とはいえ周りにフリーランス看護師として働いている人がいないので、誰にも相談できません。
そもそも看護師がフリーランスという形で働くことは可能ですか?
可能なら「フリーランス看護師になる方法」や「フリーランス看護師の働き方」、「フリーランス看護師のメリット・デメリット」、「フリーランス看護師として働く方法」などについて知りたいです。
こういった疑問に答えます。
現在はフリーナースの学校を運営しています。
「病院をやめてフリーランス看護師として働きたい…」、その気持ち痛いほどよくわかります。
なぜならわたし自身、組織(病院)に属して死ぬまで看護師で働くという未来に絶望し、フリーランス看護師になった一人だから。
実際にフリーランス看護師になってわかったのは、デメリット以上のメリットがあるということです。
とくにわたしの場合は、フリーランス看護師になったことで「人生の幸福度がグンっとアップ」し、生きていることを楽しめるようになりました。
もちろん病院をやめたことで、収入が下がるなどのデメリットもありましたが、フリーランス看護師になったことで「デメリット以上のメリットを得られた」ので後悔は一切していません。
今回はそんな私の実体験にもとづいて、
- フリーランス看護師になる方法
- フリーランス看護師の働き方
- フリーランス看護師のメリット・デメリット
- フリーランス看護師として働く方法
などについて解説します。
フリーランス看護師として働きたい…【その気持ちわかります】
「病院をやめて、フリーランス看護師として働きたい…」、その気持ち痛いほどよくわかります。
なぜならわたし自身、下記のような理由で病院をやめ、フリーランス看護師になった一人だから。
- 「看護師・病院以外」の働き方をしたい
- 「組織に属さず仕事ができる」働き方をしたい
- 「旅をしながら仕事ができる」働き方をしたい
- 「職場や上司の都合に縛られない」働き方をしたい
- 「やりがいをもって仕事ができる」働き方をしたい
- 「一緒に働く人を自分自身で選べる」働き方をしたい
- 「本当にやりたいことに注力できる」働き方をしたい
- 「自分の努力が直接的に収入につながる」働き方をしたい
- 「ツライ状況でも楽しみながら仕事ができる」働き方をしたい
- 「働く時間や休みを自分自身でコントロールできる」働き方をしたい
とくに「組織に属さず仕事ができる働き方をしたい」と「旅をしながら仕事ができる働き方をしたい」という2つの想いは、フリーランス看護師になるための大きな原動力になりました。
フリーランス看護師になることは可能です【しかも低リスクで挑戦できる】
結論として、看護師資格+経験があれば、「低リスク」でフリーランス看護師になれます。
というのも看護師+経験があれば、基本的に仕事に困らないから。
- 病院以外を含む、多くの現場で看護師が不足している
- それに加えて、今後も看護師不足が続く
- そのため看護師資格(+経験)があれば、基本的に仕事(衣食住)に困ることがない
- 衣食住に困らなければ、「失敗しても人生詰まない」
- 結果、低リスクでフリーランス看護師になることができる
なお看護師不足に関しては、厚生労働省の看護職員受給見通しの今後の進め方について(案)の、看護職員確保対策についてで以下のような明記があります。
社会保障・税一本改革の試算では、2025年に看護職員が約196〜約206万人も必要とされており、今後、仮に3万人/年のペースで増加しても、約3万人〜13万人分のギャップが生じるとされている。
このように病院を含む「多くの医療・福祉現場」で、今後も多くの看護師が必要とされます。
そのため看護師資格+経験があれば、「仕事に困らない=衣食住に困らない=人生詰まない」ため、低リスクでフリーランス看護師になることができます。
ちなみにわたしはフリーランス看護師として、「派遣看護師」や「ブログ運営」、「看護師ライター」などさまざまな働き方をしています。
フリーランス看護師になってわかった【メリット・デメリットをブログで解説】
