。
「今の職場を辞めたいけど、退職できない…」という状況を回避するためには、絶対に退職するという強い覚悟をもつことが重要。
絶対に退職するという強い覚悟をもつことで、
- 引き止めれば、退職を阻止できるかもしれない
- あやふやにすれば、退職を諦めてくれるかもしれない
- 拒否すれば、退職をなかったことにできるかもしれない
と思われてしまう状況を回避できます。
わたしが無事に退職できたのも、退職するという強い覚悟をもって、退職交渉にのぞんだのが大きいです。
今回はそんな私の実体験にもとづいて、退職できない…という状況に陥ってしまう原因や、退職できない時の対処法などについて解説していきます。
多くの看護師が「退職できない…」「辞められない…」と悩んでいる

安心してください。「退職できない…」「辞められない…」と悩んでいるのは、あなただけではありません。
あなたと同じように、多くの看護師が「退職したくてもできない…」という状況に苦しんでいます。
実際、退職できない…という悩みを抱えている看護師の声をみてみると、
などの声が。多くの看護師が「退職したくてもできない…」という状況に苦しんでいることがわかります。
看護師が「退職できない…」という状況に陥ってしまう原因

では、看護師が退職できない状況に陥ってしまう原因には、どんなものがあるのでしょうか。主な原因は以下の4つ。
- 人手不足を理由に退職を拒否される
- 強い引き止めにあってしまう
- 師長にとってマイナス要因となる
- 奨学金の返済がある
原因①|人手不足を理由に退職を拒否される
人手不足は、退職できないという状況をつくりだしている原因の一つ。
実際、人手不足を理由に退職を拒否されている看護師の声をみてみると、
などの声が。多くの看護師が、人手不足を理由に退職を拒否されていることがわかります。
一方で人手不足はすぐに解消されるものではなく…「人手不足を理由に退職できない」という病院側の主張を受け入れてしまうと、いつまでたっても退職できないという状況に陥ってしまう危険が。
実際、人手不足については、厚生労働省の看護職員受給見通しの今後の進め方について(案)のなかで、以下のような明記があります。
社会保障・税一本改革の試算では、2025年に看護職員が約196〜約206万人も必要とされており、今後、仮に3万人/年のペースで増加しても、約3万人〜13万人分のギャップが生じるとされている。
このように、今後も病院を含む多くの医療・福祉現場で看護師が不足するため、人手不足の解消は期待できません。
人手不足の解消が期待できない中で、人手不足を理由にした退職拒否を受け入れるのは危険。
退職している未来を手に入れるためにも、人手不足を理由にした退職拒否を受け入れるのはやめましょう。
原因②|強い引き止めにあってしまう
師長や部長からの強い引き止めも、退職できない状況に陥ってしまう原因の一つ。
実際、マイナビ看護師が行った調査でも、約8割の看護師が退職時に引き止めにあったことがある、と回答しています。
引き止められた方法で、とくに多かったのが以下のケース。
- 退職時期の提案された
- 異動の提案された
- ただただ説得された
上記の他にも、勤務時間・休日の見直しを提案されたや強引に引き止められた、退職の話し合いを拒否されたなどがランクインしていました。
さらに、強い引き止めにあい退職できない状況に陥っている看護師の声をみてみると、
などの声が。多くの看護師が強い引き止めにより、退職できない状況に陥ってしまっていることがわかります。
原因③|師長にとってマイナス要因となる
あなたの退職が、師長にとってマイナス要因になってしまうことも、退職できない状況を作りだしてしまう原因に。
実際、あなたが退職してしまうと、
- 勤務表をつくるのが大変になってしまう
- 管理能力がないと思われてしまうかもしれない
- 上層部からの評価が下がってしまうかもしれない
- 新しい看護師を採用しないといけないし、教育するのに時間とコストがかかってしまう
など師長にとってはマイナス要因ばかりが降りかかってきます。
