できれば、いじめに対する対処法などを知りたい。
そもそも、いつまでいじめを我慢すればいい?
もう、どうすればいいかわからないので、他にも同じような経験をした看護師の話を聞きたいです。
こういった疑問に答えます。
現在は転職アドバイザーとして活動しています。
私も看護師時代のときは、理不尽なイジメに毎日のように苦しめられていました。
とくに私の場合は、「人見知り+コミュニケーション下手」だったので、余計にイジメの対象になりやすかったです。
ただ、そんな私も自分なりの対処法をみつけることで、なんとか看護師を10年間続けることができました。
今回はそんな私の実体験にもとづいて、看護師のいじめ関して解説します。
看護師ですが、理不尽ないじめに苦しんでいます…【苦しい気持ち痛いほどわかります】
理不尽ないじいめに苦しんでいるあなたの気持ち、痛いほどわかります。
なぜなら、私自身も看護師時代に先輩看護師からの理不尽ないじめに苦しめられていたから。
実際に私が受けたいじめは、以下のようなもの…。
- 小さなミスを過剰なほど責めたててくる
- 人間性を否定するような暴言を言われ続ける
- 面倒な仕事を押し付けてくる
- 悪口・陰口を言われる
- 無視される
- 患者さんや、同僚の前で度を過ぎた説教をされる
- etc…
上記のとおりで、テンプレ通りのいじめを受けていました。
実例①「小さなミスを過剰なほど責めたててくる」
記録にほんと少しだけミスがある…、点滴が少しだけ遅れている…、言葉の言い回しを少し間違えた…、etc…など、思い返せばきりがありません。
もちろん,ミスした私も悪いので、ミスを指摘されるのはしょうがいないことです。
ただ、ほんの少しのミスを過剰に責めたてて、ミスとは関係ないところまでボロクソにいってくるのは、かなり辛かったです。
実例②「人間性を否定するような暴言を言われ続ける」
「あんたなんて生きてる意味ない!」「この世からすぐに消えてほしい!」「あんたって本当に使えない人間!」「etc…」など、今思い返しても心臓が痛くなります。
先輩看護師から言わせると、指導の一貫みたいですが、どう考えても「いじめ」としか思えませんでした。(今でもそう思います…)
実例③「面倒な仕事を押し付けてくる」
先輩看護師から仕事を押し付けられたら、基本的に断ることができませんよね。
それが、あからさまにやりたくない面倒な仕事だとしても…。
しかも、仕事を押し付けてきた先輩看護師が、先に帰っているなんてこともありました。
まさに、理不尽で不公平でパワハラ的なイジメ…、もうあの頃には、戻りたくないと今でも強く思います。
具体例④「悪口・陰口を言われる」
「お願いだから、声を発しないで」「私の視界にはいるところで仕事しないで」「邪魔、とにかく邪魔」「etc…」など、悪口を言われるたびに、自分は必要のない人間なんだと考えてしまいました。
直接言われるのもキツイですが、休憩室でも悪口を言われていると同期から言われたときは、ここには自分の居場所はないんだなと絶望していました。
実例⑤「無視される」
申し送りをきいてくれない…、仕事を教えてくれない…、協力を頼んでもきてくれない…、etc…など、特定の先輩看護師から一定期間、無視されていました。
挙句の果てに、業務についてなにも教えてくれないのに、ミスをしたら過剰に責め立ててくる…。
しかも、無視されるとわかっていても、その先輩看護師にしか頼めない状況が多々あり、毎回、憂鬱な気持ちになりながら、話しかけていました。(もちろん、ほぼ無視されてました…)
幸い、比較的早い段階でその先輩看護師が異動になってくれたので、救われました。
実例⑥「患者さんや、同僚の前で度を過ぎた説教をされる」
いじめというより、もはや公開処刑…。
そもそも、ミスをしただけで落ち込んでいる、説教されてさらに落ち込んでいるのに、トドメの公開処刑。
もう、メンタルボロボロでした。
いじめに苦しんでいる看護師がおこなうべき対処法【相手に期待するのはNG】
一番重要なのは、相手に期待せず、自分を変えることです。
なぜかというと、ただただ相手に期待しているだけでは、イジメられるという状況を変えることは、ほぼほぼ不可能だからです。