結論として、フリーランス看護師になりたいと考えているなら、「勇気をだして挑戦したほうがいい」です。
理由は、デメリット以上のメリットがあるから。
実際にわたしもフリーランス看護師になったことで、以下のようなメリットを得ることができました。
- 自由度の高い働き方ができる
- 人間関係の悩み・ストレスが劇的に減る
- 病棟看護師のままでは不可能だった「収入アップ」が狙える
メリット①「自由度の高い働き方ができる」
フリーランス看護師になると、自由度の高い働き方ができます。
理由は、「働く時間や休日のとり方など」を自分で決めれるようになるから。
例①「派遣看護師の場合」
派遣看護師の場合、正社員と違い「ライフスタイルに合わせた働き方ができる」というメリットがあります。
実際にわたしの場合は、副業をおこなう時間を確保するために、以下のような働き方をしていました。
- 3〜4日/週:派遣看護師
- 2〜3日/週:副業
こんな感じで正社員だと難しい働き方でも、派遣看護師なら自由度の高い働き方をすることができます。
このほかにも…、
- 「3ヶ月だけ派遣看護師をして、3ヶ月は旅行をする人」
- 「週5勤務に疲れたから、1年位は週2〜3日勤務でゆっくり過ごす人」
- 「離島にいきたいから、期間限定の離島ナースとして働く人」
など、それぞれのライフスタイルに合わせた働き方をしている看護師もいました。
こういった働き方ができるのは、派遣看護師の大きなメリットといえます。
例②「ブログ運営の場合」
ブログ運営の場合には、時間・場所に縛られず仕事ができるというメリットがあります。
理由は、「パソコンとネット環境」があれば、いつでもどこでも仕事ができるから。
たとえば…
- 休日の午前中に作業
- お気に入りのカフェにで作業
- 出勤前のちょっとした時間で作業
- 仕事終わりのちょっとした時間で作業
- 就寝前のちょっとしたスキマ時間で作業
- etc…
などブログ運営ならあなたの好きな場所、好きなタイミングで仕事をすることができます。
わたしの場合は、集中力を保つのがとにかく苦手なので、「午前中は家で作業、午後は気分転換にカフェで作業」などあの手この手をつかって仕事をおこなっています。
ちなみに今は、ちょっといいイスを買うためのリサーチとして、シェアオフィスで仕事中です。
例③「看護師ライターの場合」
看護師ライターの場合もブログ運営とおなじで、基本的に時間・場所にしばられずに仕事ができるというメリットあります。
理由もおなじく、「パソコンとネット環境」があれば、いつでもどこでも仕事ができるから。
実際にわたし自身、看護師ライターとしてフルリモートで働いているため、好きな場所で仕事をするなど「自由度の高い働き方」ができています。
メリット②「人間関係の悩み・ストレスが劇的に減る」
フリーランス看護師になると、人間関係の悩み・ストレスが劇的に減ります。
理由は、下記のような働き方ができるようになるから。
- 人と関わる時間が減るから
- 仕事にいく日数が減るから
- 期間限定+やめる前提だから
- 最悪、働く場所をかえれるから
- 看護師以外の人と仕事できるから
- 自宅で一人でモクモクと作業できるから
- etc…
例①「派遣看護師の場合」
派遣看護師の場合、「人と関わる時間を減らせる」というメリットがあります。
理由は、「高時給+短時間」で働けるから。
実際、派遣看護師なら時給2,000円超の職場で働けるため、正社員では不可能だった「週休4日」を実現することも可能です。
- 2,500円/時間 ☓ 8時間/日 ☓ 4日/週 ☓ 4回/ヶ月 = 320,000円
- 2,500円/時間 ☓ 8時間/日 ☓ 3日/週 ☓ 4回/ヶ月 = 240,000円
このように派遣看護師なら週休3日、さらには週休4日で働くことが可能。
かりに週休4日で働いた場合、「週に3日しか」人と関わる必要がなくなるので、人間関係の悩み・ストレスを劇的に減らせます。
例②「ブログ運営の場合」
ブログ運営の場合には、「組織に属さず仕事ができる」というメリットがあります。