師長としては、マイナス要因となってしまうあなたの退職を防ぎたいと思うのは自然な流れ。
さまざまな手段を使って、あなたの退職を思いとどまらせようとするため、退職できない状況に陥ってしまいます。
原因④|奨学金の返済がある
奨学金を借りている場合、奨学金の返済問題が退職できない状況を作りだしてしまう原因に。
実際、奨学金の返済問題を抱えている看護師の声をみてみると、
などの声が。奨学金の返済問題により、退職できない状況に陥ってしまっていることがわかります。
退職できない…と悩んでる看護師必見!辞められない時の対処法

では「今の職場を辞めたいけど、退職できない…」という状況に陥らない、もしくは抜け出すためには、どうすればよいのでしょうか。対処法は以下の5つ。
- 絶対に退職するという強い覚悟示す
- 就業規則にあわせて退職希望日の申し出を行う
- 強い引き止めへの備えをする
- 先に転職先を決める
- 相談相手を変える
対処法①|絶対に退職するという強い覚悟示す
退職に対して迷いがあると、
- 引き止めれば、退職を阻止できるかもしれない
- あやふやにすれば、退職を諦めてくれるかもしれない
- 拒否すれば、退職をなかったことにできるかもしれない
と思われ退職できない…という状況に陥ってしまう危険が。
退職できない…という状況を回避するためには、退職に対する迷いをすて「絶対に退職するという強い覚悟を示す」ことが重要です。
絶対に退職する、という強い覚悟を示すために重要になるのが「伝え方と立ちふるまい」。
伝え方については、退職の相談するのではなく、退職を決断した旨を伝えることが大事。
- 相談:退職したいと思っています
- 決断:退職させていただきます
退職の相談をするのではなく、退職決断の意思を伝えることで、退職できない…という状況を回避しやすくなります。
立ちふるまいについては、曖昧な態度ではなく、断固とした態度で退職交渉にのぞむことが大事。
退職を決断した旨を伝えると、引き止めにあう、あやふやにされる、拒否されるなど、あの手この手で退職への道を閉ざそうとしてきます。
退職への道を閉ざそうとしてきているときに、曖昧な態度をとってしまうと「退職を阻止できるかもしれない」という隙を与えてしまい、退職できない状況に陥ってしまう危険が。
対処法②|就業規則にあわせて退職希望日の申し出を行う
退職できない…という状況を回避するためには、退職希望日の根拠を示したうえで、退職の申し出をおこなうことが重要。
どれくらい前に退職の申し出をすればよいかの根拠は、就業規則に明記されています。
たとえば、就業規則で定められている期限が「1か月」の場合は、1か月前に退職の申し出をおこなえばOK。
退職希望日を伝える前に、就業規則を確認して退職希望日の根拠を示せるようにしましょう。
ただし退職する時期によっては、就業規則という根拠を示したうえでも、退職を拒否されてしまう場合があります。
実際、マイナビ看護師が行った調査でも、5〜11月の退職者の割合が少なく(約5%)、3月の退職者の割合が最も多い(約35%)という結果が。年度末(3月)以外の退職が難しいことがわかります。
裏を返せば、年度末(3月)であれば、退職がしやすいということ。待てるのであれば、退職する時期を年度末(3月)に合わせると、円満退職しやすくなります。
なお退職日の合意がとれたら、書面としてしっかりと残しておきましょう。後になって言った言ってないの水掛け論になったときの証拠になります。
対処法③|強い引き止めへの備えをする
強い引き止めは「退職できない…」という状況に陥ってしまう原因のひとつ。
退職できない…という状況を回避するためには、強い引き止めにあいにくい退職理由を考えることが重要です。
強い引き止めにあいにくい退職理由として、ネガティブなものはNG。ポジティブな転職理由を考えましょう。
ポジティブな転職理由には、以下のようなものがあります。
- 語学留学のために転職したい
- スキルアップのために転職したい
- 看護師以外の仕事を経験するために転職したい
- 本当にやりたいことを実現するために転職したい