体験談:私が相手に期待して失敗した話
実際に私も、いつか状況が変化してイジメがなくなるだろうと、他人や環境に期待して待っていました。
しかし、いくら待っても状況は、ほぼほぼ変わりませんでした。
それを悟ってから、少しずつ自分を変える努力をするようになった結果、状況がいい方向に変わっていきました。
よくある質問「自分を変えるって具体的にはどうゆうこと?」
ここでは、「自分を変える=自己肯定感を上げる」と定義しています。
そして、自分を変える(自己肯定感を上げる)ことができれば、自信がつき、相手に対する見方を変えることができるようになります。
具体的には、以下のとおり。
- 自信がつくと、相手の言動や行動に敏感になりにくくなり、振り回されることが減る
- 自信がつくと、相手からの否定的な言動や行動を小さなものに変えることができる
- 自信がつくと、なぜこの先輩はこんな言動や行動をとるのだろう、と考える余裕ができる
自己肯定感を上げる方法
私がおこなった方法は、以下のとおり。
- どんなことも前向きに捉える練習をする
- 否定的な言葉ではく、肯定的な言葉を意識してつかう
- 楽しめる範囲で体を動かす時間をつくる
- 思いっきりリラックスできる時間・環境をつくる
- 後悔ではなく反省を、失敗を否定せずに成功の鍵と考える
- 他人ではなく、自分を最優先で考えて行動するようにする
- etc…
実際に私は上記のことを意識しておこなうことで、徐々に自己肯定感を高めていくことができました。
だからといって、いじめが劇的に減ったわけではありませんが、相手からの否定的な言動や行動を小さなものに変えることができ、生きやすい人生を送れるようになりました。
とはいえ、我慢の限界はある
自己肯定感を上げることは、いじめに対する有効な手段の一つではありますが、それと同時に我慢の限界というものがあります。
それに気づかずに我慢しすぎてしまうのは、人生において大きなデメリットになってしまうので注意が必要です。
いじめを我慢しすぎるのはダメ【看護師なら低リスクで転職できる】
なぜなら、うつ病を発症してしまう危険があるから。
具体的には、以下のような症状が、2週間以上続く場合はうつ病の可能性があるので、我慢せずに「辞めるor転職する」べきです。
- 憂うつ感、絶望感、悲しみなど、沈んだ気持ちが続く。
- 意欲が湧かず、何も楽しめない(楽しくない)と感じている。
- ささいな出来事や他の人の言動で、自分を責めてしまう。「自分という人間には価値がない」という思いが強い。
- 気力が低下し疲れやすい。思考力や集中カが低下している。仕事や日常生活において、作業能率が落ちている(あるいは、そう感じる)。
- 重く締めつけられるような頭痛。
- 腰痛、肩こリ、身体の節々の痛み。
- 食欲不振、胃の痛み。
- 発汗、息苦しさなど。
引用:すぐに役立つ暮らしの健康情報ーこんにちは2011年3月号:メディカル・ライフ教育出版
もちろん、上記の症状がなくても、耐えられないほど苦しい思いをしているなら、我慢せずに辞めてもいいと思います。
看護師なら低リスクで転職できる
なぜなら、看護師資格さえもっていれば、いざというときでも衣食住に困ることがないから。
具体的には、以下の記事で解説しています。
https://life-climber.com/nurse-quit-blog/
転職するなら看護師転職サイトを利用するべし
なぜなら、以下のようなメリットがあるからです。*すべての転職サイトに当てはまるわけではありません。
- 転職に必要な情報が手に入る
- 求人探しが楽になる
- 時間を有効活用できる
- ネットには乗っていない情報が手に入る
- 転職についての相談ができる(家族や友達に話せないこと)
- 言いにくいことが言える
- 気軽に見学に行ける
- 気兼ねなく複数の面接を受けることができる
- 雇用条件の食い違いを防ぐことができる
なお「失敗しない看護師転職サイトの使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。
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