理由は、パソコンとネット環境があれば「すべての作業を自己完結」させられるから。
実際にわたしも、ブログ運営において必要な作業を、「すべて一人」でおこなっています。
その結果、人と関わる時間がゼロになり、理不尽なコトを言われたり、心をえぐられるコトを言われたりすることがなくなり、人間関係のストレスが劇的に減りました。
例③「看護師ライターの場合」
看護師ライターの場合には、基本的に「一人でモクモクと仕事ができる」というメリットがあります。
理由は、「フルリモートワーク」で働けるから。
実際にわたしのも看護師ライターとして、基本は自宅勤務、必要なときだけチャットやZoomでつながり、あとは一人でモクモクと記事執筆をおこなう、という働き方をしています。
とうぜんながら人と関わる時間が減るので、人間関係の悩み・ストレスが劇的に減りました。
しかも一緒に働く人も看護師とまったく無関係の人たちなので「ドロドロの人間関係に巻き込まれることもなくなり」心の安らかなな日々を送れています。
メリット③「病棟看護師のままでは不可能だった、収入アップが狙える」
フリーランス看護師になると、病棟看護師では不可能だった「収入アップ」がねらえます。
理由は、働いた時間や成果がそのまま収入として反映されるから。
例①「派遣看護師の場合」
派遣看護師の場合、時給が高ければ高いほど「より短い時間で、より多くの収入」を得られるというメリットがあります。
- 2,500円/時間 ☓ 8時間/日 ☓ 4日/週 ☓ 4回/ヶ月 = 320,000円
- 2,500円/時間 ☓ 8時間/日 ☓ 5日/週 ☓ 4回/ヶ月 = 400,000円
このように派遣看護師なら夜勤なし日勤のみで、「週5勤務なら40万円」「週4でも32万円」の収入を得ることができるんです。
正社員の平均月収が約30万円(夜勤あり)という統計と比較してみると、かなりいい月給といえます。
しかも「夜勤なし日勤のみ」なので、空いた時間と体力をちがうことに使えるというメリットも。
実際にわたしもそうした時間を活用して、コツコツとブログ運営をおこなった結果、「看護師以外の方法で収入を得る方法」をみにつけることができました。
例②「ブログ運営の場合」
ブログ運営の場合には、看護師以外の方法で収入アップを狙えるというメリットがあります。
理由は、看護師にはないメリットがあるから。
- 利益率が高い
- 広告収入が得られる
- 仕事の選択肢が広がる
- コンテンツが資産になる
- Webライティングスキルがみにつく
- Webマーケティングスキルがみにつく
- etc…
実際にわたしはブログ運営をおこなったことで、「3〜5万円/月」の継続収入と「10万円/1回」の単発収入を得るスキルを身につけられました。
しかもブログ運営の場合は、つくったコンテンツが資産になっていくので、正しい努力をつみあげれば「100万円以上/月の収入」を得ることも可能。
さらにブログ運営で得た収入は、100%自分の利益になるというメリットも。
ちなみにわたしの場合、ブログ運営をおこなったことで、Webライティングスキル・Webマーケティングスキルがみにつき「看護師ライター」としても働けるようになりました。
例③「看護師ライターの場合」
看護師ライターの場合、「スキル・知識・経験をかけ合わせる」ことで収入アップを狙えるというメリットがあります。
というのも看護師ライターの場合は、「文字単価」と「執筆スピード」によって得られる収入がかわるから。
具体的には、下記のとおり。
- 0,5円/文字単価 × 3,000文字/記事 × 15記事/ヶ月 = 22,550円
- 1,5円/文字単価 × 3,000文字/記事 × 15記事/ヶ月 = 67,550円
- 2,5円/文字単価 × 3,000文字/記事 × 20記事/ヶ月 = 150,00円
上記のとおりで看護師ライターの場合、文字単価をあげることで収入をアップさせることができます。
さらに執筆スピードを上げれば「1ヶ月に書く記事数が増える」ため、収入をさらにアップさせられるんです。
これ看護師として働いてたら、絶対できませんよね…。