- 今の病院ではできないことを経験するために転職したい
なお退職理由を伝えるときは、師長からの質問に答えられるように、ある程度の下調べをしておくことが必須。
たとえば「今の病院ではできないことを経験するために転職したい」を退職理由にする場合は、転職先をいくつかピックアップして、転職先の特徴や転職先でできることなどを調べましょう。
転職先についての情報収集をするときには、自力での検索だけでなく、看護師転職サイトの活用もオススメ。
対処法④|先に転職先を決める
退職できない…という状況を打破するためには、先に転職先を決めて、強制的に退職せざるを得ない環境をつくることも重要。
強制的に退職せざるを得ない環境をつくることで、退職の意思が固まり、強い覚悟をもって退職交渉にのぞむめるようになります。
さらに、退職前に転職先を決めておけば、退職から転職までの間隔をあけずに、次の職場で働けるようになり「貯金がない場合」や「次の転職先が見つかるか不安な場合」でも安心して退職できるように。
なお転職先を決めるときは、看護師転職サイトの活用して、転職先のリアルな様子を知ることが重要。
実際、看護師転職サイトを活用すると、
- 比較検討できる求人数が増える
- 希望する求人を探してくれる
- 内部情報をゲットできる可能性がアップする
- 職場見学のセッティングをしてくれる
など網羅的かつ多角的に情報収集ができます。
とくに「思っていたのと違った…」「こんなはずじゃなかった…」「前の職場の方がよかった…」など、転職後の後悔を防ぐためには、職場見学をおこない、転職先のリアルな情報を知ることが必須。
とはいえ「見学だけをさせてほしい」という連絡をするのはけっこうハードルが高いですよね。
一方で、看護師転職サイトを活用すれば、転職エージェントがあなたの代わりに職場見学のセッティングをしてくれるので、ストレスフリーで情報収集を行うことが可能に。
さらに、看護師転職サイトを活用すれば、転職エージェントが転職のサポートをしてくれるため、在職中でも効率的かつ効果的に転職活動をすすられます。
上記のような悩みを抱えている時は、看護師転職サイトの選び方や、オススメの転職サイトについて詳しく解説している「【転職経験者が厳選】看護師転職サイトランキングTOP3を紹介!」を参考にしてもらえるとうれしいです。
対処法⑤|相談相手を変える
- 絶対に退職するという強い覚悟で退職交渉にのぞんだ…
- 就業規則を根拠に退職日の交渉をおこなった…
- 強い引き止めにあいにくい退職理由を伝えた…
にも関わらず「退職できない…」という状況に陥ってしまった場合は、看護部長や人事部など師長以外の人の相談しましょう。
なお、相談相手を変えても「退職できない…」という状況が改善されなず、一人ではどうしよもなくなってしまった場合は、わたしNEXTなどの退職代行サービスの活用がオススメ。
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【まとめ】退職できない状況から抜け出すためには強い覚悟が必須

今回は、退職できない…という状況に陥ってしまう原因や、退職できない時の対処法などについて解説してきました。
結論として「今の職場を辞めたいけど、退職できない…」という状況に陥らない、もしくは抜け出すためには、絶対に退職するという強い覚悟をもつことが重要。
絶対に退職するという強い覚悟をもつことで、
- 引き止めれば、退職を阻止できるかもしれない
- あやふやにすれば、退職を諦めてくれるかもしれない
- 拒否すれば、退職をなかったことにできるかもしれない
と思われてしまう状況を回避できます。
「退職を阻止できるかもしれない」という隙を与えないようにするためにも、強い覚悟をもって退職交渉にのぞみましょう。
退職できない…という状況を打開するためには、膨大なエネルギーが必要に…。しかし、退職して働く環境を変えられれば、今よりいい環境で働くことも十分に可能です!
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- マイナビ看護師|看護師白書2020