こんな感じで看護師ライターなら、病棟看護師のままでは不可能だった「収入アップ」が狙えます。
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【結論】フリーランス看護師になるメリットは大【ただしデメリットもあり】
実際にわたしもフリーランス看護師になったことで、多くのメリットを得ることができました。
- 自由度の高い働き方ができる
- 人間関係の悩み・ストレスが劇的に減る
- 病棟看護師のままでは不可能だった「収入アップ」が狙える
ただその一方でフリーランス看護師にも、デメリットはあります。
- 一時的に収入が下がる
デメリット「一時的に収入が下がる」
フリーランス看護師になると、多くの場合、収入が下がってしまいます。
理由は、下記のような状態に陥るから。
- 夜勤手当がなくなる
- ボーナスが減る or なくなる
実際にわたしの場合も、フリーランス看護師になったことで「夜勤手当が+ボーナス」がなくなり、収入がガクッと下がりました。
- 夜勤手当の消失:年間で約50万円
- ボーナスの減少:年間で約90万円
年間で約130万…、かなり大きいですよね。
とはいえわたしは、フリーランス看護師になったことを一切後悔していません。
そう言い切ることができるのは、デメリットよりもメリットの方が圧倒的に大きかったから。
とくにフリーランス看護師になってからは、人生の幸福度があがり「生きていて楽しい」と思えることが格段に増えました。
フリーランス看護師になる方法をブログで解説【固定概念をすてるべし】
フリーランス看護師になるためは、固定概念をすてることが重要です。
なぜなら固定概念にしばられていると、フリーランス看護師になるための第一歩をふみだせないから。
とくに下記のような固定概念にしばられているなら、今すぐにすてるべきです。
- 看護師は、病院で働くべき
- 看護師は、正社員で働くべき
- 看護師は、看護師として働くべき
- 看護師は、医療・福祉の分野で働くべき
- etc…
実際にわたしも上記の固定概念をすてたことで、フリーランス看護師としての第一歩をふみだせました。
ちなみにわたしはフリーランス看護師のことを、「看護師以外の仕事ができ、勤務形態にこだわらず柔軟な働き方ができる人」と定義しています。
固定概念をすてると、フリーランス看護師になれる理由
理由は、選択肢の幅がグーンっとひろがるから。
実際にわたしも固定概念をすてたことで、
- 介護系の職場で働いたり
- 起業の手伝いをしたり
- 一般企業に転職したり
- 副業でブログ運営したり
とさまざまな働き方を経験できました。
その結果、いまは副業で2〜3万円の継続収入をえられるスキルや、看護師ライターとしてフルリモートワークで働けるスキルが身につき「フリーランス看護師として楽しい毎日」をすごせています。
よくある質問「新人でもフリーランス看護師になれるの?」
新人でもフリーランス看護師になれますが、できれば「3年の病棟経験」をつんでからの方がいいです。
なぜなら3年の病棟経験をつむと、下記のような「メリットを得られる」から。
- 人生の保険ができる
- 働き方の幅がひろがる
- 転職先選びの幅がひろがる
とくに「人生の保険ができる」というは、フリーランス看護師になるための重要な要素になります。
人生の保険がフリーランス看護師になるうえで重要な理由
理由は、「低リスク」でフリーランス看護師になれるから。
実際に3年の病棟経験をつむと、仕事(衣食住)に困ることがなくなるため「低リスク」でフリーランス看護師に挑戦できます。
わたしがフリーランス看護師というリスキーな働き方に挑戦できたのも、「人生の保険」があったからです。
フリーランス看護師の働き方をブログで解説【どう生きたいかを明確にするべし】
フリーランス看護師の働き方は、多岐にわたります。
というのもフリーランス看護師の場合、「どんな生き方を実現したいか」によって、働き方を自由に選べるから。
たとえばわたしの場合は、「組織に属さず働きたい」「旅をしながら働きたい」という生き方を実現するために、さまざまな働き方をしてきました。
- 派遣看護師として働く
- アルバイトとして働く
- 起業の手伝いをする
- 一般企業で働く
- 副業でブログ運営をする
結果、いまは看護師ライターとしてフルリモートワークで働けるようになり、「旅をしながら働きたい」を実現できました。
よくある質問「どんな生き方を実現したいかがわからないときは、どうすればいい?」
「自己分析」をおこないましょう。
理由は、「どう生きたいか?」の答えを明確にすることができるから。
実際にわたしの場合も、自己分析をおこなったことで「どんな生き方を実現したいか」だけでなく、転職活動の軸・目的が明確になりました。
- どう生きたいか:組織に属すことなく働きたい
- 転職活動の軸:看護師資格を活かして、組織に属さず働く方法を身につける
- 転職の目的:まずは「病院以外の職場に転職」して、看護師の可能性を探る
自己分析をする方法
まずは無料で利用できる「キャリアプラン作成補助シート」を利用すればOK。
キャリアプラン作成補助シートには、自分の個性・性格や仕事を選ぶうえでのこだわり、自分の強み・弱み、将来取り組みたい仕事や働き方などに答える項目があります。
これらの項目を一つずつ答えていくことで、「どう生きたいか」を明確にすることができます。
キャリアプラン作成補助シートのダウンロード先
キャリアプラン作成補助シートは、厚生労働省のジョブカード制度の一つで、「ジョブカード制度総合サイト」から無料でダウンロードすることができます。
*参照:厚生労働省・ジョブカード制度総合サイト
一人で考えても、明確な答えがでない…
そんな場合は、誰かに相談するのが最適解。
というのも、自分が本当に思っていることを明確にするためには、「誰かと話をしながら」頭の中を整理することが大切だから。
相談する相手は、話しやすい相手なら親でも友人でも、同期、先輩でも誰でもOK。
また今だと、「どう生きたいか?」の明確化をサポートしてくれる、キャリア支援サービスもあります。
とくに「周囲の人に相談できない」「相談したけど、否定的な意見しか返ってこない」などの状況で悩んでいるなら、プロのキャリアトレーナーに相談するのがいいです。
くわしくは、以下の記事で紹介しているので、一度、みてもらえるとうれしいです。
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「どう生きたいか」が明確になったら、とにかくいろいろ経験するべし
なぜなら新しい経験をすることで、「フリーランス看護師としてどう働いていくか」という答えがみえてくるから。
実際にわたしの場合も、職種や勤務形態などにこだわらず、とにかく色々なことを経験したことで「自分なりのフリーランス看護師として形」をみつけられました。
求人を探すときは、転職サイトを利用した方がいい
なぜかというと、転職サイトは転職活動において「有益なツール」になるから。
実際、転職サイトを利用すると、
- 転職相談をおこなってもらえる
- 求人情報を網羅的にあつめられる
- 見学日・面接日の調整をおこなってもらえる
- 面接対策をおこなってもらえる
- 条件・待遇面の交渉をおこなってもらえる
などさまざまなメリットを得られます。
利用する転職サイトについては、働き方によってかえるべし
なぜなら転職サイトによって、得意としているものが異なるから。
- マイナビエージェントやリクナビネクストなどの「一般転職サイト」
なお看護師以外の働き方を選ぶ場合は、「面接に落ちることを前提」に転職活動をすすめましょう。
それというのも中途採用の場合、即戦力・実務能力のある人材が求められるから。
実際にわたしも看護師以外の職種に応募したときに、なんども落とされた経験があります。
そんな状況を打破するためにおこなったのが、「派遣看護師 × 未経験の職種でのアルバイト」という働き方でした。
フリーランス看護師として働くなら【派遣看護師 × 未経験の職種が最適解】
とくに看護師以外の経験をつみたいと考えているなら、「派遣看護師 × 未経験の職種」は最適な働き方です。
なぜなら派遣看護師には、下記のようなメリットがあるから。
- 時給がよくて融通がきく
- 収入を確保しながら、未経験の職種の経験をつめる
実際、派遣看護師なら時給2,000円をこえる求人があるため、「派遣看護師 として働きながら、未経験の職種でアルバイト」という形で働けます。
時給 | |
病院 | 1,800〜2,200円 |
検診センター | 1,600〜1,800円 |
保育園 | 1,500〜2,000円 |
特別養護老人ホーム | 1,500〜2,000円 |
有料老人ホーム | 2,000〜2,200円 |
デイサービス | 1,450〜2,000円 |
訪問入浴 | 1,580〜1,800円 |
コールセンター | 1,900〜2,000円 |
クリニック | 1,500〜2,000円 |
*2022年3月時点
参照:MC-ナースネット
- 「1,000円/時間 × 8時間/日 × 10日/ヶ月」= 8万円
- 「2,000円/時間 × 8時間/日 × 10日/ヶ月」= 16万円
- 「8万円」+「16万円」= 24万円
こんな感じで派遣看護師とアルバイトの両軸でいけば、ある程度の収入を確保しながら、未経験の職種の経験を積めます。
経験者がオススメする派遣会社
なお派遣会社に登録するときは、実績があり求人数の多い大手の派遣会社を選ぶようにしましょう。
またより良い求人を探すためには、複数の派遣会社に登録して、なるべく多くの求人を比較検討することが重要です。
わたしが実際に利用してよかったオススメの派遣会社は、下記の3つ。どの派遣会社も実績があり求人数も豊富で、担当になってくれた方もとてもいい方でした。
派遣会社 | 求人数 |
MC-ナースネット | 約2,000件 |
看護のお仕事 | 約10,000件 |
ナースパワー | 約2,000件 |
看護師派遣ってどうなの?【メリットやオススメの派遣会社を紹介!】では、派遣看護師の具体的な働き方や、注意すべきこと、メリット・デメリットなどに関して解説しているので、参考にしてもらえれば幸いです。
フリーランス看護師になったあとの注意点をブログで解説【住民税の備えが大事】
フリーランス看護師になったあとに大事なのが「住民税の備え」をしておくことです。
なぜなら住民税は「前年の所得をベース」に計算され、翌年の6月に納税通知書が届くため。
実際にわたしの場合は、収入が大幅にダウンしているところに、住民税の通知書が送られてきて、金銭的にかなりキツイ思いをしました。
過去に戻れるなら、「退職金を大事にのこしておけ」と自分に伝えたいです。
その他の税金についての注意点
「社会保険にはいらない働き方」をする場合は、注意が必要です。
理由は年金と保険料が給料から天引きされなくなり、自分でおさめることになるから。
社会保険適用については、厚生労働省の「社会保険適用拡大特設サイト」で確認してください。
なお保険については、「任意継続保険(2年間)」と「国民健康保険」のどちらかを選択することができます。
市役所にいくと、任意継続保険と国民健康保険の保険料の比較をしてくれるので、しっかりと確認するようにしましょう。
国民健康保険と任意継続保険の比較
メリット | デメリット | |
国民健康保険 | 保険料の減免申請ができる場合がある | 出産一時金は支給されるが、出産手当金は支給されない |
市区町村の健康保険課が問い合わせ窓口となるため、近くて安心できる | ー | |
任意継続保険 | 会社に勤務していたときと同じ給付を受けることができる(出産手当金や傷病手当金を除く) | 原則として2年間保険料は変わらない |
保険料の減免制度はない | 問い合わせ窓口である健康保険組合が遠方にある場合、書類到達まで時間がかかることがある | |
ー | 会社との折半がなくなるため、退職時の2倍の保険料がかかる |
なお任意継続保険を選ぶ場合は、資格喪失日から20日以内に「任意継続被保険者資格取得申出書」を提出する必要があります。